
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | もくもくと大空に向け大樹なり | 菜の花 | 2 票 |
| ( 扇 ) ドライブの途中に見かけるブナの木の新芽でしょうか | |||
| ひときわ目立ちますね | |||
| (そらまめ)大木に宿る木の精を感じながら・・・季語がない。 | |||
| 2 | 連休もひとり留守居や柏餅 | 高 越 | 3 票 |
| ( 泉 ) ちょっと淋しい連休でしたね、柏餅がきいています。 | |||
| (媛 香) 連休もひとり…何時もお一人なのかしら? | |||
| お茶と柏餅を用意して出掛けたのでしょうね。 | |||
| (そらまめ)混雑する連休に出かける必要はない。 | |||
| 3 | 山肌を染めるがごとき楠若葉 | 扇 | 4 票 |
| (旅 風) 大樹が眼前に浮かんできます。 | |||
| (高 越) 新緑にも濃淡あり、よく目立つ樟若葉 | |||
| (浩 風) いい景でね。 | |||
| (石の花) 山肌が新緑で覆われるさま清々しいですね。 | |||
| 4 | 苦い春那智も轟然仁王立ち | 峰 生 | 1 票 |
| (旅 風) 那智の滝が癒してくれたでしょうね。 | |||
| 5 | 早々と新茶の香り届きけり | 哲 朗 | 4 票 |
| ( 扇 ) 毎年、何処の新茶を飲もうかと楽しみにしてます | |||
| (高 越) 新茶が届いた喜び | |||
| (浩 風) 新茶の香りいいですね。 | |||
| (石の花) 毎年の期待嬉しいですね。 | |||
| 6 | 鄙の里媼佇む五月尽 | 石の花 | 2 票 |
| (旅 風) 亡き母が想い起こされます。 | |||
| (媛 香) この土地に住み着いて幾年過ぎたやら感慨深く | |||
| 佇んで居るおばあさんの姿が見えるようです。 | |||
| 7 | 遍路傘同行二人山若葉 | そらまめ | |
| 8 | 風強しエンドウのつるなぎ倒す | 浩 風 | 1 票 |
| ( 扇 ) 高くのびたツルは 収穫するときも大変ですね | |||
| 9 | 卯の花の風の匂いを一つにす | 哲 朗 | 2 票 |
| (旅 風) 匂いを一つにす・・・・・巧いですね。 | |||
| ( 泉 ) 良い景ですね。 | |||
| 10 | 耕運機苗え落とし行き植田成る | 媛 香 | 2 票 |
| (浩 風) 技術の素晴らしさ、植田も早いですね。 | |||
| (石の花) 苗落とし行きがいい表現です。 | |||
| 11 | 地の香り秘めし筍昼の膳 | 高 越 | 8 票 |
| ( 扇 ) 柔らかい筍ご飯 毎年ながら 楽しみですね | |||
| (哲 朗) 今年は筍が豊作でよく食べました。 | |||
| (浩 風) 美味しい筍、いいですね。 | |||
| ( 泉 ) 筍は大好きです。 | |||
| (菜の花) 美味しそうですね、私も筍大好きです | |||
| (媛 香) 地の香り秘めし…美味しそうな筍飯ですね。 | |||
| 秘めしが良いですね。 | |||
| (そらまめ)筍の食感をよく表現しています。 | |||
| (石の花) 堀たての筍地の香でよく表現しています。 | |||
| 12 | 風薫る御自作色紙米寿記に | 菜の花 | |
| 13 | 葦若葉(あしわかば)そろりそろりとサギ一羽 | 泉 | 5 票 |
| ( 扇 ) 散歩コ-スの川沿いにも鷺がをそのような姿で歩いています | |||
| (高 越) 青葦の影から小魚を狙っている様子 | |||
| (浩 風) のんびりとした景、いいですね。 | |||
| (菜の花) サギのゆっくり歩いている様子が見えるようです | |||
| (そらまめ)鷺の歩き方、よく観察していますね。 | |||
| 14 | 薔薇園の花に埋もれて深呼吸 | 媛 香 | 3 票 |
| (哲 朗) 気分爽快です。 | |||
| (高 越) 薔薇の香りを胸一杯・腹一杯に | |||
| (菜の花) 綺麗な薔薇と香りに包まれていい日でしたネ | |||
| 15 | 母の日や過ぎし日偲ぶわらべ歌 | 石の花 | 2 票 |
| (旅 風) やさしい人柄が滲みでていますね。 | |||
