互 選 句
番 号 投  句 & 選  句 俳 号 得 票
1 横町の線香花火と笑顔咲く 3 票
(そらまめ)花火と笑顔咲く、面白い表現です。
( 扇 ) 孫達の笑顔と親の笑顔目に浮かびます
(峰 生) 浴衣姿の楽しそうな子供達が浮かびます。
2 案山子かてスマートホンを持ちたかろ 哲 朗 2 票
(媛 香) 案山子の気持が作者には通じています。
     せめて携帯電話でいいから持たせて(^^)
( 泉 ) おもしろい句ですね。
3 稲妻や山の峰々映し出す 石の花 2 票
(浩 風) 瞬間の光を捉えて、素晴らしいですね。
(菜の花) 神秘的な景ですね
4 急ピッチ梅雨明けするや猛暑なり 菜の花
5 無花果の捥ぐ手やさしく籠に入れ 哲 朗 2 票
(浩 風) 収穫するときのやさしい心、いいですね。
(そらまめ)捥ぐ手優しく・・・、そっとやらねば。
6 天空の一の森見ゆ霧晴れて 浩 風 3 票
(菜の花) 幻想的ですね
(峰 生) 一つの情景を美しく盛り上げていると思います。
( 泉 ) 雄大な景が浮かびます。
7 白壁に蝉蛻一つへばりつき 旅 風 2 票
☆ 散水中、蝉の抜け殻が壁にへばりついているのを目にし、驚きました。
(哲 郎) 白壁に蝉の脱け殻はよく目立ちます。  
( 扇 ) 今年は何度か見かけましたよ
8 法師蝉早やもの想う里の道 峰 生 1 票
(高 越) あ~もうここは秋なんだー て感じ
9 朝の勤行蓮池に開花音 高 越 1 票
(浩 風) 朝の冷気、心にしみるひと時ですね。
10 風穴や冷気かすみていと涼し そらまめ 3 票
(哲 郎) 冷気が漂って神秘的な感じがします。
( 扇 ) 日中の暑い日には特にありがたいですね
( 泉 ) 風穴の涼しさが漂ってくるようです。
11 台風禍孤立の里やいと哀れ 石の花 3 票
(媛 香) 天災とは言えホントにお気の毒ですね。
( 扇 ) 今年の雨は 何十年かで 雨の量が多くて孤立の
     村が多いようですね
(峰 生) 豪雨に襲われ大変お気の毒なことになりました。
12 夏日暮れ浜辺を駆ける子等の影 峰 生 2 票
(哲 郎) 夕暮れ時の浜辺は何となくさびしいです。
(そらまめ)夕涼みに来たのでしょうか。
13 三段に落ちゆく滝や日直りぬ 浩 風 1 票
(旅 風) 日直りぬが滝の落下とマッチしていますね。
14 狭き庭金柑の花香り満つ
15 コスモスやそよふく風に身を委ね 旅 風 1 票
( 扇 ) 秋風が欲しい日々ですね
16 子ら帰省賑わい三日また二老 峰 生 7 票
☆ そよ風に、コスモスが大きく揺れているのを目にしました。
(旅 風) また二老・・・老夫婦の心境を巧く詠んでいますね。
(哲 郎) いっきにさびしくなりますね。
(浩 風) 帰ってやれやれ、というところですかね。
(媛 香) 子や孫達が帰った後の寂しさが良く表れていますね。
( 扇 ) 我が家も同じです寂しいけれど やれやれですね
(高 越) 老い2人には短かった盆休み ですね
(石の花) 老夫婦の嬉しさでも子ら帰った後の寂しさですね。
17 鳳仙花庭一面に心燃ゆ 1 票
(旅 風) 心燃ゆ・・・に感動しました。
18 守宮来る夜ごと夜ごとに厨窓 媛 香
19 放牧の仔牛のんびり雲の峰 哲 朗 5 票
(媛 香) 放牧場では良く見る光景ですね。仔牛がノンビリ
     と…雲の峰季語が良くあっています。
(菜の花) 広々とした牧草地が見えるようです
(峰 生) 夏の高原らしい素敵な眺めですね。
(高 越) 下界の暑さを逃れて草食む牛の群れ、
     四国カルストが目に浮かびます
(石の花) 高原の牧場ですか、雲の峰がいいですね。
20 鉱山の学びし校舎霧の中 浩 風 2 票
(旅 風) 霧の中の母校・・・廃校の様相が滲み出ています。
(高 越) 緑陰の別子銅山小足谷小学校跡。霧の中にぼやっと
     校舎が、児童の声が?
21 音すれど見えぬ花火に胸躍る 菜の花 1 票
(高 越) まさに猿花火
22 ローカル線波打ち揺れる青田風 媛 香 5 票
(旅 風) 長閑な田園風景が目に浮かびます。
(哲 郎) 線路脇の田んぼの様子が出ています。
(そらまめ)涼しげな風景です。
(峰 生) 広々とした河沿いのローカル線。美しく描かれて
     いると思います。
(石の花) 田舎の風景がよく現されています。
23 声高く般若心経蝉続く 4 票
(そらまめ)団体のお遍路さんかな、お経の後は蝉が引き継ぐ。
(菜の花) 有難い着想ですね
( 泉 ) 般若心経と蝉の合唱がマッチしていますね。
(高 越) 大樹の中の寺院での蝉時雨と心経の合唱
24 霧の湿原ハンカイ草の黄滲む 高 越 1 票
(哲 郎) 四国カルスト高原はハンカイソウが楽しめる所ですね。
25 朝焼けや窓の向こうに石鎚山
26 見事なり台風去りて月の青  菜の花 1 票
( 泉 ) スーパームーンのきれいなお月さまでしたね。
27 白き腹張り付き守宮厨窓 媛 香
28 大夕焼(ゆやけ)ねぐらに帰る烏たち そらまめ 2 票
(浩 風) 私の家の近くでもよくあることです。
(媛 香) 夕焼け小焼けで日が暮れて…カラスも一緒に帰りましょ
     鴉は群れを成して塒に向かっているのです。
29 一筆入魂飛び散りし墨と汗 高 越 2 票
(浩 風) 書道甲子園すばらしかったですね。
(石の花) 書道甲子園の若さがあふれる素晴らしさ。
30 小舟浮き夏の港の赤い屋根 2 票
(峰 生) 何処かで見たような静かなほんのりとした風景です。
(石の花) 赤い屋根が句によくあっています。
31 日々の里台風一過穏やかに 石の花
32 夕焼けに染まりて燕ひるがえり そらまめ 2 票
(旅 風) 夕焼けに染まりて・・・郷愁が感じられます。
(菜の花) 夕景の感じがよく出ていると思います
33 力尽き流れる涙夏終る 旅 風 5 票
☆ 熱戦、波乱の高校野球愛媛県大会の感想です。
(媛 香) 高校野球も終盤球児達の頑張り後の悔し涙も清清しい。
(そらまめ)高校野球のワンシーン。
(菜の花) 見ている方も手に汗でしたネ
( 泉 ) 爽やかな涙、今年も夏が終わりましたね。
(石の花) 夏の甲子園、若き球児の奮闘をよく現しています。
平成 26年 8月 1日~平成 26年 8月20日 投句分
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第 116 回 披 講