平成27年7月1日~平成27年7月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
番号     投  句 & 選  句     俳 号 得票
1 いとわずに米のとぎ汁花茄子 1 票
(べいこう)上5の「いとわずに」が全体を締めています。
2 大輪の夕顔の白あでやかに 菜の花 1 票
(そらまめ)花を愛でる気持ちが伝わります。
3 巡り来る玉音放送吾十歳 媛 香 1 票
(菜の花) 遠くなりましたけどお互いに生涯忘れる事は無いでしょうね
4 山笠に命を燃やす博多っ子 3 票
(べいこう)命をかける目標、行事があるっていいことです。
(哲 朗) 豪華な山笠が全速力で街を駆ける様子が目に浮かびます。
(峰 生) 豪快な山笠男達が浮かびます。
5 白いくつ鉢巻き締めて球を打つ 石の花 1 票
(菜の花) 意気込みを感じます
6 石鎚にもたれ湧き立つ雲の峰  峰 生 5 票
(べいこう)中七の「もたれ湧きたつ」がこの句の中心。
(哲 朗) 壮大な積乱雲の様子が良く出ています。
( 扇 ) 今年は梅雨が長く夏らしい雲もあまり見かけないですね
( 泉 ) 梅雨明けになったとたんに大入道雲が張り出しましたね!
(そらまめ)中7気に入りました。
7 浮いて来い迎え火焚いて妣(はは)想う 石の花 2 票
(菜の花) お優しいですね
(浩 風) 迎え火とともに昔を懐かしんでいるんですね。
8 梅雨荒れて大雨降らし去りにけり 1 票
( 扇 ) 雨の多い七月です
9 ポンという音もいっしよにラムネ飲む 哲 朗 5 票
(菜の花) 面白い発想・・・懐かしいですね
(峰 生) 水分を大いに撮って熱中症を撃退しよう。
(媛 香) ラムネの音も一緒に飲むと言うおもしろい表現ですね。
( 泉 ) ポンという音がいいですね!ラムネも昭和の時代を思い出します。
(そらまめ)懐かしい。
10 夕涼やベールを剥がす冥王星 そらまめ 2 票
(石の花) 冥王星の姿、見ました。ベールが剥がされましたね。
(べいこう)「ベールを剥がす」なかなか言葉遣いが上手。
11 生ビール悲喜こもごものお伴なる
12 水田に街の灯映しロマンなり 菜の花 2 票
( 扇 ) ロマンチックな光景ですね
(媛 香) 水田に移るネオンの灯かりは綺麗ですネ。
13 紫陽花は乙女はじかみ妍(けん)競う 峰 生 1 票
(石の花) 紫陽花が乙女のように美しさを競って咲いてますね。
14 売られ行く牛を見送る凌霄花(のうぜんかずら) べいこう 3 票
☆ 凌霄花の下を牛が引かれている姿。
(浩 風) 昔の景を思い出しますね。
(峰 生) 淋しい農村の別れの一コマですね。
(媛 香) 牛を飼育している家に凌霄花か満開なのでしょう。
15 友よりの桃とどきたる夕べかな 浩 風 1 票
(哲 朗) 美味しく頂いたことでしょう。
16 夕蛍情けの川へ飛びにけり 1 票
(峰 生) 情熱を見つめる人はのんびり。思えば皮肉だね。
17 紫陽花や花火の如き花開く そらまめ 1 票
(媛 香) 紫陽花は華やか花火が打ち上がった瞬間のように見えます。
18 蓮の葉に雫をのせて万華鏡 石の花 4 票
(哲 朗) 雫が光る様子を万華鏡に例えたところが良いと思いました。
(菜の花) 神秘的ですね
(媛 香) 蓮の葉に雫がころころと転がっている、万華鏡のようだ。
( 泉 ) 朝早くの蓮の葉に夕べの雫が残っておいr万華鏡が美しいですね。
19 独り言引いて毟れど夏の草 媛 香 3 票
(峰 生) 独り言の間に夏草はどんどん伸びる。困るね。
( 泉 ) 年をとるとよく独り言をブツブツと、いくらブツブツ云っても
     すぐに草は生えてきて大変!
(石の花) いくらむしっても夏草は元気がいいですね。
20 草取りに鳥の寄り来る空の青 浩 風 1 票
(そらまめ)草がなくなるとミミズなどが取りやすくなるのでしょう。
21 蓮池や語る足元鯉の群れ べいこう 2 票
☆ 蓮を見入っていると足元に鯉がやってきました。
( 扇 ) 鯉も団体で泳いで水しぶきもすごいですね
(浩 風) 静かな想いの景ですね。
22 酢漿草(かたばみ)の種はじけ飛び庭に咲き 媛 香 2 票
(哲 朗) かたばみが庭にはびこっている様子がわかります。
( 扇 ) 予期せぬ所に可愛い花が咲いていると嬉しいですね
23 声かける女鵜匠は手で合図 哲 朗 3 票
(べいこう)しぐさが可愛らしいですね
(媛 香) 女鵜匠がいるのですね。鵜匠は男性ばかりと思って居ました。
(石の花) 女性の鵜匠、観光にはもってこいですね。
24 ピーナツの花の黄色く咲きにけり 浩 風 1 票
( 泉 ) ピーナツの花は見たことがないのですが、黄色の花って
     きれいですね。
25 青山へ青田の波の続く道 そらまめ 3 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
( 扇 ) 天気の良い日でしょうか何時までも歩きたいですね
(浩 風) 田舎のいい景ですね。
26 ありし日を語り酔いしれ三尺寝 べいこう 3 票
☆ 退職後尋ねてきた友人と積もる話で盛り上がりました。そのまま
  折り重なるように寝込んでしまいました。
(浩 風) いい昼寝時ですね。
(峰 生) いい気分ですね。へそを出してたら夏風邪ですよ。
(石の花) 楽しい一時、なんと極楽極楽。
27 生ビール気分は良いと妻も飲む 哲 朗 2 票
(菜の花) 仲睦まじい事~~いつまでもご一緒に飲めますように・・・
(石の花) こんな光景にあやかりたいものです。
28 梅雨晴れ間浜辺の子らの砂の城 峰 生 2 票
(浩 風) 砂遊びの子等の作品いいですね。
(そらまめ)楽しそうですね。
29 湧くごとく入道雲のたくましさ 菜の花 3 票
(べいこう)この句で暑い夏が乗り切れそうです。
( 泉 ) たくましく入道雲がわいてきますね!
(そらまめ)真夏のシンボルですね。
30 冷酒を猪口でいただく老いた身は
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第 127 回 披 講