
| 番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
| 6 | 災いを終わりとしたき年の暮 | 投票 7 票 | 扇 |
| 3 | 七輪に松茸おどる酒一献 | 投票 4 票 | はなぶさ |
| 7 | ゆず湯して五体ほぐれて息災に | 投票 4 票 | 石の花 |
| 9 | 薪割の妻に寄り添う寒すずめ | 投票 4 票 | べいこう |
| 10 | 熱燗に酔いたく酔えば前に妻 | 投票 3 票 | べいこう |
| 紫 陽 花 の コメント | |
| 年の瀬も押し詰まり、何となく落ち着かない日々が続いております。 | |
| 今年最後の句会です。楽しく発句に努めて参りましたね。 |
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| もうすぐ年も開けます新しい気持ちで又発句に務めましょう。 | |
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| 夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた | |
| ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句 | |
| の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して | |
| の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 | |
| 従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた | |
| ときに鑑賞して下さい。 | |
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| ことばについて 01 (オノマトペ)について | |
| ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について | |
| 「俳句の形と切れ」について再考 | |
| 「俳句の字あまり」について再考 | |
| 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の | |
| 後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。 | |
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| 皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。 (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。 |
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| 従って以前のように入選句として啓上することに致します。 | |
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| 番 号 | 入 選 11 句 | 俳 号 |
| 15 | 冬の日や母逝きて今我れ老いる | 石の花 |
| 20 | 年の暮れジャンボ夢買い並ぶなり | 菜の花 |
| 4 | 施設あり妻がいて聞く虎落笛(もがりぶえ) | 石の花 |
| 10 | 年の瀬に気ばかり急くや昨日今日 | 菜の花 |
| 11 | 西国を秋侘びしいく修行僧 | はなぶさ |
| 18 | 石鎚を見上げいかなむ秋遍路 | はなぶさ |
| 21 | マスクの眼美しく見えたる我がワイフ | べいこう |
| 1 | 海と山狭間に住みて霧濃ゆし | 媛 香 |
| 2 | 冬麗や熊のピースは海知らず | 高 越 |
| 12 | 休耕田棚田コスモス陣取って | 媛 香 |
| 19 | 休耕田棚田コスモス陣取って | 扇 |
| 12 月 の コ メ ン ト 解 説 | |
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| ①[季語は主役に]俳句の基本 | |
| ②[説明の言葉]を避ける | |
| ③[言葉の無駄遣い]をしない | |
| ④ 情景をしっかり[映像化]する | |
| ⑤ ありふれた表現は避ける。 | |
| ⑥ 17音には1つのポイントにする | |
| ⑦ 中七は字余りにしない | |
| ⑧ 情景を鮮やかに | |
| ⑨ 助詞一つでオリジナリティー | |
| ⑩ 「も」は重ねて使うと効果的。 | |
| ⑪ 説明的な表現を避ける | |
| ⑫ 語順を効果的に | |
| ⑬ 表現は、具体的に | |
| ⑭ 理屈より映像を | |
| ⑮ 語順だけで味が変わる | |
| ⑯ 原因から結果の表現は避ける | |
| ⑰ 季語を比喩に使うのは効果が薄れる | |
| ⑱ 切れを有効的に使用する。 | |
| ⑲ 言葉のイメージは時代により変化する。 | |
| ⑳ 虚構には映像を補足する。 | |
| 夏井いつき の 俳句プレバトより | |
