互 選 句
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紫陽花
第 194 回 披 講
番号      選   句 俳 号 得票
1 早春の艀一艘靄の中 石の花 2 票
(べいこう)春の絵画を見る思い
(高 越) 春らしい景色が見えます
2 バレンタイン微笑む遺影チョコレート 媛 香 1 票
(高 越) 爺さん(婆さん)の声無き笑み
3 春を呼ぶ椿祭りも行事なし 菜の花 2 票
(媛 香) お椿さんも例年のような賑わいも無く寂しい椿祭りですね。
     名物露店の賑わいも無く子供達に限らず大人達もチョット
     寂しいですね
( 扇 ) 今年は静かな椿祭りですね
4 住む町の句碑を巡りて小春かな 4 票
(べいこう)私も真似します
(はなぶさ)いいですね、私も巡ってみます。
(媛 香) 松山は俳句の街有名な俳人達の句碑が数多あるのです。
     暖かな早春句碑巡り佳いですね
(菜の花) 句碑巡り・・・いいですネ
5 参拝の夫婦の背なに春の雪 高 越 2 票
(石の花) 今年は小雪の日が数日有りましたね。
(菜の花) 綺麗な句ですね
6 今日も晴れ向かいの山の梅畑 石の花
7 冬しぐれ手負いはやぶさ餌ずけせむ はなぶさ
8 手に乗せてつくづく眺む年の豆 浩 風 6 票
(べいこう)節分の豆を見る。時代は遠く
(高 越) これ程多くは食べられなやーと思案顔か
(媛 香) 年を重ねて歯も悪くなり年の数だけ食べられるかなぁ~と
     しみじみ豆を眺めてる様子がうかがえます
(石の花) 年の数が多くなると・・・感無量ですね。
( 扇 ) 年の豆硬くて食べられないのでわ
(菜の花) 年の功ですか・・
9 赤のれん七福神でおでん酒 はなぶさ 2 票
(高 越) 七福神と招き猫に招かれておでん酒!いいですね
( 扇 ) 久しぶりのおでん酒だつたのでわ
10 コーヒーの湯気コーヒーの春朝餉 べいこう
11 春禽の声のあふれてこぼれけり 浩 風
12 春来れど北は再度の震災や 菜の花 3 票
(はなぶさ)本当になぜに何度も災害に被るのかです。
(高 越) あの震災から10年も過ぎたのに大きな余震とはねー
( 扇 ) 震災は怖いですね
13 雀の巣校舎の樋に藁すべが 石の花 3 票
(はなぶさ)優しいですね、迷いますね。
(高 越) 巣作りの途中なのか失敗なのか藁すべが覗いている
(媛 香) 校舎の軒に雀が巣作りを始めたのです加えて運んだ藁しべが
     長く垂れ下がっていたのでしょう。
14 竿売りのたけやーさおだけー麗らかに 高 越 4 票
(べいこう)竿売りの声も聞かなくなりました
(はなぶさ)昔か懐かしく聞こえてくる行商さんですね。
(石の花) 今は落語でしか聞かれませんね。懐かしい売り声です。
(菜の花) その音声珍しくなりましたネ
15 冠雪の四国連峰遠ちに見て 1 票
(はなぶさ)清々しい美しい俳句ですね。
16 臘梅やこころのリボンほぐすよに べいこう
17 鬼遣らい独り大声福を呼ぶ 媛 香
18 穏やかなひざしの中の梅の花 浩 風 2 票
(石の花) 平凡な1句ですが、いい光景出す。
( 扇 ) 梅の花にウグイス春よ来い待ちどおしいですね
19 青い薔薇作者の夢を展示場 菜の花 1 票
(媛 香) 赤、白、黄色の薔薇の花はよく見かけますが青い薔薇の花は
     珍しく作者が夢を梅の咲く季節になると妣お母さまの忌日を
     思い出すのですね、毎年叶えて作り上げたのでしょうか?
20 雛僧のハスキーボイス寒念仏 べいこう
21 梅咲くや近づく妣の3回忌 高 越 2 票
(媛 香) 梅の咲く季節になると妣お母さまの忌日を思い出すのですね、毎年。
(石の花) 妣の忌日を梅の花の開花で思い出すのですね。
22 節分や独り豆まき大声で 媛 香 4 票
(べいこう)私も小さい頃は近所で大声で豆まきしました。
      今は声も聞かなくなりました
(石の花) 独り居でも豆蒔いて福を呼びたいですね。
( 扇 ) 時々は思いきり声を出すのも健康にいいですね
(菜の花) お元気のもとですネ
23 迫極む怒涛のつらら白猪滝 はなぶさ
24 目覚めれば歌合唱の木にメジロ 3 票
(べいこう)メジロの合唱は庭の木に来るのでしょう、いい句です。
(はなぶさ)鳥が鳴き待ちわびた春がそこまできています。
(菜の花) 夢があっていいですね
令和 3年 2月1日~令和 3年 2月20日 投句分