互 選 句
平成 26年11月 1日~平成 26年11月20日 投句分
番号    投  句 & 披  講 俳 号 得 票
1 幼子とパズル競いし冬の居間 7 票
(哲 郎) 遊ぶ様子が良く出ています。
(浩 風) 大変幸せなひと時ですね。
( 泉 ) なごやかな幸せなひとこまがみえるようです。
(そらまめ)お孫さんとゆったり過ごす・・・いいですね。
(菜の花) 微笑ましい光景ですね
(媛 香) 季語が動きそうですが親子でしょうかパズルを競い
     合ってる微笑ましい光景です。
(高 越) お孫さん?とのふれあいの楽しい家庭のひと時
2 道の辺にくわりんころがる夕べなる 浩 風
3 石垣の古き家並みや里の秋 石の花 5 票
( 扇 ) ドライブで石垣の昔の家を見るたびに懐かしく
     季節を感じます
(浩 風) 山里のいい景ですね。
(菜の花) 貴重な景ですね
(媛 香) 石垣を高く積んだ里の風景が浮かんできます。
     家並み(やなみ)やより家並み(いえなみ)
     と詠む方が好きです。
(高 越) 南予の海辺で見かけた様な景
4 天高く竿竹売りの声弾む  菜の花 4 票
(浩 風) 何ともいい声で聞こえますね。
(そらまめ)元気のいい売り声、天高くとマッチしています。
(媛 香) 竿竹売りも珍しくなりましたね。
(高 越) 晴天下で竿売りの声がいっそうよく聞こえる
5 夕暮れへ過疎の家並みやおばな路 峰 生
6 散歩みち影をふみふみ落ち葉踏む 1 票
(菜の花) 秋の感じがよく出ていますね
7 急ぎ逝く女流俳人秋惜しむ 媛 香 1 票
(峰 生) 近頃は著名 な方が、殊のほか逐次逝かれるような
     気がします、
8 白秋やかまぼこ板の絵ゆたか 石の花 3 票
(哲 郎) 私も見に行ったことがありますが良く描かれている
     のに感心しました。のに感心しました。
( 扇 ) かまぼこ板の小さな板にも秋の素晴らしさが描かれて
     いるのですね
(そらまめ)楽しい絵がありますねー。
9 秋暮れて前後にライトトラクター そらまめ
10 秋深む幼な等と行く烏鷺の道 旅 風
☆ 小学児童に囲碁の手ほどきを始めました。
11 主なき庭にかえでの紅葉かな 浩 風 2 票
(旅 風) かえでが効いていますね。
( 扇 ) 荒れた人気のない家にも季節は巡ってきて自然の
     美しさが見えます
12 葉を振るい弦のたうちて葡萄棚 そらまめ 4 票
(旅 風) のたうちて・・・が巧いですね。
( 泉 ) たくさんの収穫があり終わりを告げる、又春に
     期待しましょう。
(菜の花) 葡萄畑の名残りの感じがよく出ていると思います
(石の花) 葡萄棚の針金を弦に見立てたところが面白い。
13 紅葉晴れそびえる奇岩古岩屋 哲 朗 4 票
( 扇 ) 古岩時の岩と紅葉は素晴らしいですね
(峰 生) 昔訪れた古岩屋を懐かしく思い出しました。
(そらまめ)お四国の途中でしょう。
(高 越) 古岩屋付近は紅葉が一番鮮やかな時期。
     季語「紅葉晴れ」で景がよく見える
14 くちづけた柿一瞬に里の味 峰 生 4 票
(旅 風) 柿一瞬・・・に感銘。
( 泉 ) なんとステキな表現でしょう。
(石の花) 柿にくちづけが面白い、ふと里を思い出す。
(高 越) かぶりついて瞬時に感じた故郷の味
15 元気かね同窓会や神帰月 そらまめ
16 柿落ち葉浮いておりけり水たまり
17 立冬の声落とし飛ぶ烏かな 哲 朗 1 票
(旅 風) 声落とし飛ぶ・・・巧みですね。
18 校庭に深紅の並木目を凝らす   菜の花 1 票
(哲 郎) 校庭の木々も色づいて綺麗でしょう。
19 三歳の晴れ姿なり千歳飴 3 票
(浩 風) 七五三でいいですね。
(媛 香) 七五三の宮参りですね。千歳飴を引きずって可愛い。
(高 越) 地面に擦れそうに千歳飴の袋をさげた可愛い振り袖姿
20 初想い遙けく偲ぶ金木犀 旅 風
☆ 金木犀の甘い香りに、若き日の想い出が甦りました。
21 遠雷の近づく気配神の旅 2 票
(浩 風) 神様がいないので不安ですね。
(峰 生) 紙在り月に帰られる堂々とした神々の気配。
     こんなふうに感じられるあたりいいですね。
22 夢うつつ花園を行く秋日和 旅 風 1 票
☆ 食後、うたた寝をし、夢を見ました。
(石の花) いい夢を見ましたね、何か楽しいことが・・・。
23 魚市場糶終わりたる暮の秋 浩 風 4 票
( 泉 ) 活気の良かった市場、今日も暮れて、又明日が来る。
(峰 生) 賑わいのせり跡の市場だから、ひと際侘しいでしょうね。
(そらまめ)綺麗に洗われたコンクリートの床に夕日が差して・・・。
(石の花) 魚市場の閑散とした風景をよく読みましたね。
24 二の丸へ見上ぐ石垣蔦紅葉 高 越 2 票
(哲 郎) 石垣の情景が目に浮かびます。
( 扇 ) 蔦紅葉も石垣に沿って秋をただよわせます
25 水琴窟リズミカルの音草紅葉 媛 香 1 票
(石の花) 開花亭の水琴窟はいい音がしますね。
26 地蔵さん風の落葉に頬打たれ 哲 朗 1 票
(菜の花) 風情のある微笑ましい景ですね
27 紫電改つわものどもを偲ぶ秋 石の花 4 票
(旅 風) 若い命が惜しまれます。
(浩 風) 零戦には触った事が有りますが、昔を思い出しますね。
(峰 生) 南海の果てに散られた、遠いもの悲しい戦史の一端を
     想い起こされます。
(菜の花) 解る人がだんだん少なくなり寂しいですね
28 友訃報秋思の便りつい過日 峰 生 2 票
( 泉 ) 親しかった友を忍ぶ気持ちがよく表れています。
(媛 香) 訃報を受け極最近体調不良の便りがあったなぁ…
     と作者は友を偲んだのです。
29 暮早しLED(リード)の灯(あかし)藁屋にも 高 越 3 票
( 扇 ) LEDも節電でよく使われるようになりましたね
(そらまめ)イルミネーションが、簡単に飾れる様になりました。
(石の花) 最近のイルミネーションはLED藁屋にもがいいです。
30 海青く小舟ゆらゆら石蕗(つわ)の花 2 票
(哲 郎) 海岸沿いにはよく生えていて黄色い花が綺麗です。
(媛 香) 海の青さと石蕗の花の真っ黄色の対比が良いですね。
31 同窓の集ふ温泉窓紅葉 媛 香 1 票
(峰 生) 窓に映る紅葉の温泉とは乙なものですね。
32 秋澄みし旧友(とも)と集ふや淡路旅 菜の花 1 票
( 泉 ) さぞや楽しい旅だったことでしょう。
33 休校日銀杏黄葉も眠りけり 高 越 2 票
(旅 風) 眠りけり・・・情景が浮かんできます。
(哲 郎) 静かな校庭の銀杏の黄葉の情景が良く出ています。
   
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第 119 回 披 講