平成27年8月1日~平成27年8月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
番号     投  句 & 選  句    俳 号 得票
1 山百合や法面に咲く松山道 媛 香 1 票
(峰 生) 私も山百合を見ながら、お盆の里帰りです。
2 さりげなく会話途切れしソーダ水 哲 朗 4 票
(そらまめ)若いアベックでもよし、ジジババでもよし、
     ほのぼのする句です
(媛 香) ちょっと話題に詰まったときにソーダー水を
     ゴックンとね、
(峰 生) 何となく間が持てなくてソーダ水。判るね。
( 泉 ) ソーダ水がきいてますね。
3 霧深し引き揚げ船で母国の地 石の花 1 票
(媛 香) 敗戦から70年今はもう遠い思いで深き事ですね。
     初めて踏む母国の地何十万人の人々が外地からです。
4 手花火のじいじもはしゃぎ時忘れ 媛 香 5 票
(哲 朗) 光景が目に浮かびます。
( 扇 ) お孫さんとの夏の楽しい一時ですね
(そらまめ)童心にかえり、楽しいです。
(菜の花) 年齢も忘れお孫さんとの楽しいひと時でしたネ
( 泉 ) 楽しかったお孫さんとの夏休みの様子がうかがわれます。
5 子ら帰り居間広々と法師蝉 そらまめ 5 票
(べいこう)帰省子の帰った後の寂しさとホッとした気分
     伝わってきます。
(哲 朗) 淋しさを感じます。
(浩 風) やっと落ち着いた感じですね。
(菜の花) 静かな元の生活に戻られ、ホッとしたような
     寂しいような・・・
(石の花) 急に寂しくなりますね。ホッとしますがね。
6 青嵐妻の手を引く遍路道 べいこう 2 票
☆ 遍路道での出来事です。
(浩 風) 森林の中の風、妻の手を引く・・・・・いいですね。
(菜の花) 仲睦まじい事、お大師様も微笑んで居られる事でしょう・・・
7 蓮の実にネットかけある寺苑かな 浩 風
8 赤とんぼ川辺すいすい飛び交うや 菜の花
9 無音なる昼のひととき大暑なる 4 票
(浩 風) 昼のひととき無音になるがいいですね。
(そらまめ)あまりにも暑いので、時が止まっている感じですね。
(峰 生) ともかく暑いですわ。
(石の花) 無音なるで夏の暑さを倍増で感じますね。
10 明日には散るらし蓮の花に立つ 浩 風
11 炎天下自転車通学ヘルメット 媛 香 4 票
(哲 朗) 学生の元気な様子が出ています。
( 扇 ) ヘルメットをつけて自転車に乗っている高校生を
     見ると安心します
(そらまめ)自転車のヘルメット急に増えました。
( 泉 ) 暑い夏ですがヘルメットは必須ですね。
12 家族旅金魚も連れて高速路 そらまめ 3 票
(媛 香) 金魚も連れて旅行に行と言う。金魚も家族の
     一員なのですね。
(菜の花) 金魚も波打つ水槽に喜んだことでしょう
     お優しいですね
( 泉 ) 優しい家族ですね、金魚も喜んでいるかな?
13 夕焼けや母国に向かう船の旅 石の花
14 ゆるゆると風に吹かれし案山子かな 5 票
(べいこう)案山子も少なくなりました。ゆるゆるの表現が
     いいです。
(哲 朗) 田んぼの番人ご苦労さん。
( 扇 ) 最近の案山子もこっていて素晴らしくどんな格好を
     している案山子かと思ってしまいます
(菜の花) 案山子も珍しくなり、のんびりとした景が
     浮かぶようです
(石の花) 案山子も余り見かけなくなりましたが秋風ですか。
15 盆供養まご黙々と墓掃除 菜の花 4 票
(べいこう)祖父と孫さんの微笑ましい姿に投票。
(浩 風) 孫が墓掃除、いいですね。
( 扇 ) なかなかよくできたお孫さんですね
( 泉 ) 小さいお孫さんもお墓掃除を一緒にできることはうれしいですね。
16 緋メダカの泳ぐ池なり陰つれて 浩 風 3 票
( 扇 ) きれいな川でしょうね 可愛い光景です
(そらまめ)陰つれてが面白い
(峰 生) 陰が傘になってくれたら、もっと涼しいのにね。
17 クマゼミの末法知らず絶叫か 1 票
(媛 香) 蝉の一生涯の短きこと蝉は知らず哀れですね。絶叫す。
18 立秋と聞けばにんまりばてた身に 峰 生 1 票
(べいこう)猛暑はもう結構よくわかります。
19 金魚鉢置けば懐かし古机 べいこう 1 票
☆ 普段盆栽が乗せてありますが、金魚鉢を
 置いたところ急に学生時代を思い出し
 一句作りました。
(峰 生) 小道具が揃えば自ずから昔が偲ばれるでしょう。
20 せせらぎの波音ちかし夾竹桃
21 朝夕に夏の峠は無事越えて 峰 生
22 水を打つ静かな露地に風ひとつ べいこう 4 票
☆ 早朝の水撒きにそよと風を感じ取りました。
(哲 朗) 一時の涼しさを感じます。
(そらまめ)風ひとついいです。
(菜の花) 清涼感がありますね 
(石の花) 懐かしい涼しさですね。風一つがいいですね。
23 餅肌を鳥肌にして海水浴 哲 朗
24 物忘れ夏の暑さになお増せり 峰 生 2 票
(べいこう)人の名前が出ずに困っています。
(媛 香) 全くその通りですね。暑さに脳の回線が変になります。
25 竹婦人夢で逢いたい過去の人 石の花 3 票
(哲 朗) いい夢を見ましたか。
(媛 香) 竹婦人艶めかしい季語。抱いて寝ると涼しいらしく
     フット過去のことを思い出したのでしょうね。
(峰 生) 古婦人での夢抱き。悪くないですナ。 
26 熊蝉のひとしきり鳴き消えにけり 2 票
(浩 風) 蝉の鳴き声がぱたっと止む、ほんと不思議ですね。
(石の花) まさか命が尽きたのではないでしょうね。
27 かなかなと耳にし昼寝今日も暮れ 1 票
( 扇 ) この夏は暑くてごろ寝で一日が過ぎます
28 校門に暑さ負けじと夾竹桃 菜の花 1 票
(べいこう)夾竹桃の強さがわかります
29 朝風やつくつくぼうし札所寺 そらまめ 1 票
(浩 風) 寺の境内も、もう秋ですね。
30 昼食のカレーライスや秋暑し 哲 朗 2 票
( 泉 ) 辛めのカレーライスが暑さを増します。
  (石の花) 秋暑しとカレーライスがよくあっています。
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第 128 回 披 講