番 号	選　　　句	俳　号	得 票
1	天に向け届けとばかり並木の銀杏	菜の花	１　票
	(　扇　)　秋空に銀杏並木道ロマンチックですね
2	秋嶺に廃屋の里まふ水車	はなぶさ	１　票
	(媛　香)　過疎の里に水車だけが回り続けて長閑さを感じます
3	颱風の目や屋久杉の夫婦箸	高　越	１　票
	(　扇　)　思い出に残るお箸ですね
4	食前酒少し含みぬ酔芙蓉	扇	３　票
	(べいこう)酔芙蓉の取り合わすせがよいです
	(高　越)　酔芙蓉と食前酒が似合います
	(媛　香)　酔芙蓉のように夕方に白からピンクに染まる？ように
	お酒もほろ酔い加減で。
5	秋の夜は卒寿の隣り夢と寝る	石の花	２　票
	(べいこう)卒寿おめでとうございます
	(はなぶさ)秋の夜長ですねー。
6	山梔子の香りが招く友の家	べいこう	２　票
	(高　越)　山梔子の甘い香りに誘われます
	(石の花)　山梔子とは、一般的に実を表すので香りの強いのは
	夏咲く白い花の事のようです。
7	高階の見はらし夜景秋祭り	媛　香
8	齢来て先妣(せんび)偲んで墓参り	石の花	１　票
	(高　越)　亡くなった母親の歳になり、しみじみと
	墓参りする
9	遠くまで夜景も霞み夜長かな	媛　香	２　票
	(菜の花)　秋の夜は長くて退屈ですね
	(はなぶさ)夜景を美しく詠まれましたね。
10	あの山も黄昏どきよすすき原	はなぶさ	３　票
	(菜の花)　何となく寂しいですね･････
	(　扇　)　ススキ原風が吹いて綺麗ですね
	(高　越)　故郷の高原の芒の原が思いだされます
11	潮涸れに残る砂紋や今朝の秋	高　越	２　票
	(べいこう)砂紋も自然とはいえ美しいです
	(はなぶさ)砂浜にも秋の気配が漂うのですね。
12	虫の音も微かに聞こゆ寝室に	媛　香	４　票
	(べいこう)虫の音を寝室とは結構です
	(　扇　)　秋が深まり外も静かになりましたね
	(高　越)　気の精か晩秋の弱弱しい虫の声が寝室へ
	(石の花)　寝室で聞く虫の声いいですね。
13	朝夕は肌に感じる秋の風	菜の花	２　票
	(　扇　)　秋の風はわびしいですね
	(高　越)　晩秋の朝晩は肌に風が感じると言いたいが、
	今年は急激に冬の到来
14	夫婦連れ田舎道行く花遍路	扇	３　票
	(菜の花)　夫婦二人でお参り・・お幸せですね
	(石の花)　夫婦でお遍路に、幸せですね。
	(媛　香)　気候も良くお遍路さんを良く見かけました
	夫婦連れの秋遍路。
15	風聞草聞かぬふりして聞いており	べいこう	２　票
	(石の花)　細い葉が風によく鳴ることからうまく詠みましたね。
	(媛　香)　聞かぬ振りして聞いている中七が滑稽です
16	飛蝗居て草と戯れ日が暮れる	石の花
17	ワツショイのかけ声もなく秋祭り	菜の花	５　票
	(べいこう)秋祭りは静かでしたね
	(はなぶさ)祭りの賑わいもなく寂しい秋でしたね。
	(　扇　)　静かなお祭りでしたね
	(石の花)　コロナでは何事も静かでしたね、。
	(媛　香)　掛け声の無いお祭りも寂しいですね。
18	深山竜胆職退きて二十年	高　越	１　票
	(石の花)　月日の立つのは早いものですね。
19	中秋に人生山河時刻む	はなぶさ	１　票
	(菜の花)　人生そのもの・・・
20	夕暮れを懐に入れ秋深む	べいこう	３　票
	(菜の花)　ロマンチックですね
	(はなぶさ)懐に入れが効いていますね。
	(媛　香)　夕暮れを懐に入れる？何でしょう面白い。
21	中秋の黄昏時に夢を抱き	扇	３　票
	(べいこう)中秋と夢の取り合わせ結構です
	(菜の花)　良い夢を見て下さい
	(はなぶさ)秋のひと時を感じるいいですね。