戻る
令和 3年 2月 1日~令和 3年 2月20日 投句分
紫陽花
第 194 回 披 講
最終更新日時 R 3. 2.27 PM 12. 0
 紫 陽 花 の コメント
   またもや GOTO の制限による第3波の抑止をねらって・・・効果はいかがですかね。
    早く何とかならないものでしょうかね。ワクチンもいろいろ開始し出しましたが?
    経済とGOTOの制限と両立中々困難ですね。あらゆる接触を避け感染に注意しましょう。
    でもワクチンは発症を抑止するものではないですね。重症を制御する薬品のようですので
    感染者抑止に効果があるのでしょうかね。いずれにしても自分自身を守るよりないですね。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
番 号 入 選 10 句        俳 号
13 春来れど北は再度の震災や 菜の花
24 目覚めれば歌合唱の木にメジロ
春を呼ぶ椿祭りも行事なし 菜の花
早春の艀一艘靄の中 石の花
参拝の夫婦の背なに春の雪 高 越
赤のれん七福神でおでん酒 はなぶさ
18 穏やかなひざしの中の梅の花 浩 風
21 梅咲くや近づく妣の3回忌 高 越
バレンタイン微笑む遺影チョコレート 媛 香
15 青い薔薇作者の夢を展示場
番 号            特 選 5 句 俳 号
18 手に乗せてつくづく眺む年の豆 投票 6 票 浩 風
24 住む町の句碑を巡りて小春かな 投票 4 票
竿売りのたけやーさおだけー麗らかに 投票 4 票 高 越
3 節分や独り豆まき大声で 投票 4 票 媛 香
6 雀の巣校舎の樋に藁すべが 投票 3 票 石の花
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
若草句会 掲示板
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 
◇◇◇高 越 の つぶやき◇◇◇ 
 

コロナウィルス対策で、家に籠る日が多くなっていますが、句会の皆様お変わりありませんか?

私は毎日時間を持て余しておりますが、ふと気が付いて

奥の野原の「過去の俳句」に掲載されている句を再読してはと思い、最近始めています。

彰子先生がお元気な頃で、一句ごとに丁寧に選評と添削をして下さっています。

色々な句会に参加しても、人数や場所の時間制限等で中々これ程の選評・添削は

受けられないのでないかと、改めて、彰子先生に感謝したいと思います。

じっくり読み始めると懐かしいのと、とても勉強になります。

句会の皆様もちょっと前の昔を思い出して再読されては如何でしょうか?

メッセージ交換のコーナーを有効に使って、感じた事や聞きたい事、言いたい事など

使用して、コロナに関係なくインターネット句会の特典を生かしましょう

気候不順のをり、皆様のご健勝と御精吟をお祈りします。

 
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。
◆ 季語は、正確に書きましょう、また季語には送り仮名は不要です。
   句の内容はいいのですが、季語は歳時記の表現に合わせた方がいいので「祭り」の「り」をのぞく除く。
 

