平成28年 4月1日~平成28年 4月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
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第 136 回 披 講
番 号      選   句 俳 号 得 票
1 春風や堀めぐり行く手こぎ舟 浩 風 2 票
(哲 朗) 情景がよく出ています。
(峰 生) 静かな船の様子が美しく目に浮かばようです。
 
2 胸に舞う天女の姿春夕焼け
       
3 もらったよ虎杖(いたどり)抱え妻帰る そらまめ 3 票
(哲 朗) 奥さんの笑顔が浮かびます。
( 泉 ) いたどりは美味しいですよね、私も大好きです。
(高 越) 奥様の嬉々とした顔が、、、
 
4 妻とみる千本ぼたん鐘一打 浩 風 3 票
(べいこう)千本と一打の取りあわせがいいですね。
(石の花) どこかの寺院でしょうか、ボタンの名所を、鐘一打の
     とり合わせがいいですね。
(高 越) 下五で分かる牡丹寺
 
5 四月馬鹿嘘と知りつつ嘘を聞く 哲 朗 5 票
(そらまめ)エイプリルフールを楽しんでいますね。
(媛 香) 滑稽で分かるようなお句です。
(菜の花) 嘘と知りつつ・・・楽しい一日でしたネ
( 泉 ) 楽しくなりました。
(石の花) ユーモアたっぷりの句ですね。
 
6 春泥をひょいと跨いで気にかかる べいこう 1 票
( 泉 ) 春ですね。
 
7 陽炎に足取られたる親子連れ 哲 朗 2 票
( 扇 ) 賑やかに歩いている様子が見えます
(そらまめ)陽炎に足とられたる・・・・見事です。
 
8 天守より花の松山俯瞰(ふかん)して 3 票
(浩 風) 高所から見る松山市内 いい景でしょうね。
(哲 朗) 天守閣から城下町眺めている様子がわかります。
( 泉 ) 天守からの眺めはさぞや爽快で美しかったことでしょうね。
 
9 囀りて雑草揺らし飛び立ちぬ 媛 香
 
10 蓮華(れんげ)田や寝転んでみる我が宇宙 そらまめ 8 票
(べいこう)大変懐かしい句です。今蓮華もあまり見かけなくなりました。
( 扇 ) ゆっくりと昼寝がしたくなりますね
(浩 風) のんびりと寝転ぶいいですね。
(哲 朗) 寝転んでのんびりと空を眺めている様子がうかがえます。
(媛 香) 我が宇宙と言うスケール大の表現が良いですね。
(菜の花) 自然の風景の中、空想もいいですネ
( 泉 ) レンゲ草の中で寝転んで、アルプスの少女?少年?のようですね!
     自分だけの世界でしたでしょう。
(高 越) スケール大
 
11 菜花雨や雨の岩戸も上機嫌 べいこう
12 春うらら北の国まで新幹線 3 票
( 扇 ) テレビの人々の笑顔私達まで嬉しくなります
(峰 生) 北海道まで便利になったですね。松山も早く生きてる間に何とか。
(菜の花) 四国はいつの事でしょう?
 
13 公園のベンチに二人花筏 石の花 2 票
(そらまめ)、いいスケッチです。
(浩 風) いい景ですね。 
 
14 天地人花に紛れて仁王門 峰 生
 
15 山道に道案内の雲雀鳴く べいこう 2 票
(そらまめ)鳴き続ける雲雀、道案内のように。
(菜の花) のどかな風景ですネ
 
16 陽炎やバイク飛ばして消えて行く 石の花 1 票
(媛 香) 陽炎の中ゆらゆらと走り去るバイク、消えて行くようだと
     情景を詠でいるところが良いですね。
 
17 見あげたる余生幾ばくこの花と 峰 生 4 票
(べいこう)しんみりとしたいい句です。花からいろいろ人世が読み解かれます。
(浩 風) ちょっと寂しい気がしますが 思いは同じです。
(菜の花) これからもお元気でまだまだ眺めて下さい
(石の花) 感無量ですね。
 
18 桜咲く満面笑みの花見会 菜の花 1 票
(峰 生) 家族と一緒の花見が良いですね。
 
19 桜散る流れに沿いし花筏 1 票
(菜の花) 綺麗な句ですね
 
20 はらはらと川面を埋める桜かな 媛 香 2 票
( 扇 ) 毎年ながら良い光景ですね
(哲 朗) 桜の花の散る情景がよく出ています。
 
21 昼間より一人静かに花見酒 2 票
(そらまめ)一人の花見、ちびりちびりと。
(高 越) 花見の場所取り番人か?
 
22 門前に妻とパンジー植えて嬉々 峰 生 1 票
(石の花) 二人で楽しく植田のですね。嬉々がいいです。
 
23 花びらのかさをふみつつ登りゆく 浩 風 1 票
( 扇 ) 桜の花絨毯でしょうか幸せそうですね
 
24 緑風に白きお城も見え隠れ 菜の花 1 票
(媛 香) 新緑の緑と白きお城のコントラストが風に揺れて美しい。
 
25 揚げ雲雀せわしく鳴くも姿なし そらまめ 4 票
(浩 風) 今頃 あまり見ませんね。
(哲 朗) 天高く揚がった雲雀の姿はなかなか見つけられないです。
(峰 生) 揚げひばりの長閑な声はともかく姿や巣は全く見たことないです。
(石の花) 近頃は麦畑も少なく雲雀の囀りもあまり聞かなくなりました。
 
26 南窓全開すれば目に青葉 媛 香 1 票
(べいこう)素敵な場所にお住まいですね。
 
27 緑陰や我が一生のたたずまい 石の花 1 票
( 泉 ) どっしりと重みを感じる俳句ですね。
 
28 城山の桜の下で舞い扇
 
29 山笑うわんぱく坊主秘密基地 哲 朗 4 票
(峰 生) 山笑うの季語そのもの。童心一筋の思い出は皆同じでしょう。
(べいこう)少年時代は誰でも遊びの場所がありました。懐かしい。
(媛 香) 微笑ましく腕白坊主良いですね。今でも秘密基地が。
(高 越) 秘密基地やりました。私も子も孫も
 
30 行く春や続く余震にいつ我が身 菜の花 5 票
( 扇 ) いつまでも元気でいましょう
(そらまめ)熊本、大分気の毒です。
(媛 香) ほんとに怖いですね。
     いざとなったら着の身着のままで飛び出すでしょうね。
(峰 生) 南海大地震なんて絶対こんなことならないように。
(高 越) 断層続きの伊方原発が心配
 
31 雀の鉄砲鳴らす少女のおちょぼ口 高 越 2 票
(浩 風) 懐かしいですね。
(石の花) めずらしい光景ですね。どんな音がしたのでしょう。
 
32 義母(はは)見舞う留守家に凛と松の芯 高 越
 
33 鑑賞を終えし窓辺の楠若葉 高 越 1 票
(べいこう)鑑賞を終えて感性を宿したところでの一句。結構です。