番号	俳　　　句	俳 号	得票
1	矢車の音せし村のひるげかな	べいこう	3 票
	(逸　茶)　長閑ですね、伝わります
	(石の花)　寒村に矢車、良い取り合わせですね。
	(媛　香)　過疎の村の鯉のぼりの矢車が風に吹かれてカラカラと
	賑やかに元気な男の子を祝うように
	(　凡　)　静かな村に矢車の音との対比
2	樟若葉外反拇趾を母ゆずり	石の花	1 票
	(媛　香)　外反母趾は母親譲り年を重ねるほどに似てきます
3	幼子の息はつらつと山若葉	逸　茶	2 票
	☆ 野を駆ける子供が愛らしい
	(べいこう)幼子の息が聞こえそうです
	(はなぶさ)幼子も一生懸命に歩かれたのかな。
	(　凡　)　子どもの成長を願う、季語の選択がいい
4	藤の花こぼれるほどに匂いたち	はなぶさ	3 票
	(逸　茶)　初夏は淡い藤の花ですね
	(媛　香)　藤の花は暖簾のようにこぼれるほどに匂い立つ
	情景が見えるようです。
	(高　越)　藤の花の甘い香り
5	朝刊にダムの水嵩走り梅雨	高　越	1 票
	(べいこう)朝刊の走り梅雨の取り合わせが良いです
6	樟若葉川原の土手にベンチあり	石の花	2 票
	(媛　香)　川原の土手にベンチが一つ散歩の休憩にほっとします。
	(高　越)　河原の樟の木陰のベンチで食べる弁当
7	ロゼ色の花嫁唄う聖５月	べいこう
	(　凡　)　この頃は主役の花婿、花　　嫁さんもパホーマンスした
	りするんだ。お幸せに。
8	庭の木々新緑に映え揺れにけり	媛　香	1 票
	(石の花)　庭に木々に新緑の初夏を感じる良いですね。
9	薫風に漕ぐ銀輪の旅路かな	逸　茶	4 票
	☆サイクリングは楽し
	(べいこう)銀輪の風切る音が聞こえそう
	(はなぶさ)旅情豊かですね。
	(石の花)　初夏のいい景がうかがえます。
	(高　越)　薫風を切って走る自転車の旅
	(　凡　)　自転車を漕ぐ、風の爽やかさ
10	太陽のスポットライト子どもの日	凡	2 票
	(べいこう)太陽とこどもの日の取り合わせが良いです
	(逸　茶)　子供と太陽は切り離せませんね
11	よろしければカーネーションより吟醸酒	高　越	3 票
	(べいこう)銀造酒気持ちはわかります
	(石の花)　花より団子ですか。
	(媛　香)　花より団子では無いけれど地酒がうれしいです。
	母さんは(*^-^*)
12	石手土手樟の若葉の一木あり	石の花	1 票
	(はなぶさ)土手にも一句ありましたね。
13	厨窓開ければ植田なりにけり	媛　香	1 票
	(高　越)　厨窓より見る植田の涼しさ
14	風薫る花も空もとネモヒィラの丘	はなぶさ
15	青蛙窓に張り付き白い腹	媛　香	3 票
	(はなぶさ)よく観察されていますね。
	(石の花)　良い景が目につきましたね。
	(高　越)　赤い腹の守宮でなく白い腹の青蛙に気づいた
16	壁ドンは半世紀前花篝	凡
17	衣紋竹母を呼び込む里情話	べいこう	1 票
	(逸　茶)　里情話、いい言葉ですね、最近聞かれなく
	なりました
18	新茶汲む木臼最後の滴まで	高　越	3 票
	(べいこう)新茶を滴までの気持ちはわかります
	(はなぶさ)新茶の香りも感じさせます。
	(逸　茶)　新茶の季節になりました
	(　凡　)　最後の一滴まで余さずに。美味しさが分かる。
19	こいのぼり無人駅舎に色そえて	はなぶさ	4 票
	(逸　茶)　こいのぼりの賑わいと無人駅舎の寂しさの
	コントラストがいいですね
	(石の花)　無人駅に鯉のぼり、良い取り合わせです。
	(媛　香)　無人駅で出迎えてくれる鯉のぼりホッとします
	(高　越)　寂れた無人駅に添える鯉のぼりの彩り
20	行春や信濃の流れ佐渡の海	凡	1 票
	(はなぶさ)荒れた佐渡の日本海を思いだしました。
21	豌豆や過ぎ去り日の青臭さ	逸　茶
	☆ 青臭い青春がありました
	(　凡　)　過ぎ去りし青春の日々を思い出すなんて。季語
	との取り合わせがいい。