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番 号            特 選 5 句 俳 号
春来れど皆んなマスクで顔覆い 投票 5 票 菜の花
19 大相撲拍手なしの春場所や 投票 4 票 菜の花
胡葱(あさつき)や今朝の味噌汁母の味 投票 3 票 石の花
16 四国三郎土手に一寸筆の花 投票 3 票 高 越
14 春昼や側に歳時記転た寝し 投票 3 票 媛 香
令和 2年 3月 1日~令和 2年 3月20日 投句分
番 号            入 選 10 句 俳 号
初体験うららかな日に筋トレす 媛 香
18 春昼や紅茶ブレイク独り居に 媛 香
リュック負い小路散策遍路気分 べいこう
啓蟄や背中を干して転た寝す 石の花
10 桜咲く声も上ずる電話口 べいこう
1 春休み孫と一緒で食事つき
17 朝寝して今日も一日始まらむ 石の花
父母の墓義父母の墓や入彼岸 高 越
父母の墓義父母の墓や入彼岸 高 越
20 山間の茶屋見つけたり春日和 はなぶさ
 紫 陽 花 の コメント
   今年は暖冬と言いながらここ2・3日は寒波の来襲で本県も久しく白い物を見ました。
    これもまた景観の糧としておおいに楽しみましょう。
     寒暖の差が激しいことに気をつけて健康には十分対処して下さい。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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紫陽花
第 183 回 披 講
最終更新日時 R 2. 3.27 PM 12. 0
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若草句会 掲示板
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◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。
◆ 季語は、正確に書きましょう、また季語には送り仮名は不要です。
   句の内容はいいのですが、季語は歳時記の表現に合わせた方がいいので「祭り」の「り」をのぞく除く。
 
R1.12.5
媛 香

コメント
紫陽花の
コメントに
ついて
皆さんの選評に接しとても良い勉強をさせて頂いております。
それぞれの受け止め方の違いもあって良いですね。これからの句作りが楽しくなりますね。
    
☆紫陽花のコメントに
手直しでチョット変えるだけで良い句になったりしてとても次の作句の手助けになって居ます。
参考にさせて頂きます。
ただ季重も良い場合もあるのでは無いかと思います。
引っ張り合わなければと思うのですが如何でしょうか?
ご伝授下さい。
                       
    読者から以下のようなコメントと感想・意見が届きました。
R2.2.27
◆ 1月の「菜の花」さんの句「曾孫等と正月祝う幸せや」について
コメント  「幸せと言わなくても上五、中七で分かるので
  敢えて幸せと言わなくてもいい」とコメントがありましが
   今、読み直して感じたのは、作者は幸せだー!と言いたくて
  最後に「や」の切れ字を入れたのではないかと思います。
  であれば、切れ字「や」は普通最後には入れないので
 「曾孫等と正月祝う至福かな」と、
 最高の幸せ=「至福」を使い「かな」で強調しては如何でしょうか?
   
 

