番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
8 | 箱根路に涙の襷雪が舞う | 旅 風 | |
投票 4 票 | |||
10 | 孫の顔崩れし笑う福笑い | 哲 朗 | |
投票 4 票 | |||
13 | 小春日や巡礼果たし結願寺 | 哲 朗 | |
投票 8 票 | |||
17 | 冬茜ビルの谷間を染めにけり | 泉 | |
投票 4 票 | |||
20 | 初夢やセーラー服の似合う友 | 高 越 | |
投票 5 票 | |||
番 号 | 入 選 15 句 | 俳 号 | |
4 | 寒空に入所を嫌う妻のこと | 石の花 | |
6 | 竹組みの炎天までどんど焼き | 媛 香 | |
7 | 廃屋の落ち葉一面物寂し | 菜の花 | |
12 | 凍る夜終の棲家と入所する | 石の花 | |
14 | 左義長のはてたる後のふるまはる | 浩 風 | |
15 | 高砂やOB仲間の初謡い | 峰 生 | |
16 | 遠き師の声懐かしく初電話 | 媛 香 | |
19 | 冬帽子被りて並ぶうどん店 | 哲 朗 | |
22 | 年老いて子のもとに行く水仙花 | 浩 風 | |
23 | 寒空にラッパ響くや豆腐売り | 菜の花 | |
25 | 邪気払い損ね八日の薺粥 | 高 越 | |
27 | 宿題の書き初め婆の手ほどきで | 扇 | |
30 | ポケットに懐炉忍ばせ散歩する | 媛 香 | |
31 | 三人も咳するバスに乗り合わす | 扇 | |
33 | 旅先の足湯ほっこり冬の陽に | 泉 |
紫 陽 花 の コメント |
(3) 除夜の鐘心に刻み春を待つ 季重ね(除夜の鐘:冬)(春を待つ:春) (11) あかね雲柚子湯に浸かる冬至かな 季重ね(柚子湯:冬)(冬至:冬) |
俳句をまとめるときの三つのポイント(黒田杏子の本より) |
① 俳句はしゃべりすぎないこと |
② 俳句はやわらかいことばづかいで |
③ 一句の中に切れ字は一つ、季語も原則として一つ 今回の特選は得票の多い方から選択しました。 |