| (峰 生) お母さんに教えられた歌が多分一番多いでしょうね。 | |||
| 16 | 白鳥のひな元気よく楠若葉 | そらまめ | 4 票 |
| ( 扇 ) ネオンの写メールや新聞にも可愛いひなの赤ちゃんを | |||
| 見かけ微笑ましいです | |||
| (哲 朗) 若葉薫る中白鳥のひなの成長が楽しみです。 | |||
| ( 泉 ) 可愛い雛の誕生、楠若葉のようにすくすくと育ってほしいですね。 | |||
| (峰 生) 堀端のひなでしょうか。元気で育ってね。 | |||
| 17 | 朝の風青田につづく山の峰 | 泉 | 2 票 |
| (高 越) 山を下り青田を渡って来る風の心地良さ | |||
| (菜の花) 山と田圃の景が見えるようです | |||
| 18 | 老人の階(きざし)を登る山ツツシ゜ | 扇 | |
| 19 | 幟立つ不肖門出づ母の背に | 旅 風 | |
| ☆ 旅立ちを見送ってくれた遠い日の情景です。 | |||
| 20 | 駅構内巣作り旋回燕来る | 媛 香 | 1 票 |
| (哲 朗) 道後温泉駅にも燕が飛来しています。 | |||
| 21 | コンバイン遍路傘行く麦の秋 | そらまめ | 2 票 |
| (浩 風) 一面黄色の中、いい景ですね。 | |||
| (峰 生) コンバインと古風な遍路傘の同居が面白い。 | |||
| 22 | 胸深く蒼き五月の風満たす | 哲 朗 | 2 票 |
| (旅 風) 五月の風ならでは、ですね。 | |||
| (高 越) ”風満たす”~ 緑の香りを胸いっぱいに | |||
| 23 | 母の日や娘(こ)が思う母今は亡く | 石の花 | 1 票 |
| (媛 香) 親孝行のし過ぎは無くてでも後悔をしてしまいますね。 | |||
| 良く分かります。 | |||
| 24 | 平家いう新作オペラ聖五月 | 扇 | |
| 25 | 目に痛し競ふがごとくつつじ燃え | 旅 風 | 2 票 |
| ☆ 団地のつつじは今、まっつ盛りに燃えています。 | |||
| (哲 朗) 満開の躑躅が目に浮かびます。 | |||
| (石の花) 満開のつつじが目に浮かびます。 | |||
| 26 | この1歩俺は信じて八十路踏む | 峰 生 | 3 票 |
| ( 泉 ) 力強い言葉、お元気で頑張ってください。 | |||
| (菜の花) 力強い八十路ですね、いつまでもお元気で・・ | |||
| (媛 香) 八十路になりこれから先も卒寿までもこの一歩を信じて | |||
| 地をしっかり踏んで行くという。この一歩がいいですね。 | |||
| でも季なしが残念 惜しい。 | |||
| 27 | 福島の町も青葉に夢ひらき | 泉 | 1 票 |
| (峰 生) 大震災から3年。青葉の春に考えさせられます。 | |||
| 28 | 父母偲ぶ花アカシアの町並木 | 峰 生 | |
| 29 | 予報は雨早生玉ねぎを収穫す | 浩 風 | 2 票 |
| ( 泉 ) 新玉葱はおいしいですね! | |||
| (そらまめ)農作業をよく詠んでいますね。 | |||
| 30 | ビルの上屋根より高く泳ぐ鯉 | 菜の花 | |
| ☆ 伊予銀本店の屋上で・・ | |||
| 31 | 麦秋の天地交わる彼方まで | 高 越 | 6 票 |
| (哲 朗) 雄大な麦畑を連想します。 | |||
| (菜の花) 黄金の麦畑何とも綺麗ですよネ | |||
| (媛 香) 見渡す限り黄金畑…天地交わる | |||
| 彼方までとお上手に表現されていらっしゃる。 | |||
| (そらまめ)一面に黄色く色づく麦の秋、爽やかです。 | |||
| (峰 生) 天の風に地の熟れた麦が遠くまでそよいでる。 | |||
| 天地交わるという表現がいいですね。 | |||
| (石の花) 地平線までの麦畑、天地交わるがいいですね。 | |||
| 32 | 自治会のグランドゴルフ五月晴れ | 浩 風 | |
| 33 | 頭(あま)駆ける故郷を嗅ぐ初鰹 | 旅 風 | 1 票 |
| ☆ 故郷恋し。初鰹の味は、今なお忘れることができません。 | |||
| (峰 生) 初鰹に遠い故郷の情景がふと脳裏によみがえる。 | |||
| 故郷を嗅ぐというのがただ偲ぶなんていうより | |||
| ぐっと来ますね。 | |||