互 選 句
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第 123 回 披 講
平成 27年3月 1日~平成 27年3月20日 投句分
 紫 陽 花 の コメント
        (1) 若き医師カルテはパソコン黄水仙
             中八:黄水仙カルテ打ち込む若き医師
            
いかがですか・・・・・打ち込むでパソコンは判ります。
       
(14) 日々伸びる木の芽たくまし菜種梅雨
             季重ね(木の芽:春)(菜種梅雨:春)
      俳句の作り方
         俳句には二つの叙法があります。それは二句一章(とりあわせ)と
         一句一章(一物仕立て)のことです。
         この二つの型は俳句のだいじな基本形ですので、その特徴を十分
         に把握してくだ さい。
        「一句一章」は句切れることなく脈打つように続く。
            滝の上に水現れて落ちにけり        後藤夜半
        「二句一章」は句切れのある表現
             葉桜や背伸びをすれば見える海      星野  椿
        「一句一章」は類句が出来やすいので注意すること。
        「二句一章」は季語の説明をしないこと。 
                              大串 章の本から 
番 号 特 選 5 句 俳 号  
3 春の雨友の棺に花を添え そらまめ  
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手作りの巣箱をかけゐる親子かな
   投票 4 票
16 海風に舞っては消ゆる春の雪 媛 香
   投票 6 票
29 菜の花や沈む夕日の瀬戸の海 哲 朗  
   投票 5 票
33 梅の香のほのかに匂う散歩道 菜の花  
   投票 6 票
番 号 入 選 15 句 俳 号  
若き医師カルテはパソコン黄水仙 媛 香  
かさこそと振って確かめ種袋 石の花  
春の空真綿の如く飛行雲 菜の花  
12 ビフテキの皿にどっかと山笑う  哲 朗  
13 ゆるゆると目覚める朝の春うらら  
18 少年のボール追いかけ春の土 哲 朗  
19 筆塚にうすら椿や神の庭 高 越  
20 彼岸参り義母の面影遠き今  
21 しとしとと雨の中なる黄水仙 浩 風
22 つくしんぼちょこんと顔を覗かせり  
23 菜の花や夢の世界で黄金波 旅 風  
26 梅の香や巫女に授かる牛の絵馬 高 越  
27 春に入る世に役立たずただ生きて 峰 生  
30 大輪の椿ポトリと散る哀れ 菜の花  
31 桜餅天の母へも届けたや 旅 風