互 選 句
平成 26年 3月 1日~平成 26年 3月20日 投句分
番号 投    句               俳 号 得 票
1 望潮(しおまねき)に招かれ下りる干潟かな 高 越 2 票
(哲 朗) 干潮になると一斉に穴から出て招いているように見えます。
(浩 風) よく景がわかります。
 
2 春の風今は幸せ亡母(はは)が言ふ 旅 風 2 票
☆ 6人の子育ての苦労が今にして分かり、この一言が今なお忘れられません。
(媛 香) お母様が生前口癖のように今が幸せと言われて
      いたのでしょうね。
(峰 生) お母様と優しいお話しがができて何よりですね。
 
3 待ちわびた桜開花のニュースあり 菜の花 1 票
(浩 風) 待ちに待ったニュースですね。
 
4 音信れもなく紅梅は池に散る 峰 生 1 票
( 扇 ) サクラと違って梅の花びらは濃く一面赤や白で賑やかで
     素晴らしいでしょうね
 
5 女学生桃の節句や媛だるま 媛 香 1 票
( 扇 ) 女学生のまろやかで福やかな顔と 姫ダルマと
     にてたのでしょうか
 
6 ポケットのしまい忘れし土筆かな 4 票
(高 越) 散歩時に見つけたのでしょうか?
     土筆の初物だったのに惜しかったですね。
(哲 朗) 私も経験があります。
( 泉 ) うれしい忘れ物ですね。
(浩 風) 散歩道で摘んだ春のきざし忘れたのね。
 
7 紅白に滲む梅林今朝の雨 高 越 1 票
(旅 風) 情景が目に浮かんできます。
 
8 紙雛を画鋲で留めて子供部屋 哲 朗 7 票
( 扇 ) 子供達も女の子だけの姉妹でしょうか 賑やかで明るく
     いいですね
(そらまめ)自分で作ったお雛様でしょう。
(媛 香) 幼稚園児が色紙でお雛様を作ったのです。
     持ち帰った紙雛をお母さんが画鋲で飾ってあげたのです。
(菜の花) 子供さんらしいさぞ可愛いお部屋でしょうネ
(峰 生) 可愛いい子供部屋が見えますl。
(ゆづき) 孫わ可愛いね
(浩 風) 女の子の部屋かな。
 
9 春一番ぽかぽか陽気に誘われし
 
10 日本一開花の便り高知城 そらまめ 1 票
(峰 生) やはり高知。いい便りですねl。
 
11 搗きたての餅のごとくの春の土 3 票
(旅 風) 土も春の到来を待っていたのですね。
(菜の花) 土の暖かさの表現がいいですね
(石の花) 春の土の暖かさを上手く表現しています。
 
12 天守閣樹木(きぎ)に抱かれ春を待つ 菜の花 4 票
(旅 風) 樹木に抱かれてに一票です。
( 扇 ) 春は柔らかい緑の新芽に守られて天守閣もいっそう
     生えるでしょう
(高 越) そして、間もなく桜の花に抱かれるのでしょう。
( 泉 ) 芽吹きの季節ももうすぐですね!
 
13 風紋の上に靴跡春砂丘 哲 朗 2 票
(そらまめ)綺麗な砂丘に続く足跡、絵になるねー。
(石の花) 風紋と足跡のコラボレーション見事です。
 
14 春の雪石鎚の峰輝けし 3 票
(高 越) 綺麗な景色。今年は何度も見られました。
(哲 朗) 情景が目に浮かびます。
(石の花) 春雪の輝き見事です。
 
15 満開の河津桜に鳥の群れ 石の花 1 票
(菜の花) 小鳥さんもさぞかし桜開花を待っていたのでしょう
 
16 ゆったりと寄せくる波や風光る 浩 風 5 票
( 泉 ) うららかな海岸の様子が見えるようです。
(そらまめ)風光るがいいですね~。
(媛 香) 長閑な海辺、ゆったりと寄せ来る波キラキラと光り輝いている
     様が見えるようです。
(峰 生) ひねもす春の長閑な風景という所でしょうl。
(石の花) のたりのたりの句を思い出します。
 
