番 号	俳　　　句	俳　号	得 票
1	モノクロの遠き山並み息白し	逸　茶	1 票
	(　鶴　)　モノトーンの世界観
2	湯豆腐や齢重ねて旨味知る	鶴	4 票
	(はなぶさ)この季節はやはり湯豆腐ですね
	(逸　茶)　淡白なものが欲しくなりますね
	(高　越)　湯豆腐は食べる方も作る方も熟練の味を感じます
	(石の花)　色々な旨味を年の功で味あえるのですね。
3	初茜拝みて八十路心新た	凡
4	遠き日の泊りし酸ケ湯雪の中	高　越
5	初風呂に今年の抱負楽しまむ	石の花	1 票
	(べいこう)初風呂の抱負を聞きたいですね
6	箱根駅伝滾る走者の息白し	べいこう	2 票
	(はなぶさ)年明けは楽しみに見ます
	(高　越)　今年も正月の二日間応援しました
7	一富士を見たかと聞くや寝正月	はなぶさ	2 票
	(べいこう)寝正月でも富士が気になる
	(逸　茶)　トボケ方が絶妙
8	靴音の響く窓辺に冴ゆる月	鶴	2 票
	(逸　茶)　誰かを待ち望んでいるのでしょうか
	(　凡　)　静寂な月の冴える夜と靴音の対比が良い
9	点滴の一滴二滴冬病棟	媛　香	1 票
	(石の花)　病床に伏せていて淋しいことを痛感している。
10	日に一句誓ふ句集や年新た	はなぶさ	1 票
	(　鶴　)　私も日に一句詠めたら嬉しいですが
11	柚子風呂に痛む心を癒しけり	石の花	3 票
	(はなぶさ)柚子風呂に心も和むようですね
	(べいこう)柚子風呂はこの時期いい気分
	(　凡　)　心まで癒してくれる柚子湯を際立たせている
12	純友の夢果て海の時雨かな	逸　茶	2 票
	(べいこう)友の時雨が寂しくなります
	(　凡　)　瀬戸の海軍の栄枯盛衰が読み取れます
13	鏡餅今はねずみも居ない村	高　越	2 票
	(はなぶさ)昔はあちこちで餅つきの音聞こえましたね
	(石の花)　環境のせいですか最近はネズミ･アブラ虫とう
	見なくなりましたね
14	朝霜にきしむ足音田んぼ道	鶴	2 票
	(逸　茶)景が目に浮かびます
	(高　越)　朝霜の田んぼ道を歩く音が聞こえてきます
15	巳年なる美空に城の屹と立つ	凡
16	冬枯れの山路に鳥の声もなく	べいこう	6 票
	(はなぶさ)静寂感です
	(　鶴　)　リズムが良いです
	(逸　茶)　寂しさが伝わってきます
	(高　越)　冬枯れの寒々とした景。「鳥の声もなく」で
	更に強調されました
	(石の花)　冬山の景がよく表せています。
	(　凡　)　荒涼とした枯野が目に浮かびます
17	酒蔵に酒の神在り寒造	高　越	1 票
	(　鶴　)　旨い酒が出来そうで
18	辛酸の海に漂い寝酒かな	逸　茶
19	時報待ち駈けだして行く初詣	石の花	2 票
	(べいこう)初詣は出不精でもいきますね
	(高　越)　行く年来る年のＴＶ中継で見かける景です
20	能登初日平和を願ひ鶴を折り	はなぶさ	1 票
	(　凡　)　能登に平和を！友に願います
21	冬病棟遠くに見ゆる瀬戸の海	媛　香	1 票
	(　鶴　)　一人居る病室の寂しさが伝わる
22	俳句詠む無言の時間猪日かな	べいこう	1 票
	(はなぶさ)真剣に考えていますね
23	初詣合掌の手の深き皺	凡	5 票
	(べいこう)この時てないとてや顔の皺がわかりません。
	(　鶴　)　改めて自分の手の皺を大発見
	(逸　茶)　苦労を刻んでいるのでしょうか
	(高　越)　細かい処に気付く俳人の目
	(石の花)　我が手の皺をつくずく見る機会が出来たのですね。
24	病棟の窓を開ければ虎落笛	媛　香	2 票
	(石の花)　冬空の模様を病窓からの淋しい景がうかがえます。
	(　凡　)　冷たい風の吹く外を描いて闘病の作者？の心情が思われる