平成27年6月1日~平成27年6月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
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番号    投  句 & 選  句    俳 号 得票
1 紫陽花に露ころりんと遊びけり 3 票
(べいこう)露ころりんの言葉の使い方が上手
( 扇 ) よく見かける情景ですね
(菜の花) 表現が面白いですね
2 方言の飛び交う足湯梅雨晴れ間 哲 朗 6 票
(べいこう)足湯でのひとこま目に浮かぶようです。
(浩 風) いいひと時ですね
(峰 生) 賑やかで楽しげな一隅がすっと浮かびます。
( 扇 ) 梅雨が晴れる一時の歓びですね
(菜の花) 癒しの一時ですネ
(石の花) 観光客の故郷、まちまちで方言の品評会みたいですね。
3 校庭に諸手広げて楠若葉 4 票
(旅 風) 諸手広げて・・・・・巧いですねえ。
(哲 朗) 楠の木は校庭によく植えられて今は大木になっています。
( 泉 ) なつかしい校庭を想い出します。
( 扇 ) 青々とした茂った葉っぱは涼しさを貰いますね
4 片蔭のほっと一息深呼吸 哲 朗 2 票
(旅 風) 中七と下五に感心しました。
( 扇 ) 散歩の途中の木陰は嬉しいですよね
5 しげさ節駄美声響く船祭り べいこう 1 票
☆ 猟師の声で元気が出ました。
(石の花) 船祭で歌うのは漁師ではないですか。豪勢な光景が伺えます。
6 へんろ傘地図見入りつつ田舎バス 峰 生 1 票
(そらまめ)歩き遍路の描写、いいですね
7 るいるいとジャンボタニシの赤卵 そらまめ 1 票
(哲 朗) 赤い卵を見ると気持ちが悪くなります。
8 行く末や心に懸る露曇り 旅 風 1 票
☆ 老老介護中、この先どうなることやら。
(べいこう)行く末の不安は誰にもあります。元気だして
9 山肌の全面染めしよひらかな(四葩) 3 票
(浩 風) 本当に綺麗に満開ですね。
(媛 香) 山肌全体に紫陽花が咲き誇っている様が見えるようです。
(石の花) 何処の山でしょう、さぞ綺麗なことでしょう。
10 昼顔や砂塵の中に住まいあり べいこう 3 票
☆ 鳥取砂丘で砂塵の中ピンクの浜昼顔の生命力に感動。
(旅 風) 住まいあり・・・・・に座布団一枚。
( 泉 ) ピンクの浜昼顔は大好きですが、砂塵のお住まいでは
     ちょっと可哀そうですね。
(石の花) 砂じんの中に住まいを見つけがいいですね。
11 咲きほこる菖蒲まつりのにぎやかに 浩 風 3 票
(哲 朗) 色とりどりの花菖蒲は綺麗ですね。
(媛 香) 菖蒲園は今満開車いすの介護施設の方やら
     園児たちやらとても人ひとで賑やかですね。
( 扇 ) 菖蒲は豪華で美しいですね
12 田植機の音に目覚める夜明けかな 媛 香 3 票
(峰 生) ご苦労さんと思いながらも正直未だ眠いね。
( 泉 ) 百姓さんは朝早くからお仕事されますね。
(そらまめ)お百姓さんは朝が早いです。
13 交差点いつもと違い更衣 哲 朗 1 票
(媛 香) 行き交う交差点が更衣によって景色が何時もと違っている
     のに作者は気が付いたのです。
14 総身で若葉風嗅ぐ山の朝 旅 風 1 票
☆ 山の若葉風を全身で思いきり吸いました。
(べいこう)読後の爽快感、山の朝いいですね
15 露涼し庭の雀は跳び走り 石の花 1 票
(媛 香) 露の降りている庭の景色を見ていると雀がチョコチョコ
     飛び跳ねているのが目に飛び込んできたのです。
16 余花の雨思い出宿し仰ぎ見る べいこう 3 票
☆ 庭木からの雨にヒントをえました。
(旅 風) 思い出宿し・・・・・に魅かれました。
(峰 生) 見上げながら今年の花見はとあれこれ。
(石の花) 花見の頃を思い出しですね。余花を仰ぎ見るのですか。
17 雨あがり地面すれすれつばくらめ そらまめ 2 票
(浩 風) よく見かけます。いいですね。
(哲 朗) 燕の飛ぶ様子が良く出ています。
18 浜の風窓開け放し梅雨晴れ間 媛 香 2 票
(そらまめ)ドライブでしょうか?気持ちいいですね。
(石の花) 梅雨晴れ間、清々しい気分ですね。
19 夏草に旧跡の碑は見え隠れ 峰 生 2 票
(旅 風) 芭蕉の名句が重なりました。
(菜の花) 生い茂る景が見えるようです
20 梅雨冷えや寝床の中で大あくび 石の花 1 票
( 泉 ) とてもユーモアがあって好きな句です。
21 ミニスイカ日ごとにふとるあしたなる 浩 風 1 票
(菜の花) 待ち遠しくお楽しみですね
22 ナツメロの茶摘み幼な日里恋し 峰 生
23 気忙しく田植えの準備耕運機 菜の花
24 瑠璃色が雨に輝く濃紫陽花 そらまめ 4 票
(べいこう).色の変化をよく観察していらっしゃいます
(旅 風) 雨に輝く・・・・・に一票です。
(浩 風) 綺麗ですね。
(媛 香) この一色の紫陽花だけが雨のしずくに輝いて見えているのです。
25 隣り合う建築工事五月晴れ 浩 風
26 振り分けて玉葱吊す庇かな 4 票
(浩 風) 新玉葱の収穫、よく出来たようですね。
(峰 生) 静かな田舎の一こまが伝わってきます。
(菜の花) 一年の収穫・・・よく見かけます
(そらまめ)これ結構たいへんな作業ですよネ。
27 しぼり柄(がら)花朝顔に梅雨の蝶 石の花 3 票
(べいこう)名詞を三つ並べて響きがいいですね
( 泉 ) めずらしい朝顔に蝶がきて楽しみですね。
(媛 香) しぼり柄の花朝顔って涼しげで新種かしら?
     紫色かなと想像しています。
28 更衣心も軽く足軽く 2 票
(哲 朗) 更衣すると活動したくなるような気分になります。
(峰 生) 短い句でも心と体に爽やかな気分でしょうと。
29 陽は落ちて一声哀しホトトギス  旅 風 1 票
☆ 久しぶりにホトトギスの鳴き声を聞きました。
(菜の花) 夕景の感じがよく出ていますね
30 子ツバメに心残して駅を発つ 媛 香 4 票
(浩 風) もう少し見ていたい気持ち、よくわかります。
(峰 生) 優しい気分がしみじみ感じられます。
( 泉 ) 道後駅にも燕の巣があり雛が大きな口をあけていましたよ。
     雰囲気はよくわかります。
(そらまめ)道後温泉駅を思い出します。
31 田の水にすいと飛び交う夕蛍 2 票
(哲 朗) あちこちで蛍の便りを聞きます。
( 扇 ) 夕蛍見つけたときは心がワクワクしますよね
32 よく動く散歩の犬よ五月晴れ
33 水面に燕スイーと飛び交ふや 菜の花 1 票
(そらまめ)低空飛行が見事な鳥ですね。
第 126 回 披 講