    俳句を詠む時に気を付ける事の一つに

● テレビのプレバトでの夏井いつきさんや句会の指導者もよく言う事は

俳句は「全部を言ってしまわないで、読み手に想像させる」

別の色々な読み方がされるほど面白く楽しい俳句になると思いますが、、、

季重なり」については

  媛香さんのおっしゃるとおりと思います

  1句に1季語に越したことはないが、どうしても適当な語句が出て来ない

  場合はやむ得ませんよね。

テレビの選者や句会の指導者が言うのは

  俳句は17文字しかないので、季語を二つも使うのはもたいないし、どちらの季語に

託すか句の焦点が曖昧になり、季語の持つ意味、役目が弱くなる。

止むを得ない場合は、二つの季語が主と従の関係、強弱になる様に選べば問題ないと言われます。

    「俳句は短い詩なので省略が大切、省略して後は季語に託す」、そして「読み手に任せる」と。

「熟練者は別として、なるべく1句に1季語とし句の焦点を絞る。」と

ついでに「1句に1動詞、また助詞の使い方に注意して句が季語の説明文にならない様に」と

入門書にありました。

   でもやはり一句一季語でやりましょう。ついでに一句一動詞で作りましょう。

番 号       俳句 及び コメント・詠替え等
◇ 1番 父母の墓義父母の墓や入り彼岸
コメント ※季語に送り仮名不要「入り彼岸」(角川歳時記)
詠替えて ※父母の墓義父母の墓や入彼岸
◇ 2番 リュック負い小路散策遍路気分
コメント ※「遍路気分」は季語か? 「俄か遍路」「遍路道」で
詠替えて ※リュック負い杖つき俄か遍路かな
  リュック背負い夫と散策遍路道
◇ 3番 啓蟄や背中を干して転た寝す
コメント ※背中を干して転た寝す が分る様で分りにくい?
詠替えて
◇ 4番 人の疎らや銀杏花咲く美術館
コメント ※リズム感を再考。 銀杏花咲くが美術館に懸るので。 
  なく人の疎ら が美術館に懸る様に思える?
詠替えて ※花銀杏人の疎らな美術館
◇ 5番 啓蟄やカエル一匹飛び跳ねる
コメント ※「カエル」は漢字か平仮名で。啓蟄、蛙は季重なり
コメント解説  啓蟄とは=冬眠中の蛙、蛇、虫等が地上に出る事
 啓蟄「や」の後は季語とは無関係な事を詠む
詠替えて ※啓蟄や地下足袋で踏む畑の畦
◇ 6番 寒竹林負けじと凛と父に似し
コメント ※句意は?  
詠替えて
◇ 7番 胡葱(あさつき)や今朝の味噌汁母の味
コメント 珍しい季語です。胡葱=糸葱のこと
詠替えて
◇ 8番 初体験うららかな日に筋トレす
コメント ※口語調で説明になったので順番を変える
詠替えて ※初体験老いの筋トレうららかに
◇ 9番 春来れど皆んなマスクで顔覆い
コメント ※季重なり「春」、「マスク」(冬) どちらかを使う
詠替えて ※新型のウィルス蔓延春疾風
◇10番 桜咲く声も上ずる電話口
コメント
詠替えて
◇11番 春休み孫と一緒で食事つき
コメント
詠替えて
◇12番 白露道無かりし花の咲き見るとき  
コメント ※白露は秋の季語、「白露道」は季語か? 句意は?
詠替えて
◇13番 鶯の谺を返す山また山
コメント ※下五が六文字。 鳴き声がこだまになる~
 椿さんでも売っているから、愛媛では春の季語として??
詠替えて ※山間に谺となりぬ鶯の声 
◇14番 春昼や側に歳時記転た寝し
コメント ※原句と同じですが
 「くしゃみ」は外来語でもないので漢字か平仮名で
詠替えて ※麗らかや歳時記傍に微睡みぬ
  うららけし歳時記傍に微睡かな
◇15番 華やかに木蓮咲けど見る人もなく
コメント ※下五が七文字。長くなる場合は上五へ
詠替えて ※見る人も無く木蓮の華やぎて
◇16番 四国三郎土手に一寸筆の花
コメント ※「筆の花」とは「土筆」(つくし)の事
詠替えて
◇17番 朝寝して今日も一日始まらむ
コメント ※「朝寝」は春の季語
詠替えて
◇18番 春昼や紅茶ブレイク独り居に
コメント ※「に」が気になる。上五と入れ替えて見ました。
詠替えて ※独り居の紅茶ブレイク春の昼
◇19番 大相撲拍手なしの春場所や
コメント ※新型コロナの影響で無観客相撲になりました。
詠替えて ※春場所の力士ぶつかる音凄し
  声援も拍手も聞かぬ春場所よ
◇20番 山間の茶屋見つけたり春日和
コメント ※春日和の茶屋の景、様子を詠みたい
詠替えて ※峠茶屋のテラスで食事木の芽晴
◇21番 公園もコロナコロナの梅一輪
コメント ※新型コロナの影響で公園も人影が無くなりました。
詠替えて ※コロナウイルス恐ろし怖し梅の花
  年一度の行事も中止梅の花 



    
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
皆さんに紹介します。

 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

このメールアドレスをクリックしても送れない場合は投句・選句の時のメールで
送ってください。本ページに即反映いたします。
 
3月 の コ メ ン ト 解 説
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
     [季語は主役に]俳句の基本
    説明の言葉]を避ける
     言葉の無駄遣い]をしない 
     ④ 情景をしっかり[映像化]する
      ありふれた表現は避ける。
     17音には1つのポイントにする
      中七は字余りにしない 
      情景を鮮やかに
      助詞一つでオリジナリティー
      「も」は重ねて使うと効果的。
      説明的な表現を避ける
      語順を効果的に
      表現は、具体的に
      理屈より映像を
       語順だけで味が変わる 
       原因から結果の表現は避ける 
       季語を比喩に使うのは効果が薄れる 
      切れを有効的に使用する。
      言葉のイメージは時代により変化する。
      虚構には映像を補足する。
夏井いつき の 俳句プレバトより   
 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 
       NEW  ちょっと感じたままに
  
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。
◆ 季語と一般的な言葉では送り仮名が異なるので注意(季語は送りかなが付かない場合が多い)。
◆ NHK俳句さくさくでよく言われているのが文語体と「切れ字」。切れ字は強調され句が引きしまる。
◆ 季重なりは無くなったが、五七五のリズムが今一。
◆ 何を言いたいか的を絞って簡潔に書く。 省略を徹底
◆ 何度も詠み返して事の説明になっていないか見直す。(特に助詞の使い方)
  ◆ 一句の中で表現が文語と口語が混在するのは良くない。俳句大会等では一般的
  に文語が使われる。口語でも可能。NHK俳句作さくでは文語体を勧めている。
◆ 心(淋しい、悲しい、うれしい、美しいなど)は言わないで別の表現で分からせる。