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平成 27年9月 1日~平成 27年9月20日 投句分
 紫 陽 花 の コメント
     朝夕涼しく大変気持ちのよい季節になりました。
       これを満喫して、発句を楽しみましょう。
     ◇ 12 番  季無し 季語がありません。
             北豪雨南青天いつ我が身
  
  省略の方法 俳句は短いからこそ人の心に染み渡り、感動を多くの人に伝えることができ
 るのです。俳句は無駄なものを削るだけでなく、必要なものも削って削って単純化するのです。
 ここで「単純化」と言いましたが、単純化というのは単純なことを、単純に表現するというのでは
 ありません。複雑なこと、深いことを単純に表現することが単純化なのです。
 松田ひろむの本より  
紫陽花
互 選 句
番 号 特 選 5 句 俳 号  
10 早朝のぎんなん落つる散歩道 浩 風  
   投票 6 票
11 鈴虫や四拍子にて歌いおり そらまめ
   投票 3 票
27 無人駅降り立つ先に曼珠沙華 哲 朗
   投票 5 票
28 向日葵や栄枯盛衰果てて伏す 峰 生  
   投票 3 票
30 刈田あとカラス雀や鳩群れて 媛 香  
   投票 4 票
番 号 入 選 15 句 俳 号  
ちりはたき秋の風鈴おさめけり べいこう  
年配のグランドゴルフ秋高し 浩 風  
盆の月雲の間に間に見え隠れ 菜の花  
高原のコスモス揺らぎ波打って 媛 香  
秋の暮一人さびしく夕餉とり  
かき氷旗振れるだけ店終い 峰 生  
秋惜む施設の部屋に車いす 石の花  
13 長き夜やいろは唄なぞ読み明かす べいこう  
14 ほろ酔いの友の足元虫の声 哲 朗
16 災害に疲れ果てたる秋さびし  
17 衣被羽化の如きにむきにけり 哲 朗  
18 爽やかに競ふ俳人高校生 媛 香  
20 稲木干し青空高く風にゆれ  
23 手作りの月見団子を供えたり  
29 畑仕事畦で一服曼珠沙華 そらまめ  
 
第 129 回 披 講