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| NEW | |
| ◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。 | |
| ◆ 季語と一般的な言葉では送り仮名が異なるので注意(季語は送りかなが付かない場合が多い)。 | |
| ◆ NHK俳句さくさくでよく言われているのが文語体と「切れ字」。切れ字は強調され句が引きしまる。 | |
| ◆ 季重なりは無くなったが、五七五のリズムが今一。 | |
| ◆ 何を言いたいか的を絞って簡潔に書く。 省略を徹底 | |
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| ◇ 1番 | 海と山狭間に住みて霧濃ゆし コメント 「濃ゆし」=>文語では「濃し」。季節のずれあり 「霧」は秋の季語。 読替えて 海と山狭間に住みて霧深し または「深き霧」 海山の狭間の我が家北颪(おろし)。 |
| ◇ 2番 | 冬麗(とうれい)や熊のピースは海知らず コメント 砥部動物園生まれの白熊ピースは今月19歳になり、祝に氷菓子。。 |
| ◇ 3番 | 七輪に松茸おどる酒一献 コメント 吃音「っ」も1文字に数えるので、下五が6文字。「に」は説明くさい。 |
| ◇ 4番 | 施設あり妻がいて聞く虎落笛(もがりぶえ) コメント 景が分からない。何の施設で妻が働いているのか?。 読替えて 介護施設妻が居て聞く虎落笛 読替えて (仮に老人ホームで) 老健の妻誘い出し冬の浜 |
| ◇ 5番 | 冬の海濁す辺野古のダンプカー コメント 沖縄の怒りをもっと強く。 辺野古の海埋め立て強行を怒る。 読替えて 土石浴ぶ珊瑚の叫び冬の雷 |
| ◇ 6番 | 災いを終わりとしたき年の暮 コメント 文語と口語の混在、どちらかに合わせる / 送り仮名広辞苑では「終り」 読替えて 災いを終りにしたい年の暮 |
| ◇ 7番 | ゆず湯して五体ほぐして息災に コメント 切れが無いので句がだらけている 読替えて ゆったりと五体ほぐれし柚子湯かな 。 |
| ◇ 8番 | 寒空にお願いします赤い羽根 コメント 赤い羽根は10月。中七表現は句には如何かな? 読替えて 歳末の助け合い乞う女学生 / 歳末のカンパ呼び掛けボランティア |
| ◇ 9番 | 薪割の妻に寄り添う寒すずめ コメント このままで良いと思います。 寄り添って戯れて。 読替えて 薪割の妻と戯る寒雀 。 |
| ◇10番 | 年の瀬に気ばかり急くや昨日今日 コメント 「に」は説明臭くなるので 「の」に。 昨日今日=年の瀬だから不要 読替えて 年の瀬や気ばかり急いて手の付かず 。 |
| ◇11番 | 西国を秋侘びしいく修行僧 コメント 作意が良く分からないので詠み変え出来ない。 読替えて 。 |
| ◇12番 | 休耕田棚田コスモス陣取って コメント 季節のずれあり「コスモス」は秋の季語。 読替えて 休耕田の棚田枯野となりにけり |
| ◇13番 | 熱燗に酔いたく酔えば前に妻 コメント 川柳ぽい可笑しさあるがが俳句?。 読替えて 熱燗で妻はワインで水入らず 。 |
| ◇14番 | 桜冬木に虫食い葉二、三枚 季無し 「桜冬木」は季語ではない、 コメント 「に」を使うと説明的になりやすいので切れ字を使う 句読点入りの句は見ない。 読替えて 冬木立 |
| ◇15番 | 冬の日や母逝きて今我れ老いる コメント 表現に文語と口語が混在。中七、下五が説明文。 読替えて 日脚伸ぶ母を送りてもう五年(又は 九年)/冬深し母を送りて七回忌 。 |
| ◇16番 | 買い物を隣の町へ陽短 コメント 説明っぽい。 陽短=>日短 / もう少し具体的に表現を 読替えて 短日やドライブ帰りの惣菜屋 |
| ◇17番 | 七半やヨットハーバー冬港 コメント 三段切れ / ヨットハーバー = 港 / 「冬港」無理やりの五文字。 読替えて 破調で 750CC(ナナハン)飛ばすもハーバーは冬凪 。 |
| ◇18番 | 石鎚を見上げいかなむ秋遍路 コメント 「いかなむ」とは? 季のずれ 「秋遍路」は秋の季語。 読替えて 冬の石鎚山(いしづち)拝しお四国参りかな |
| ◇19番 | カラオケの声張り上げる霜夜かな コメント 寒いので大声で歌う。このままで良いと思います。。 読替えて カラオケを友と張り合う雪の夜 |
| ◇20番 | 年の暮れジャンボ夢買い並ぶなり コメント 説明。 下五の表現が今いち / 季語は「年の暮れ」=>「年の暮」。 読替えて 宝くじ売り場の長蛇年暮る |
| ◇21番 | マスクの眼美しく見えたる我がワイフ コメント ごちそう様。残念ながら中七が中九でだらけた。 読替えて 我が妻のマスクの顔に惚れ直し / 夜目遠目マスクの妻の美人顔。 |
| 以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・ ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して 皆さんに紹介します。 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。 |
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