17 花見酒飲めでも飲めぬ老年(:とし)の宴 峰 生 2 票
( 泉 ) 大丈夫、飲まなくても楽しみましょう!
(媛 香) お花見は楽しい歳を重ねるごと飲めてた酒も儘ならぬ
     飲めなく成った今我が身を振り返ったのでしょうね。
 
18 春動く米寿の里を訪ねばや 旅 風
☆ 恩師の米寿のお祝いに、故郷へ帰らねば・・・と詠みました。
 
19 春寒や昨日の夢の回顧録 石の花 1 票
(旅 風) 昨日の夢の回顧録・・・巧いですねえ。
 
20 寛永の砂絵くっきり松緑 媛 香 6 票
(高 越) 周囲の緑(松の芯、松の花)が砂の通宝を一層
     引き立てている。
(そらまめ)展望台へ上がるとこの句が出来る。
(菜の花) 砂絵と緑の対象がいいですね
(峰 生) 観音寺の大きな砂絵を思い出しました。
(ゆづき) 銭型をよく表現されてますね
(浩 風) 琴引公園のいい景ですね。
 
21 木蓮や白帆のごとく散りにけり そらまめ 3 票
(哲 朗) 白帆のごとくがいいです。
(菜の花) 木蓮は咲いているときも散っても綺麗ですね
(ゆづき) 木蓮の散る様を上手く表現されてます
 
22 片頬に三月の風と日差しかな
 
23 二つ目にそっと手が出る蓬餅 哲 朗 7 票
( 扇 ) 懐かしいよもぎ餅 一つや二つは食べた感じがしなく
     ついつい手が出ます。
(高 越) いい香りで旨そう。「そっと」出すところが、、、、、。
(そらまめ)春の匂いですね。
(菜の花) 摘み立ての蓬餅美味しそうですネ
(ゆづき) 美味しい蓬餅ついつい手も出ます
(石の花) よく感情が表現されています。
(浩 風)  いいですね。
 
24 春満月大海原に満ちあふる 2 票
(旅 風) 芭蕉の佐渡の句を思わせる雄大な光景ですね。
(哲 朗) 穏やかな海の情景が良く出ています。
 
25 潮満ちて暮春の風にほほ打たれ 石の花
 
26 友逝くや無為に馬齢(とし)積み春寒し 旅 風
☆ 同窓会の準備をしていると、また二人の同級生が旅立っていました。
 
27 春暁に描く航跡若田丸 高 越 1 票
  ☆ 日本人初の船長「若田」さんの乗った宇宙船の航跡が暁に  
    見えたのでした。 
( 泉 ) 内海曳船「若田丸」 が春の海をゆっくりと航行して
     いる光景が見えます。
 
28 亡き母が愛でし深紅の八重椿 菜の花 2 票
(旅 風) 深紅のようなお人柄の母上でしたでしょうね。
(媛 香) 生前お母様の愛でし椿に今年も深紅の花が付きました。
     その花を見て亡きお母様を偲んだのです。八重椿が良いですね。
 
29 満開の河津桜や空の青 浩 風 4 票
(高 越) 空と花の色の対比。糸山の桜は更に海の色にも。
(哲 朗) 晴れた日の満開の桜は一段と綺麗です。
(そらまめ)桜のピンクと青空、いいねー。
(媛 香) ピンクの花弁に真っ青な空、雲一つ無くピンクが映えて
     美しく感じたのです。 
 
30 三寒や灯油買い足す四温かな そらまめ 3 票
( 扇 ) 何時までも暖房か入りますね 年とともに我慢が
     出来なくて余分に買ってしまいます
( 泉 ) 三寒四温でもうすぐ暖かになりますよ!
(ゆづき) 暑さ寒さも彼岸まですが未だストーブは要りますね
 
31 ぼたん雪坊ちゃん電車城下町 媛 香 2 票
(峰 生) 城下町のお伽話と汽笛の音が聞こえてきますl。
(石の花) 三段切れ、焦点がぼけているようです。
 
32 もう春だ明るいニュース何処行った 峰 生
 
33 訪ひたれば風に散り初む梅の花 浩 風 1 票
(ゆづき) 梅は咲いたか桜はまだかいなですな
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第 111 回 披 講