| 番 号 | 選 句 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | 海上に一筋艀(はしけ)大夕焼 | 石の花 | 2 票 |
| (哲 朗) 情景がよく出ています。 | |||
| (媛 香) 海上一面を大夕焼けが染めている情景が美しいことでしょう | |||
| 2 | 空蝉や煉瓦に沁みる黒き雨 | 高 越 | |
| 3 | 夏帽子手にて押さえて甲板に | 扇 | |
| 4 | 帰省子や浮き輪転がる廊下かな | そらまめ | 2 票 |
| (べいこう)景がよくでています。やとかなに注意 | |||
| (菜の花) お孫さんのでしょうか楽しい一時ですね | |||
| 5 | 入院のリハビリの窓 葛見えて | 浩 風 | |
| 6 | 桐一葉しがらみ背負い舞い降りる | べいこう | 2 票 |
| (媛 香) しがらみとは桐一葉の葉脈をしがらみと詠んで | |||
| 居るのでしょうか?背負いですから~舞い降りる | |||
| (菜の花) 秋めいた何となく人生にも似ているような?・・・ | |||
| 7 | 夏の海高速船の波しぶき | 扇 | 2 票 |
| (哲 朗) 波しぶきを上げて走る情景は涼しさを誘います。 | |||
| (浩 風) 綺麗な景ですね。 | |||
| 8 | 車窓から夕日が浮かぶ灘の海 | 石の花 | 3 票 |
| ( 扇 ) 素晴らしい景色が目に浮かびます | |||
| (菜の花) 穏やかな光景が見えるようです | |||
| (浩 風) 瀬戸内の海夕日がきれいでしょうね。 | |||
| 9 | 迎え火や夫の声文字懐かしむ | 媛 香 | |
| 10 | 丹精の鷺草揺らぐ湯宿かな | 哲 朗 | 4 票 |
| ( 扇 ) 一面にサギソウが咲いていての宿泊だったのですね | |||
| (べいこう)鷺草と湯宿の関係が好きです | |||
| (高 越) 宿の女将が大事に育てた鷺草。道後温泉は鷺と因縁あり。 | |||
| (石の花) レトロな景が浮かびます。いい景を詠みましたね。 | |||
| 11 | 長雨の間の太陽や白芙蓉 | 春 生 | 3 票 |
| ☆ ほんの少しの日照に白を極めました。 | |||
| (哲 朗) 太陽の下の白芙蓉は綺麗ですね。 | |||
| (高 越) 長梅雨の柄束の間の晴れ間に眩い白芙蓉の花 | |||
| (石の花) いい景ですね。 | |||
| 12 | 台風五日本縦断駆け抜ける | 菜の花 | |
| 13 | 夏の牛草を食みつつ堆肥撒く | そらまめ | 1 票 |
| (高 越) 夏の高原に草を食む牛。食いながら尻から撒く | |||
| 様子を見つけた | |||
| 14 | 友見舞う夾竹桃の咲くころに | べいこう | 2 票 |
| (浩 風) 友の病状良くなっていいですね。 | |||
| (石の花) 齢を重ねると見舞いのことが増えますね。 | |||
| 15 | 立秋やエンジン軽き早場米 | 高 越 | 4 票 |
| ( 扇 ) 新米の出始め 待ち遠しいですね | |||
| (べいこう)収穫期にエンジン全開の音が聞こえそうです | |||
| (哲 朗) 収穫の様子がうかがえます。 | |||
| (菜の花) お天気にも恵まれきっと美味しいお米でしょうね | |||
| 16 | 大夕焼トロッコ列車歓談す | 石の花 | 3 票 |
| ( 扇 ) ビールや酎ハイで盛り上がり景色も良く思い出ができたですね | |||
| (浩 風) トロッコ列車の旅いいですね。 | |||
| (高 越) トロッコ列車から見る夕焼けに感激。私も先月同じ事が。 | |||
| 17 | 持ってみて叩きしものの西瓜買う | 哲 朗 | 2 票 |
| (媛 香) スイカを買うときのしぐさですね。誰もがするしぐさですね。 | |||
| (石の花) 叩いて西瓜の熟れ具合を確認ですか。私には判りません。 | |||
| 18 | 山畑に昼の鐘聞く秋桜 | 春 生 | 2 票 |
| ☆ 山の畑で昼食をとりました。コスモスが揺れていました。 | |||
| ( 扇 ) そろそろ秋桜の時期 涼しい風も吹いているようです | |||
| (高 越) コスモス咲くお寺から昼を告げる鐘の音。のどかな山里の秋の景 | |||
| 19 | 起き抜けに目薬一滴日々草 | 媛 香 | 2 票 |
| (べいこう)私も毎日目薬です 日日草が効いています | |||
| (哲 朗) 一日の始まりですね。 | |||
| 20 | 甲子園熱き戦い勇姿なり | 菜の花 | 2 票 |
| ( 扇 ) テレビを見ている私達も暑くもえますね | |||
| (媛 香) 高校野球必至で応援しましたわ | |||
| 因みに息子の母校彦根東は2回戦で負けましたが(^^) | |||
| 21 | 五山送り火十六万個の目が送る | 高 越 | |
| 22 | 扇風機誰も居ぬ間で一人舞 | 菜の花 | 3 票 |
| (べいこう)扇風機をつけっぱなしよくありますね | |||
| (高 越) 「回る」を「舞う」と面白表現。誰も居ない部屋で | |||
| 扇風機がひとり踊っている? | |||
| (石の花) 一人舞がいいですね。 | |||
| 23 | 扁額の龍の字踊る夏座敷 | 扇 | |
| 24 | 子らと行く冷夏求めてカルストへ | そらまめ | 2 票 |
| (菜の花) 涼しくて楽しいでしょうね | |||
| (浩 風) 都会とは違った涼しさいいですね。 | |||
| 25 | 秋暑く子の迎え待ち退院す | 浩 風 | |
| 26 | 空蝉や泥つけしまま転がりぬ | 媛 香 | 1 票 |
| (べいこう)空蝉は物悲しい思いがします | |||
| 27 | 八月のビール栓抜く音高く | べいこう | |
| 28 | 豆柿に山猿の群れ忍者めく | 春 生 | 4 票 |
| ☆ 豆柿の大きな木に山猿の群れが忍者のようでした。 | |||
| (哲 朗) 小さい柿に群がる猿の様子がわかります。 | |||
| (媛 香) 山猿の群れ忍者に例えて詠んでいらっしゃる枝から枝へ | |||
| (浩 風) 忍者めくがいいですね。 | |||
| (石の花) 豆柿が野生の柿を、それに群がる猿をよく読んでいます。 | |||
| 29 | 篝火に照らしだされし鵜の姿 | 哲 朗 | 1 票 |
| (菜の花) 雄壮でロマンチックですね | |||
| 30 | 退院のほどなく近し秋めける | 浩 風 | 1 票 |
| (媛 香) 良かったですね無事退院おめでとうございます | |||
