平成29年12月1日~平成29年12月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
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第 156 回 披 講
N o.      選   句 俳 号 得票
1 凍蠅や厨の隅で這い回り 石の花 1 票
  (媛 香) 冬の蝿は温かい所をうろうろと煩いですね。
    
2 妻の目の治療終へたる小春かな 浩 風 1 票
(はなぶさ)いたわりと優しさに満ち安堵されて良かったですね。
 
3 木の実落つ澄みし音色ピアニシモ べいこう 2 票
(媛 香) 木の実が目の前にコロンと落ちてきたのです
     耳を澄ませなければ感じないほどに。
(石の花) いいところに目を付けましたね、綺麗な句です
 
4 庭石の影に咲きたる石蕗の花 4 票
(はなぶさ)私も引用したい季語でした。うまいなー。
(浩 風) よく見つけましたね。
(菜の花) ひっそりと可愛いですね
  (高 越) 日本風庭園の美ですね
 
5 冬将軍日本列島すっぽりと 哲 朗 1 票
  (菜の花) 今年は寒さが速いですね
 
6 水平線に冬の日止まる一両車 高 越 2 票
(べいこう)冬の日止まる表現に感心
(石の花) 綺麗な光景です。
 
7 暮れが来て帰らぬ人よ巳正月 媛 香
 
8 WEBに俳句登録ひざ布団 石の花
 
9 廃校の庭に目立ちし蔦紅葉 2 票
(菜の花) 元気で存在感を守っているのでしょうね
  (高 越) 生徒は居なくても季節の訪れを忘れない蔦の紅葉
 
10 哲学路二百十日の鐘響く はなぶさ 2 票
(べいこう)情緒が味わい深く良い句です
(石の花) 本当に哲学的な句ですね。
 
11 捨つるもの多くありけり古暦 春 生 2 票
☆ 新しい年を迎える準備です
(浩 風) 私も同じです。
(石の花) なかなか捨てる物に踏ん切りが付きません。
 
12 齢きて独り寝の冬衣 石の花
 
13 卓球技競う秋八年目 はなぶさ 1 票
(菜の花) お元気で頑張って下さい
 
14 隣家より風に吹かれて木の葉かな 浩 風 4 票
( 扇 ) 葉っぱの種類により風の強さが分かりますね
(媛 香) ちょっと迷惑ですね。
(石の花) 木の葉はどこからと無く飛んでくる物です。
  (高 越) 夕方に掃いたのに朝にまた隣から
 
15 どの山も錦飾って惜しむ秋 菜の花 3 票
( 扇 ) 秋の季節は心をはずませてくれていいですね
(哲 朗) 秋が去っていくのが晩秋の季節ですね。
(浩 風) 本当にどの山も紅葉はきれいですね。
 
16 石鎚山初冠雪や空真青 媛 香 3 票
(はなぶさ)山々や真青の清々しさが感じられるようですね。
(浩 風) 青と白くっきりと同じ景を見ました。
  (高 越) 空が真っ青が雪山を引きたてていい。
         今は真っ白で綺麗です
 
17 寒柝(かんたく)を打つてふるさと近くせり 春 生 3 票
☆ 寒柝を打って村を回ったのも懐かしい思い出です
(べいこう)寒柝を打った少年時代懐かしいです
(哲 朗) 年末に打ち鳴らす拍子木の音、夜回りは大変です。
(石の花) こんな光景中々お目にかかれませんね。
 
18 訪へば遊びを待つ孫ちゃんちゃんこ べいこう
 
19 河豚刺しや皿の絵柄を透けて見し 哲 朗 3 票
(べいこう)河豚刺しの透明感に見えるものの景かよく出ています
(媛 香) ほんとに綺麗に薄くお皿の絵柄が透けて見えますね
(菜の花) 河豚刺しの透けたお皿の表現がいいですね
 
20 寒波来る衣類あれこれあぐねゐる 浩 風 3 票
( 扇 ) 去年何を着たのかと探し回る今日この頃です
(哲 朗) 急に寒くなるとどれを着ようかと迷います。
(媛 香) 爆弾低気圧が押し寄せたり将又汗ばむほど暖かったり
     更衣に大変ですゎ
 
21 ふるさとの酒ソング聞き新酒酌む べいこう
 
22 岩肌に映えし紅葉の寒霞渓 菜の花 4 票
(哲 朗) 寒霞渓の紅葉は大変綺麗です。
(浩 風) いい景ですね。
(媛 香) 寒霞渓の紅葉は素晴らしいですね。
     今も眼に焼き付いて居ます。
  (高 越) 良い時期に行かれましたね
 
23 村祭り帰りし家は今はなし はなぶさ 2 票
( 扇 ) 両親がいなくなるとふる里がなくなり寂しさを感じます
(菜の花) 淋しい限りですね
 
24 白銀の目映いまでの石鎚や 菜の花
 
25 大マスク目で口ほどに物を言う 高 越 2 票
( 扇 ) バスの中でも殆どの人がマスクをして眼で
物語っています
(哲 朗) 面白い句です。
 
26 行く秋や人の思いのそれぞれと 3 票
(べいこう)感慨深い句です
(哲 朗) 十人十色です。
(はなぶさ)しのぎやすい秋もつかの間、師走も早いものですね。
 
27 討入りの日の石蔵を開け放つ 春 生
☆ 討入りの灯は特別です
 
28 山茶花の散りては咲きし庭の日々 哲 朗 5 票
( 扇 ) 綺麗ですが掃除が大変ですね
(べいこう)庭とて散り咲く花をとらえた句です
(はなぶさ)寒中に赤い花咲く山茶花のように強く
       なりたいものです。
(浩 風) いい庭ですね。
  (高 越) 掃いても掃いてもパラパラ。掃除が大変
 
29 父母亡くし夫を亡くし冬ごもり 媛 香
 
30 今年米八分(ぶ)釦でワンコイン 高 越 1 票
(はなぶさ)新米を今年米と詠まれるかなーもし、
     やはりベテラン。