互 選 句
平成 26年 6月 1日~平成 26年 6月20日 投句分
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第 114 回 披 講
番号 投    句 俳 号 得 票
1 雨に濡れ枇杷の実たわわ黄金色 菜の花
2 鉢植えのイチゴ摘み取り食卓へ 1 票
(媛 香) 鉢植えの苺が食卓に…新鮮でさぞ美味しかったこと
     でしょうしお句も新鮮ですね。
3 夫の耳何時しか遠く梅雨に入る 媛 香 7 票
(哲 朗) 梅雨のせいでもないでしょう。
( 泉 ) そのとおり、よく表現されていますね。
(浩 風) お互いに老いていくのですね。
( 泉 ) 難聴が進むのは意外と早いものです。 
(峰 生) 勝手つんぼもたまには良いもんだよ。
(石の花) 人生の道のりには、いろいろなことがありますね。
(そらまめ)難聴が進むのは意外と早いものです。
4 クーラ-を替えて思うは後の歳 峰 生 1 票
(そらまめ)新型は省エネですよ。
5 母の日や墓前に詫びて花を置き 旅 風 2 票
☆ いまさら言わずもがなです。
(媛 香) 墓前に何を詫びたのでしょう?亡くなって初めて
     知る母の恩ですネ。孝行したくても居ない寂しさ
     後悔有るのみですネ。
(峰 生) 私も早くから白いカーネーションで淋しいです。
6 青若葉目に染みいる峡のみち 石の花
7 池の杭塩辛とんぼ一休み 哲 朗 6 票
(浩 風) よく見かける静かな景ですね。
(菜の花) のんびりとした景が見えるようです
( 泉 ) トンボの季節、情景が浮かびます。
(そらまめ)絵になる風景です。
(石の花) 長閑な光景ですね。
(高 越) クリクリ頭を振る姿が見えます
8 通し鴨空港横の川にみて 1 票
( 泉 ) 主のように一年中いるのですね。
9 ひと株のがく紫陽花の太りかな 浩 風 2 票
(旅 風) 紫陽花を上手く詠んでいますね。
(菜の花) 山の紫陽花は本当に見事ですね
10 年老いて衰えを知る端居かな 石の花 2 票
(哲 朗) ただぼんやりするのもいいのでは・・・。
(峰 生) 近頃は足元が危ないね。お互い気を付けようや。
11 青々と蛍ひかりて水の音 2 票
(菜の花) 静かな夜景の感じが良く出ていると思います
( 扇 ) 蛍の青みを帯びた光とせせらぎとで涼しそうですね
12 畑打つ鍬軽やかに風光る そらまめ 5 票
(旅 風) 清々しく、美しい田園風景ですね。
(哲 朗) お元気ですね。
( 扇 ) 風のある涼しい畑仕事にあった日だったのでしょうか 
( 泉 ) いつまでもお元気で畑仕事で鍬を握れるのは
     すばらしいですね!頑張ってください。
(石の花) いつまでも元気で鍬を振れるのは幸福ですね。
13 今年こそ止めた妻また梅を干す  峰 生 1 票
(菜の花) 同感です、私もそう思いながら今年も又漬けました
14 松葉散る級友(とも)逝くと風が言ふ 旅 風
☆ 同窓会の直前、心筋梗塞で級友が旅立ちました。
15 父の日に遠き娘の声届く 7 票
(旅 風) 父娘の濃密な間柄が羨ましいです。
(哲 朗) いつも声を聞くと嬉しいものです。
(浩 風) 久しぶりの娘の声、嬉しいですね。
(菜の花) お優しい・・何よりのプレゼントですね
( 扇 ) 父の日は 娘の声のブレゼント目尻が下がったままです
(そらまめ)覚えていてくれたかと、ほっとする。
(高 越) 電話口の嬉しそうな父の姿
16 薔薇一輪遺影に手向け若き父 媛 香 1 票
(旅 風) 若きお父さんに感心しました。
17 青鷺の哲学の顔くずさざる 4 票
(旅 風) 哲学の顔をじっくり見たいです。
(そらまめ)哲学の顔、旨い表現ですね。
(峰 生) 友達も餌も減って来たね。つい小難しい顔にもなるね。
(石の花) 青鷺の何か難しそうな貌、よく観察していますね。
18 原爆のドームの夜明け楠若葉 そらまめ 1 票
(峰 生) 戦争は絶対嫌だと言ってるのに聞いてないのか。
19 梅雨も飛ぶサッカー試合世界沸く 菜の花 4 票
(媛 香) サッカーの応援人口驚きです。日本は残念でしたね。
( 扇 ) 日本の試合の時は目もグッタリと疲れますね
( 泉 ) サッカー日本は残念でしたが興奮しました。
(峰 生) 日本が沸かなくて残念です。
20 最果ての岬訪ねむ夏初め 3 票
(浩 風)  いい旅ですね。
(石の花) このような旅をしてみたいです。
(高 越) 梅雨が無いと言われるこの時期、北海道への旅。いいですねー!
21 挿し木した紫陽花今年咲きにけり 哲 朗 2 票
(浩 風) 私も同じ経験をしました。
(媛 香) 挿し木した紫陽花が咲いたという。何年振りに…
     待ちに待って今年咲いたのですね。
22 飛石は雨の青石提燈花 高 越 1 票
(旅 風) 季語がピッタリのように思いました。
23 麦刈りの後に群がるカラスたち そらまめ 3 票
(媛 香) 麦の落穂にカラスたちは群れ餌に有り付けると
     よく知っているのです。
( 扇 ) カラスも一羽 二羽 三羽 と見ていると友が友を
        呼び増えています
(高 越) 麦狩りのコンバインを恐れずに色んな鳥がやって来ます
24 梅雨晴やどんでん寄席に笑たる 浩 風
25 五千歩間近植田に揺るる皿が嶺 高 越 2 票
(哲 朗) 植田の水面に映る皿ヶ嶺の情景が良く出ています。
( 泉 ) 皿が嶺に近づきながらのお散歩、気持ちの良い汗ですね。
26 庭先の額紫陽花に真白あり 石の花 1 票
(高 越) 紫の中に目立つ白い紫陽花
27 故山捨つ亡父母(ふぼ)の嘆きや五月雨るる 旅 風
☆ 故郷の家屋敷と田畑を一切譲り、松山で骨を埋める決心をしました。
28 鮎釣りや流れの中に陣を取り 哲 朗 3 票
(浩 風) よく釣れましたか。 
(媛 香) 腰まで浸かって鮎を釣っている釣り人流されないかと
     冷や冷やしますね。
(菜の花) 待ちに待った鮎釣り・・沢山釣れますように・・
29 梅雨晴れ間遠くより子等の弾む声 菜の花
30 夏萩やあっあの鳴き声牛蛙 高 越
31 連れだちて声あげてゆく夜店かな 浩 風 1 票
(哲 朗) 子供たちにとっては興味と食欲をそそる物で溢れていて
     楽しいものです。
32 駅ホーム一直線に燕飛ぶ 媛 香 2 票
(そらまめ)器用に飛びますね。
(高 越) 郊外の駅での情景
33 高枝のびわ取るジイと駄目よババ 峰 生 1 票
(菜の花) 楽しそうで素敵なご夫婦・・いつまでもお元気で・・