      俳句を詠む時に気を付ける事の一つに

  ● テレビのプレバトでの夏井いつきさんや句会の指導者もよく言う事は

      俳句は「全部を言ってしまわないで、読み手に想像させる」

      別の色々な読み方がされるほど面白く楽しい俳句になると思いますが、、、

  ● 季重なり」については

      媛香さんのおっしゃるとおりと思います

      1句に1季語に越したことはないが、どうしても適当な語句が出て来ない

      場合はやむ得ませんよね。

      テレビの選者や句会の指導者が言うのは

      俳句は文字しかないので、季語を二つも使うのはもたいないし、どちらの季語に

      託すか句の焦点が曖昧になり、季語の持つ意味、役目が弱くなる。

      止むを得ない場合は、二つの季語が主と従の関係、強弱になる様に選べば問題ないと言われます。

      「俳句は短い詩なので省略が大切、省略して後は季語に託す」、そして「読み手に任せる」と。

      「熟練者は別として、なるべく1句に1季語とし句の焦点を絞る。」と

      ついでに「1句に1動詞、また助詞の使い方に注意して句が季語の説明文にならない様に」と

      入門書にありました。

       でもやはり一句一季語でやりましょう。ついでに一句一動詞で作りましょう。

    番 号       俳句 及び コメント・詠替え等
    ◇ 1番 早春の艀一艘靄の中
コメント ※「さうしゅんの はしけいつそう もやのなか」
  5-7-5のリズムがいいですね。
詠替えて
    ◇ 2番 バレンタイン微笑む遺影チョコレート
コメント ※中八になるが流れがいいので良しとし、「に」を入
 れて「遺影に」として、三段切れを無くします
詠替えて ※バレンタイン微笑む遺影にチョコレート
    ◇ 3番 春を呼ぶ椿祭りも行事なし
コメント ※コロナ禍のため、その通りですが、「行事なし」が
抽象的なので具体的に表現してみて下さい。
詠替えて
   ◇ 4番 住む町の句碑を巡りて小春かな
コメント ※「巡りて小春」でなく小春日に巡るとしました
詠替えて ※小春日や我が住む町の句碑めぐり
   ◇ 5番 参拝の夫婦の背なに春の雪
コメント ※時節柄、椿さんと思いますが「参拝」だけでは不明
詠替えて ※椿さん参る夫婦に春の雪
   ◇ 6番 今日も晴れ向かいの山の梅畑
コメント ※「梅畑」は年中あるので季語でないのでは? 
詠替えて ※晴れ渡る向かひの山の梅真白
   ◇ 7番 冬しぐれ手負いはやぶさ餌ずけせむ
コメント ※「時雨」は冬の季語なので「冬」は不要です。 なお
 「時雨」、「隼、鷹」は共に冬の季語。どちらかに絞る
 「餌ずけ」の送り仮名は「ず」でなく「えづけ」です。
詠替えて ※時雨るや猛禽放ち餌付けせむ
 隼の餌付け手負いの破るまで 
   ◇ 8番 手に乗せてつくづく眺む年の豆
コメント ※中七で色々な事が想像されます
詠替えて
   ◇ 9番 赤のれん七福神でおでん酒
コメント ※助詞「で」は「おでん酒」に係るので意味が不明。
 七福神が祭られている赤のれんで飲むおでん酒と
 言う事にして、中七を「や」で切りました
詠替えて ※赤のれんに七福神やおでん酒
   ◇10番 コーヒーの湯気コーヒーの春朝餉
コメント ※「コーヒーの春 朝餉」と読むか、「春朝餉」と読む
 か? いずれにしても季語としてどうだろうか。
詠替えて ※コーヒーの湯気コーヒーの香や初音 (破調7-7-3)
 湯気かほる朝餉のコーヒー春の雪
    ◇11番 春禽の声のあふれてこぼれけり
コメント ※歳時記に「寒禽」はあるが「春禽」は見当たらない
詠替えて ※百千鳥声のあふれる宮の杜
    ◇12番 春来れど北は再度の震災や
コメント ※十年すぎても余震とは恐いですね
詠替えて ※震災十年余震六強春寒し
    ◇13番 雀の巣校舎の樋に藁すべが
コメント ※下五「藁すべが、、、」で、余韻を持たせています。
 名詞の季語を最後に置き座りを良くする事も可能です
詠替えて ※校舎の樋に覗く藁すべ雀の巣
    ◇14番 竿売りのたけやーさおだけー麗らかに
コメント ※最近はあまり見かける事が少なくなりました。
 スピーカーからの声が如何にものんびり。麗らかに。
詠替えて
   ◇15番 冠雪の四国連峰遠ちに見て
コメント ※珍しい言葉「とおち」、辞書は「遠方」で「とおち」で
 すが「とちにみて」と読むのでしょうか?(五文字なら) 
 一般的に連峰は山の名に続き穂高連峰、石鎚連峰
 等の例がありますが如何でしょうか?
詠替えて ※冠雪の四国山脈遠く見て
  遥か見ゆ石鎚連峰雪化粧
   ◇16番 臘梅やこころのリボンほぐすよに
コメント
詠替えて
   ◇17番 鬼遣らい独り大声福を呼ぶ
コメント ※中七から下五への繫がりをよくして
詠替えて ※鬼遺らひ腹の底より福を呼ぶ
  福よ来よ吾の大声の鬼遺らひ
   ◇18番 穏やかなひざしの中の梅の花
コメント ※仄かな甘い香りが漂って来ます。「ひざし」と仮名は
 柔らかい感じがし、漢字なら直感可。好み次第で、、
詠替えて ※穏やかな日差しの中の梅の花
   ◇19番 青い薔薇作者の夢を展示場
コメント ※中七と下五の繫がりの表現を再考。上五字余り可
詠替えて ※園芸家の夢 出展の 青い薔薇    (8-5-5)
   ◇20番 雛僧のハスキーボイス寒念仏
コメント 余り聞き慣れない雛僧とは子供の僧侶でしょうか?
詠替えて ※?
   ◇21番 梅咲くや近づく妣の3回忌
コメント
詠替えて
   ◇22番 節分や独り豆まき大声で
コメント ※「節分」、「豆まき」同類の季語で季重なりです
詠替えて ※豆を撒く吾が大声の隣家まで
   ◇23番 迫極む怒涛のつらら白猪滝
コメント ※「怒涛のつらら」:荒波が押し寄せる如く感じられた
 のでしょうか? 迫力を感じる句です。一方で怒涛は
 動く波、氷柱は動かず固定。氷柱と波が繫がり難い
詠替えて ※迫極む白猪の谿に冬の滝
 迫極む白猪の滝の凍てにけり
   ◇24番 目覚めれば歌合唱の木にメジロ
コメント ※中七の「歌合唱の木」が分かりにくいです
詠替えて ※?
       ◆作者の句意と異なるコメントもあるので作者の意見を是非メールして下さ
    
    
    
    
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
皆さんに紹介します。

 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

このメールアドレスをクリックしても送れない場合は投句・選句の時のメールで
送ってください。本ページに即反映いたします。