互 選 句
平成 26年 5月 1日~平成 26年 5月20日 投句分
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第 113 回 披 講
番号     選 句 & 披 講 俳 号 得 票
1 もくもくと大空に向け大樹なり 菜の花 2 票
( 扇 ) ドライブの途中に見かけるブナの木の新芽でしょうか
     ひときわ目立ちますね
(そらまめ)大木に宿る木の精を感じながら・・・季語がない。
2 連休もひとり留守居や柏餅 高 越 3 票
( 泉 ) ちょっと淋しい連休でしたね、柏餅がきいています。
(媛 香) 連休もひとり…何時もお一人なのかしら?
     お茶と柏餅を用意して出掛けたのでしょうね。
(そらまめ)混雑する連休に出かける必要はない。
3 山肌を染めるがごとき楠若葉 4 票
(旅 風) 大樹が眼前に浮かんできます。
(高 越) 新緑にも濃淡あり、よく目立つ樟若葉
(浩 風) いい景でね。
(石の花) 山肌が新緑で覆われるさま清々しいですね。
4 苦い春那智も轟然仁王立ち 峰 生 1 票
(旅 風) 那智の滝が癒してくれたでしょうね。
5 早々と新茶の香り届きけり 哲 朗 4 票
( 扇 ) 毎年、何処の新茶を飲もうかと楽しみにしてます
(高 越) 新茶が届いた喜び
(浩 風) 新茶の香りいいですね。
(石の花) 毎年の期待嬉しいですね。
6 鄙の里媼佇む五月尽 石の花 2 票
(旅 風) 亡き母が想い起こされます。
(媛 香) この土地に住み着いて幾年過ぎたやら感慨深く
     佇んで居るおばあさんの姿が見えるようです。
7 遍路傘同行二人山若葉 そらまめ
8 風強しエンドウのつるなぎ倒す 浩 風 1 票
( 扇 ) 高くのびたツルは 収穫するときも大変ですね
9 卯の花の風の匂いを一つにす 哲 朗 2 票
(旅 風) 匂いを一つにす・・・・・巧いですね。
( 泉 ) 良い景ですね。
10 耕運機苗え落とし行き植田成る 媛 香 2 票
(浩 風) 技術の素晴らしさ、植田も早いですね。
(石の花) 苗落とし行きがいい表現です。
11 地の香り秘めし筍昼の膳 高 越 8 票
( 扇 ) 柔らかい筍ご飯 毎年ながら 楽しみですね
(哲 朗) 今年は筍が豊作でよく食べました。
(浩 風) 美味しい筍、いいですね。
( 泉 ) 筍は大好きです。
(菜の花) 美味しそうですね、私も筍大好きです
(媛 香) 地の香り秘めし…美味しそうな筍飯ですね。
     秘めしが良いですね。
(そらまめ)筍の食感をよく表現しています。
(石の花) 堀たての筍地の香でよく表現しています。
12 風薫る御自作色紙米寿記に  菜の花
13 葦若葉(あしわかば)そろりそろりとサギ一羽 5 票
( 扇 ) 散歩コ-スの川沿いにも鷺がをそのような姿で歩いています
(高 越) 青葦の影から小魚を狙っている様子
(浩 風)  のんびりとした景、いいですね。
(菜の花) サギのゆっくり歩いている様子が見えるようです
(そらまめ)鷺の歩き方、よく観察していますね。
14 薔薇園の花に埋もれて深呼吸 媛 香 3 票
(哲 朗) 気分爽快です。
(高 越) 薔薇の香りを胸一杯・腹一杯に
(菜の花) 綺麗な薔薇と香りに包まれていい日でしたネ
15 母の日や過ぎし日偲ぶわらべ歌 石の花 2 票
(旅 風) やさしい人柄が滲みでていますね。
(峰 生) お母さんに教えられた歌が多分一番多いでしょうね。
16 白鳥のひな元気よく楠若葉 そらまめ 4 票
( 扇 ) ネオンの写メールや新聞にも可愛いひなの赤ちゃんを
     見かけ微笑ましいです
(哲 朗) 若葉薫る中白鳥のひなの成長が楽しみです。
( 泉 ) 可愛い雛の誕生、楠若葉のようにすくすくと育ってほしいですね。
(峰 生) 堀端のひなでしょうか。元気で育ってね。
17 朝の風青田につづく山の峰 2 票
(高 越) 山を下り青田を渡って来る風の心地良さ
(菜の花) 山と田圃の景が見えるようです
18 老人の階(きざし)を登る山ツツシ゜
19 幟立つ不肖門出づ母の背に 旅 風
☆ 旅立ちを見送ってくれた遠い日の情景です。
20 駅構内巣作り旋回燕来る 媛 香 1 票
(哲 朗) 道後温泉駅にも燕が飛来しています。
21 コンバイン遍路傘行く麦の秋 そらまめ 2 票
(浩 風) 一面黄色の中、いい景ですね。
(峰 生) コンバインと古風な遍路傘の同居が面白い。
22 胸深く蒼き五月の風満たす 哲 朗 2 票
(旅 風) 五月の風ならでは、ですね。
(高 越) ”風満たす”~ 緑の香りを胸いっぱいに
23 母の日や娘(こ)が思う母今は亡く 石の花 1 票
(媛 香) 親孝行のし過ぎは無くてでも後悔をしてしまいますね。
     良く分かります。
24 平家いう新作オペラ聖五月
25 目に痛し競ふがごとくつつじ燃え 旅 風 2 票
☆ 団地のつつじは今、まっつ盛りに燃えています。
(哲 朗) 満開の躑躅が目に浮かびます。
(石の花) 満開のつつじが目に浮かびます。
26 この1歩俺は信じて八十路踏む 峰 生 3 票
( 泉 ) 力強い言葉、お元気で頑張ってください。
(菜の花) 力強い八十路ですね、いつまでもお元気で・・
(媛 香) 八十路になりこれから先も卒寿までもこの一歩を信じて
     地をしっかり踏んで行くという。この一歩がいいですね。
     でも季なしが残念 惜しい。
27 福島の町も青葉に夢ひらき 1 票
(峰 生) 大震災から3年。青葉の春に考えさせられます。
28 父母偲ぶ花アカシアの町並木 峰 生
29 予報は雨早生玉ねぎを収穫す 浩 風 2 票
( 泉 ) 新玉葱はおいしいですね!
(そらまめ)農作業をよく詠んでいますね。
30 ビルの上屋根より高く泳ぐ鯉 菜の花
☆ 伊予銀本店の屋上で・・
31 麦秋の天地交わる彼方まで 高 越 6 票
(哲 朗) 雄大な麦畑を連想します。
(菜の花) 黄金の麦畑何とも綺麗ですよネ
(媛 香) 見渡す限り黄金畑…天地交わる
     彼方までとお上手に表現されていらっしゃる。
(そらまめ)一面に黄色く色づく麦の秋、爽やかです。
(峰 生) 天の風に地の熟れた麦が遠くまでそよいでる。
     天地交わるという表現がいいですね。
(石の花) 地平線までの麦畑、天地交わるがいいですね。
32 自治会のグランドゴルフ五月晴れ 浩 風
33 頭(あま)駆ける故郷を嗅ぐ初鰹 旅 風 1 票
☆ 故郷恋し。初鰹の味は、今なお忘れることができません。
(峰 生) 初鰹に遠い故郷の情景がふと脳裏によみがえる。
     故郷を嗅ぐというのがただ偲ぶなんていうより
     ぐっと来ますね。