互 選 句
番号      投  句 & 選  句    俳 号 得票
1 荘厳なり雲間より出ず初日の出 菜の花
2 青い海蜜柑山並み里の友 峰 生 1 票
( 扇 ) 今は色々な種類のみかんが出回っていますが
     やはり昔ながらの伊予柑の香りいいですね
3 除夜の鐘心に刻み春を待つ 旅 風 2 票
☆ 新しい年が幸多からんことを願って。
(峰 生) 鐘の音。何か神秘的なと言うような春待つ心の
     動きが感じられますね。
(菜の花) 新年の心意気がよく出ていますね
4 寒空に入所を嫌う妻のこと 石の花 3 票
(そらまめ)老々介護のせつなさ、つらいですね。
(菜の花) お優しいですね
( 泉 ) 送り出す方のお気持ちと送り出される方のお気持ちが
     とてつもなく胸にこたえます。
5 清新の庭木とともに初日の出
6 竹組みの炎天までどんど焼き 媛 香 3 票
(哲 朗) 大がかりなどんど焼きですね。
( 扇 ) 私の所もどんど焼きをするので回覧板がまわって
     いましたよ
(そらまめ)青竹は、ものすごい勢いで燃えるから、迫力ありますね。
7 廃屋の落ち葉一面物寂し 菜の花 2 票
( 扇 ) 空き家が多くなり 荒れ果てて入るところをよく
     見かけます
(そらまめ)田舎には空き家が増えました。
8 箱根路に涙の襷雪が舞う 旅 風 4 票
☆ ゴール目前、転倒しながら襷を繋いだシーンを詠みました
(哲 朗) 箱根駅伝は今年は青山学院が優勝しましたね。
(峰 生) 駅伝を走ってる選手。何時もそれぞれ様々な思いで
     走ってるんでしょうね。
(媛 香) 悔し涙です。一生懸命走りました。
(高 越) つなげたチームと途切れたチームで涙の味に違いあり
9 小春日や犬に口笛散歩道 そらまめ 1 票
( 泉 ) 犬に口笛がおもしろいですね。
10 孫の顔崩れし笑う福笑い 哲 朗 4 票
(旅 風) お孫さんは本当に邪気がないですね。
( 扇 ) 私達も孫にパーワを貰います
(高 越) 最近あまり見かけないが楽しく遊ばれた様ですね
(菜の花) 微笑ましく可愛い光景ですね
11 あかね雲柚子湯に浸かる冬至かな そらまめ 2 票
(峰 生) 今年もまだ元気でこの日が来たんだなとしみじみ。
(菜の花) 癒されますね
12 凍る夜終の棲家と入所する 石の花 3 票
(旅 風) いずれわが身もと、心が痛みます。
(媛 香) 終の棲家とは寂しい限りですね。
     行く行くはそうなるでしょうね。年を重ねれば。
     子供には頼れませんものね。
( 泉 ) 凍る夜がとても寂しいですが、前向きに生きて下さいませ。
13 小春日や巡礼果たし結願寺 哲 朗 8 票
(旅 風) 季語がよく合っている、と思います。
(浩 風) 大変だったでしょうね。
(峰 生) やっと終わった安心喜び、そして感謝の気持ち。
(高 越) 杖を納めた時の感激
(そらまめ)結願寺へのお参り、晴れ晴れとした気持ち、わかります。
(菜の花) 良いお参り・・ご苦労様でした
( 泉 ) ついに結願まで達成、お疲れさまでした。
     今年はきっと良きことがあるでしょう。
(石の花) 達成感は素晴らしいでしょう。願いが叶いますよ。
14 左義長のはてたる後のふるまはる 浩 風 1 票
(石の花) どんど焼きの後の焼き芋でしょうか、楽しみですね。
15 高砂やOB仲間の初謡い 峰 生 3 票
(浩 風) お祝いのうたいいいですね
( 扇 ) 今年も仲間が欠けることなく元気な一年で欲しいですね
( 泉 ) 初謡いさぞ気持ちよく声がでたことでしょう。
16 遠き師の声懐かしく初電話 媛 香 2 票
(哲 朗) 楽しくお話されたことでしょう。
(石の花) 新年のご挨拶ですか、年に一度のご挨拶いいですね。
17 冬茜ビルの谷間を染めにけり 4 票
(旅 風) 情景が目に浮かんで来ます。
(浩 風) いい景ですね。
(高 越) オフィスビルのガラス窓に映る真っ赤な夕日
(石の花) 現代の風景ですね。リアリティー溢れています。
18 またも来る友の訃報や年の暮 浩 風 1 票
(峰 生) ああこいつもか。驚きと悼む心。彼との昔のこと。 
19 冬帽子被りて並ぶうどん店 哲 朗 2 票
(旅 風) 被りて並ぶ、に一票を投じます。
(浩 風) 寒い時のうどん温まりますね。
20 初夢やセーラー服の似合う友 高 越 5 票
(旅 風) 初恋の人?いい夢ですね。
(哲 朗) 若々しい初夢でしたね。
(媛 香) 遠い昔の懐かしい夢ですかぁ。もしかして
     初恋のセーラー服姿が想い出されて。
(菜の花) 昔を思い出しましたネ
(石の花) いい初夢を見ましたね。懐かしさがこみ上げてきますよね。
21 波荒し羽を休める冬の海
22 年老いて子のもとに行く水仙花 浩 風 2 票
(高 越) 残された水仙の花から寂しさ感じる。
     でも、行く処があるのは幸せですね。
(石の花) このもとへ行けるのは幸せですね。うらやましい限りです。
23 寒空にラッパ響くや豆腐売り 菜の花 2 票
(浩 風) 昔懐かしい音ですね。
(媛 香) 今時もお豆腐売りが…作り立ては美味しいでしょうね。
24 老の春一緒に住めぬ二人ずれ 石の花
25 邪気払い損ね八日の薺粥 高 越 1 票
(媛 香) 七種粥忘れちゃいましたか?
26 無理せずにこの坂ぐっと初詣で 峰 生
27 宿題の書き初め婆の手ほどきで 4 票
(哲 朗) お孫さんの手伝い気持ちが良くわかります。
(浩 風) 微笑ましい景ですね。
(峰 生) 遠い昔。親父の後のご褒美のこと。欠伸を殺して
     我慢してた冬休みの日々。
(媛 香) 孫の書初にお手本はおばあさまが…微笑ましい
     昔は先生がお手本を書いていましたが。
28 街灯に行く末を見る冬の夜 旅 風
☆ 冬の夜の一灯の街灯に己の行く末が重なりました
29 氏神の注連縄張りや宮総代 そらまめ
30 ポケットに懐炉忍ばせ散歩する 媛 香 2 票
(高 越) 年末年始はとても寒かったので有り難い「ほっかいろ」
( 泉 ) 寒い冬は懐炉は手放せませんね。
31 三人も咳するバスに乗り合わす 2 票
(哲 朗) インフルエンザは怖いです気をつけましょう。
(そらまめ)マスクかけた人の多いこと。「3人も」がいいですね。
32 太筆の滲む墨汁や初日の出 高 越
33 旅先の足湯ほっこり冬の陽に 2 票
( 扇 ) 旅行の途中でしょうか 気持ちよかったでしょうね
(そらまめ)「ほっこり」がいいねー。
平成 27年1月 1日~平成 27年172月20日 投句分
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第 121 回 披 講