番 号	俳　　　句	俳　号	得票
1	食卓の湯気が恋しや寒き夜	鶴	4 票
	(べいこう)寒い夜の湯気の雰囲気がでています
	(逸　茶)　独り？の淋しさがひしひしと
	(媛　香)　寒い夜の食卓はやはり暖かい鍋物がご馳走
	(石の花)　食卓の湯気鍋を思い出します。特に寒い夜は
2	病床の妻逝きてまだ春浅し	石の花	3 票
	(はなぶさ)まだ思いだすと涙がでますね。
	(　鶴　)　亡き妻と春浅しの相乗効果がでている
	(逸　茶)　そのうち春が来ることを願って
3	水餅の安倍川餅や母偲ぶ	媛　香	3 票
	(はなぶさ)母上が良く作られていたのが読めます。
	(高　越)　安倍川餅の黄な粉の香りに元氣な頃の
	母を想う作者
	(石の花)　安倍川餅食べるたびに思い出すのでしょう
4	百歳は龍のしめ縄遠くなや	はなぶさ	1 票
	(べいこう)百歳と龍の語りがいいです。
5	梅さして歩けば寄り来子らの声	べいこう	2 票
	(逸　茶)　良寛和尚を感じさせてくれました
	(石の花)　公園を襟に梅を挿し児等を従えてはしゃぐ景
6	境内の匂い探せば梅五本	鶴	４ 票
	(逸　茶)　梅の香が春を呼び込ませてくれます
	(媛　香)　散策すれば香りの先は紅梅林
	(高　越)　寺か神社か五本もあればすぐ見つかったのでは
	(　凡　)　静寂なお寺に梅の匂いが満ちている。
	紅梅か白梅か、５本が具体的ですね。
7	真っ先に春デパートのショーウィンドウ	高　越
8	露払い本番前に寒桜	逸　茶
9	黄水仙灘の海風受けて揺れ	石の花	３ 票
	(媛　香)　潮風受け黄水仙が踊っているよう
	(高　越)　双海の瀬戸の海と水仙の景が懐かしく想い
	出します
	(　凡　)　海風に吹かれながらも咲く黄水仙
	春を告げてくれていますね。
10	ころがせど小節まわらず寒波くる	凡	2 票
	(べいこう)寒波のころがす表現が良い
	(　鶴　)　寒さで小節も不発？
11	藪椿一輪二輪咲き始む	媛　香	3 票
	(　鶴　)　咲き始むが進行形を上手く表現
	(高　越)　一、二輪と咲き初めの様子を詠まれました。
	今は満開！
	(石の花)　一､二輪咲き始め、瞬間の季節をよく読まれました。
12	母と子のふたりぼっちや蕗の薹	高　越	1 票
	(　凡　)　ふたりぼっち、と季語蕗の薹との取り
	合わせがいい。頑張って生きている
13	独り者居間で観劇浅き春	石の花	３ 票
	(べいこう)いろんな過ごし方がわかります
	(はなぶさ)コタツで観劇ゆったりと時は流れて。
	(　凡　)　独り者と浅き春で情景が浮かびます。
	観劇だから歌舞伎か舞台中継か。感動も
	一人っきりですね。
14	風花や白き恋人今いずこ	べいこう	1 票
	(　凡　)　白い恋人」という菓子が北海道の人気お土産
	にあった。お相手は北海道の人？それとも色の
	白い人？風花の様に舞った二人の恋を追憶して
	いる作者。または、風花を見て過ぎ去った恋の
	相手を思い出しているのか
15	焼き芋や遠き昭和の貧しき日	凡	4 票
	(べいこう)焼き芋やふかしいも懐かしいですね
	(はなぶさ)焼き芋を食べると思いだすのですね。
	(逸　茶)　貧しかった食生活に郷愁を覚えます
	(媛　香)　焼き芋は戦後のご馳走懐かしいし今また
	寒いときは最高
16	冬ゆららコーヒー注ぐ香る湯気	はなぶさ	2 票
	(　鶴　)　香る湯気が良いと思う
	(媛　香)　朝の．コーヒーの香りに目覚めます
17	踏まれても肥やしに変えて蕗の薹	逸　茶	1 票
	(べいこう)蕗の薹も肥やしにされるのですね
18	水仙のかぐわしき風垣根越し	鶴	３ 票
	(はなぶさ)さらっと読みやすい良い句ですね。
	(石の花)　借景の水仙の香楽しまれますね。
	(　凡　)　水仙の匂いって、強く匂うものですね。
	風が運んでくる匂いがかぐわしいと
	感じた作者。
19	年の豆八っつ九つ年の数	媛　香	1 票
	(高　越)　歳の数だけ豆を食べるのは、小さいお孫さん
20	初凪の海すべるよに伝馬船	凡	1 票
	(高　越)　瀬戸内海の島フェリーでなく伝馬船が素朴で
	いいですね
21	鬼やらい豆に暮らせと豆をうつ	はなぶさ	1 票
	☆（韻を踏んでみました）
	(媛　香)　節分や　まめに暮らせと豆をまき
22	春驟雨に石手川ダムホットして	高　越	1 票
	(石の花)　常に心配のこの頃、驟雨でもホッとしますね。
23	侘助と喜寿へ感謝の旅支度	べいこう	3 票
	(はなぶさ)感謝の旅いいですね。
	(　鶴　)　テンポが妙に良い
	(逸　茶)　一人旅でしょうか、春の旅はいいですね
24	朽ち果てし旧家(いえ)や手植えの春告草	逸　茶	1 票
	(　鶴　)　朽ちた家に梅が妙に映えてる情景が浮かびます