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平成 29年12月 1日~平成 29年12月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
第 156 回 披 講
12月 の コ メ ン ト 解 説
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
     [季語は主役に]俳句の基本
    説明の言葉]を避ける
     言葉の無駄遣い]をしない 
     ④ 情景をしっかり[映像化]する
      ありふれた表現は避ける。
     17音には1つのポイントにする
      中七は字余りにしない 
      情景を鮮やかに
      助詞一つでオリジナリティー
      「も」は重ねて使うと効果的。
      説明的な表現を避ける
      語順を効果的に
      表現は、具体的に
      理屈より映像を
 夏井いつき の 俳句プレバトより  
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
 ◇ 7番  暮れが来て帰らぬ人よ巳正月     「己正月」は季語ではなく「暮れ」が冬の季語
                  質問に答えて
 ◇12番  齢きて独り寝の冬衣         中七が字足らず、「冬衣」は冬の季語です
                  読み替えて 齢八十ひとり寝の褞袍(どてら)かな
 ◇13番  卓球技競う秋八年目         読み方「卓球」これは一般的に4音です
                  読み替えて 卓球技競う秋八年目
 ◇15番  どの山も錦飾って惜しむ秋      季節にずれ語意に矛盾を感じる
                  「錦飾る」(秋の最中)「秋惜しむ」(晩秋)季節にずれを感じる
 ◇18番  訪へば遊びを待つ孫ちゃんちゃんこ   読みが不明 中七は守りたい 
                  読み替えて 
訪れば遊び待つ孫ちゃんちゃんこ
 ◇19番  河豚刺しや皿の絵柄を透けて見し    季無し 「河豚刺し」は刺身を現し季語でない
                  読み替えて 河豚の花びら皿の絵柄の透けて見ゆ
 ◇24番  白銀の目映いまでの石鎚や         季無し 
               読み替えて 
白銀を纏う石鎚山(いしづち)今朝の冬
 ◇27番  討入りの日の石蔵を開け放つ        季無し「討入り」は季語ではありません 
                  読み替えて 
 ◇29番  父母亡くし夫を亡くし冬ごもり    中七は守りたい
                 
 詠み替えて 父母亡くし夫を亡くし冬ごもり
   以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
皆さんに紹介します。

 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。

番 号              入 選 15 句  俳 号
15  どの山も錦飾って惜しむ秋 菜の花 
17 寒柝(かんたく)を打つてふるさと近くせり 春 生 
19 河豚刺しや皿の絵柄を透けて見し    哲 朗
20 寒波来る衣類あれこれあぐねゐる 浩 風
26 行く秋や人の思いのそれぞれと
木の実落つ澄みし音色ピアニシモ べいこう
水平線に冬の日止まる一両車 高 越
10 哲学路二百十日の鐘響く はなぶさ
11 捨つるもの多くありけり古暦 春 生
廃校の庭に目立ちし蔦紅葉
23 村祭り帰りし家は今はなし はなぶさ
25 大マスク目で口ほどに物を言う 高 越
凍蠅や厨の隅で這い回り 石の花
妻の目の治療終へたる小春かな 浩 風
冬将軍日本列島すっぽりと 哲 朗
番 号 特 選 5 句 俳 号
28 山茶花の散りては咲きし庭の日々    投票 5 票 哲 朗
庭石の影に咲きたる石蕗の花    投票 4 票
14 隣家より風に吹かれて木の葉かな 投票 4 票 浩 風
 22 岩肌に映えし紅葉の寒霞渓 投票 4 票 菜の花
16 石鎚山初冠雪や空真青 投票 3 票 媛 香
最終更新日時 H.29. 10.27 PM12:00
 紫 陽 花 の コメント
   光陰矢のごとしと言いますが早いものです。
   今年も押し詰まりあと僅かとなりました。年明けてから
     また心新たにして俳句を楽しみましょう。
       
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな読みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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