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第166回 披 講
第211回 披 講
最終更新日時 R 4. 7.27 PM 12. 0
令和4年7月1日〜令和4年7月20日 投句分

    

紫 陽 花 の コメント
    「オミクロン」の亜種ですか第7波のリバンドが激しいですね。
    早くピークアウトとなって収まってもらいたいものですね。政府も警戒期間を解除しましたが
    蔓延防止をして無事に乗り切れるとよいですね。インフルのように共生して生活していくほか
    ないのではないでしょうか。我々は俳句を作成することに楽しみを持ちましょう。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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  とばについて 01  (オノマトペ)について
  ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
  「俳句の形と切れ」について再考
  「俳句の字あまり」について再考
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
  後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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番 号            特 選 5 句 俳 号
陽も月も映してあおき植田かな 投票 4 票
22 男湯に聳ゆ富士山昭和の日 投票 4 票 高 越
夕闇に消えゆく虹や靄の中 投票 3 票 石の花
新緑のレトロタウンの吹屋町 投票 3 票  扇 
遠き日の蚊帳に雑魚寝の家族かな 投票 3 票 高 越

    

番 号 入 選 14 句        俳 号
一日をゲームで過ごす敗戦日 洋 三
10 大瀑布国と国とを結ぶ虹
11 水溜まり雀水浴び梅雨晴れ間  媛 香 
17 夏の牧草食む牛の目のやさし
ぴんころり願う施設の星まつり 高 越
13 一息で呑み干す真昼の紫蘇ジュース 洋 三
24 あえかなる縁の蛍父か母 はなぶさ
佇みて紫陽花ロード瀬戸百景  媛 香 
機上旅天人のるる雲の嶺 はなぶさ
ジーパンの色落ち欲市や、夏の浜  べいこう
14 田舎より一箱の枇杷届きおり 石の花
16 雲がわく夏アルプスぞ深呼吸 はなぶさ
18 天の川年に一度の彼の君に  媛 香 
19 軒下に玉葱吊し老夫婦  扇 
   
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若草句会 掲示板
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       俳句を詠む時に気を付ける事の一つに          
  
俳句は短い詩なので、言いたい事を全て書いてしまわないで省略して
読み手に想像して貰う。
色々な読み方がされる程面白く楽しい俳句になります。
  
季語を信頼し、季語に思いを託します。原則として一句に一季語です。
季節は原則当季で詠みます。どうしても必要なら少し先の季節でも可。

 (過ぎ去った季節では季語の力が弱くなる) 

  
取り合わせの句では、中七、下五で季語の説明にならない様にし
中七、下五は上五と無関係の事を詠みます。
  
季語に送り仮名は不要です。歳時記で確認して使う様にしましょう。
例 「書き初め」は「書初」、「福引き」は「福引」など
  
動詞は原則的に一句に一動詞です。多くなると句がまとまりません。
  
五七五の内で文字が字余りになる場合は上五に置くと気になりません。
中七、下五の字余りは句に締まりがなくなり、リズムも悪くなります。

  

番 号       俳句 及び コメント・詠替え等 
◇ 1番 陽も月も映してあおき植田かな
コメント ※植田は青いから「あおき」は不要
詠替えて ※太陽も月も映せし植田かな
 
◇ 2番 ぴんころり願う施設の星まつり
コメント ※施設の七夕まつりの短冊に?
詠替えて
   
◇ 3番 一日をゲームで過ごす敗戦日
コメント ※どんなゲームか中身が分かればなお良い
詠替えて
   
◇ 4番 佇みて紫陽花ロード瀬戸百景
コメント ※分かり易くする為に順番を変えて、中八だ
  が助詞「に」を追加
詠替えて ※瀬戸百景紫陽花ロードに佇みて
   
◇ 5番 新緑のレトロタウンの吹屋町
コメント ※切れ「や」を入れて見ました
詠替えて ※新緑やレトロタウンの吹屋町
   
◇ 6番 機上旅天人のるる雲の嶺
コメント ※三段切れ。機上旅/天人のるる/雲の峰
 季語は「雲の峰」。 天人のるる? 句意は?  
詠替えて
 
◇ 7番 遠き日の蚊帳に雑魚寝の家族かな
コメント
詠替えて
   
◇ 8番 ジーパンの色落ち欲しや夏の浜
コメント ※上五と中七を入れ替えて見ました
詠替えて ※色落ちのジーパン欲しき夏の浜
   
◇ 9番 夕闇に消えゆく虹や靄の中
コメント
詠替えて
   
◇10番 大瀑布国と国とを結ぶ虹
コメント ※季重なり。「瀑布」も「虹」も夏の季語
詠替えて
 
◇11番 水溜まり雀水浴び梅雨晴れ間
コメント ※助詞が省略されたので三段切れになった
 季語に送り仮名は不要。浴びる=文語で浴ぶ  
詠替えて ※水溜りに雀水浴ぶ梅雨晴間
◇12番 道をしへ行く先きしめす夕まぐれ
コメント
詠替えて
   
◇13番 一息で呑み干す真昼の紫蘇ジュース
コメント ※中八。
詠替えて ※一息で呑み干す午後の紫蘇ジュース
   
◇14番 田舎より一箱の枇杷届きおり
コメント ※「おり」は「をり」。「けり」でもいい
詠替えて ※田舎より枇杷の一箱届きをり (〜届きけり)
   
◇15番 サクランボ木に鈴なりと頬張りて
コメント ※さくらんぼ、桜桃。俳句では外来語などを除き、
、植物名には片仮名は使わない。さくらんぼ
 は木になるので「木に」は不要
詠替えて ※鈴なりをちぎり頬張るさくらんぼ(桜桃)
    
◇16番 雲がわく夏アルプスぞ深呼吸
コメント ※「〜ぞ」で中七を切るのはあまり見かけない。
 「夏アルプス」は無理な字数合わせか
詠替えて ※雲の湧く夏のアルプス深呼吸
 峰雲やアルプス仰ぎ深呼吸
    
◇17番 夏の牧草食む牛の目のやさし
コメント ※「やさし」=優し
詠替えて
 
◇18番 天の川年に一度の彼の君に
コメント
詠替えて
   
◇19番 軒下に玉葱吊し老夫婦
コメント ※「吊るす」とすれば直接老夫婦に?がるが
 「吊るし」ではその後に何かをする〜となる
詠替えて ※軒下に玉葱吊るす老夫婦
   
◇20番 館閉め秋の夜風にブルースを
コメント ※ブルースを聞く? 踊る? それとも演奏? 
詠替えて
   
◇21番 十二時のニュース見ながら茄子を煮る
コメント
詠替えて
 
◇22番 男湯に聳ゆ富士山昭和の日
コメント ※古い銭湯のタイル絵の富士山か?
詠替えて
 
◇23番 外回りしながらいつも含羞草
コメント ※含羞草=おじぎそう、眠草(ねむりぐさ)
詠替えて
 
◇24番 あえかなる縁の蛍父か母
コメント
詠替えて

            以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
            ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
            皆さんに紹介します。
                     メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

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