平成28年 7月1日~平成28年 7月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
番号      選   句 俳 号 得票
1 水田に街の灯ゆらりロマンなり 菜の花 1 票
(べいこう)水田に映る灯り、とてもロマンチックでときめきを
     感じますロマンなりをときめいてとはどうでしょうか
 
2 初ゼミを手に捕まえり独り言 1 票
(哲 朗) 梅雨も明け蝉の鳴き声が聞こえてきました。
 
3 車中泊山の夜風に三尺寝 べいこう 1 票
(媛 香) 車中泊も夜風に当たり気持ちいいでしょうね。
 でも季語が見当たりません。
 
4 故郷が地割れの夢や梅雨寝汗 峰 生 1 票
( 扇 ) 熊本地震の人達も梅雨で大変でしょうね
 
5 トマト熟る鳥の被害の少なかり 浩 風 1 票
( 扇 ) 自畑のトマトは美味しいですね 鳥も抜けめがないですね
 
6 夜な夜なに守宮張り付き厨窓 媛 香 4 票
(浩 風) 気になりますね。しかし、家を守ってくれると言われますからね。
(石の花) 守宮あまり見かけなくなりましたね。可愛いものです。
(哲 朗) 夜によく見かける光景です。
(高 越) 最近は余り見なくなりました
 
7 蓮田あり友と語らい畔を行く 石の花
 
8 なめくじの徘徊の跡光けり 哲 朗 4 票
(媛 香) 蛞蝓の徘徊面白いですね。確かに徘徊ですね。
(そらまめ)徘徊のあと ・・・いいですね
(石の花) なめくじの俳諧、いい比喩ですね。
(高 越) 夜行性だが隠れても駄目
 
9 俳人の足取りたどる滝の道 高 越 5 票
(べいこう)言い趣味ですね
(媛 香) 俳人は?滝の道を歩いた俳人ねぇ~
(浩 風) 俳人の想いをたどる、いいですね。
(峰 生) 確か子規,漱石の俳聖が訪れた滝とか。もっと有名であってー。
     草茫々で道に迷いそうだった感じでした。
(菜の花) 清流の道が浮かびます綺麗な句ですね
 
10 海の日や人工の浜賑わいて 媛 香 1 票
(そらまめ)人口の浜のほうがきれいですものねー。
 
11 時鳥一声母が消えた空 峰 生 1 票
( 扇 ) お母さんとの別れで淋しい声に聞こえたのですね 
 
12 梅雨明けて明日の希望胸躍る 石の花 3 票
(浩 風)  やっと梅雨明け、今年は雨が多く降ったからね。
(峰 生) やれやれ梅雨が。とっても眩しい。でも頑張らなくちゃあだね。
(菜の花) 長かった梅雨も明け暑さに負けじの意気込みですね
 
13 形代に罪のがれ託し身を清め 哲 朗 3 票
( 扇 ) 和越しでしょうか 厄払いで一晩布団の下において寝ましたよ 
(浩 風) 茅野輪くぐり、私も行って孫の分まで形代で祈って来ました。
(石の花) あちらこちらのお宮では、今でも催しておりますね。
     懐かしいです。
 
14 午後の居間扇風機だけひとり舞う そらまめ 2 票
(べいこう)ありがちですね。ひとり舞うの説明があってもと思います
(菜の花) 私もよくします
 
15 天の川土手のかなたに宇宙船 高 越 4 票
( 扇 ) 遠くが見えるんですね 羨ましいです
(そらまめ)時間を合わせると、肉眼で見えますね。
(峰 生) 宇宙船が天の川をバックに。世の中も変わるものだなア。
(菜の花) 綺麗な星を眺めながら・・ロマンですね
 
16 吾が狭庭目白の群れの休み処
 
17 街路樹の初蝉数多囂しく(かしましく) 媛 香
 
18 梅雨明けし久しく月もさわやかに 菜の花 1 票
(峰 生) 美しい梅雨明けの月。しみじみと感じ入ってます。
 
19 サングラス外し現世たしかむる べいこう 4 票
(媛 香) 現世をサングラスを外して見るのもまた然りですね。
(そらまめ)ズーットかけていると不安になりますからねー。
(石の花) すべて色眼鏡見ていては、現実を確かめるのも必要です。
(高 越) 結果は如何でしたか?
 
20 帽子脱ぎ木陰に寄れば青田風 そらまめ 3 票
(浩 風) 木陰で一休み、いいですね。
(哲 朗) 涼しさが伝わってきます。
(菜の花) 絵本に出てくるような光景・・安らぎを感じます
 
21 もぎたてのトマト一口陽のぬくみ 哲 朗 4 票
(べいこう)トマトを陽と一緒に食べる、いい句と思います
(浩 風) 今年は美味いトマトが、多く生りましたね。
(そらまめ)畑で作業中、なま暖かいトマト、これいいですねー。
(高 越) 本当に太陽の恵みですね
 
22 向日葵一本太陽背なにへそ曲り 高 越 2 票
(べいこう)御自分を重ねられたのでしょうか
(石の花) へそ曲がりが一本有ったのですかね。珍しい。
 
23 楽しみの毎朝にとる胡瓜かな 浩 風 2 票
(そらまめ)これサボるとバカでかいキュウリになる。
(哲 朗) 朝採りの胡瓜はみずみずしくて美味しいですね。
 
24 幻想の妻の認知で食う西瓜 峰 生
 
25 蓮の花ぽんと開いて青の中 石の花 2 票
(べいこう)景がよく出ています。青の中で連想します
(媛 香) 蓮の花が開く瞬間にポンと音がするのだと聞いたことがあります。
 
26 岩清水五臓六腑を駆け巡る べいこう 1 票
(高 越) そのものズバリ
27 初どりの西瓜手にする重さかな 浩 風 4 票
( 扇 ) 今年は雨が多かったと思うのですがスイカ作りも楽しみ
     だったのではないでしょうか
(哲 朗) 食べるのが楽しみでしょう。
(峰 生) 初とりの 西瓜。自分で無くちゃあこの喜びは 判らんね。
(菜の花) 大きくて美味しそう・・・
 
28 山雀のときどき顔を見せいたり
 
29 猛暑日にお願いします選挙カー 菜の花
 
30 じりじりと音も呑み込む西日かな そらまめ 5 票
(媛 香) 音も呑み込む?西日雄大ですね。
(石の花) いかにも真夏の光景をよく表しています。
(哲 朗) 西日は強くてやりきれませんね。
(峰 生) 音も呑み込むの表現が斬新ですばらしいですね、
  (高 越) 日中の暑さが想像されます
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第 139 回 披 講