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平成 28年 9月 1日~平成 28年 9月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
 9 月 の コ メ ン ト 解 説
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      俳句の基本形は、プレバト(9月1日)により
         上五 季語 
中七・下五で 1フレーズ        
      例題 鰯雲蹴散らし一機普天間へ 
   字余りは、上五で中七は、七文字で字余り字足らずにしない
   句またがりは、中七の途中で切れて全体を17音にする。
      例題 海原は鏡鰯雲のさざめく
   季語に込められた意味を理解する
 
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 ◇ 1番  其処此処に小さい秋の転がりて  (三頭火風に詠んでみた)
                  詠み替えて ころころと小いさい秋に躓いた
 ◇ 3番  焼き芋や樹影ひそひそ女生徒ら
  
情景が変わりますいかがでしょう 添削 焼芋や樹影ではしゃぐ女学生

          詠み替えて句またがりに 焼芋ぷんぷん木陰に笑い声
 ◇ 4番  台風過全て流した土石流
                  
詠み替えて 台風禍橋も道路も消えにけり
 ◇ 5番  公園の誰も拾はぬ銀杏の実
                  
詠み替えて 靴裏の踏みし銀杏の臭さかな
 ◇ 6番  秋祭り竿灯支える力瘤
  
季重ね(竿灯)秋の季語       添削 勇壮に竿灯支える力瘤
 ◇ 7番  青空に似合うが如く桔梗咲く
                  
詠み替えて 競い合う桔梗の色と青空と
 ◇ 9番  指数え投句近づく秋の夜
                  
詠み替えて 短夜や焦る投句の締切日
 ◇ 10番  夫看取り車窓開ければ虫すだく
                  
詠み替えて 病みし夫看取りし夜や虫時雨
 ◇ 11番  秋刀魚焼く隣も同じ夕餉かな
                  
詠み替えて お隣も秋刀魚の煙匂いけり
 ◇ 12番  盆踊り一人向き替え苦笑い
                  
詠み替えて 飛び入りの見様見真似や盆踊り
 ◇ 14番  颱風過呆然として田畑無く
                  
詠み替えて 台風禍唖然田畑の消えにけり
 ◇ 15番  朝の窓開けてひんやり秋が来た
                  
詠み替えて 季の移り肌に冷ややか今朝の窓
 ◇ 17番  新米を一粒毎にかみにけり
                  
詠み替えて 新米を粒で味わう夕餉かな
 ◇ 18番  空高く日々健闘のパラピック     パラリンピックのことか?
  
季無し             添削 パラリンピツク日々健闘の秋の空
 
                  詠み替えて 健闘のパラリンピック秋高し
 ◇ 21番  パソコンをネットにつなぎ虫時雨
                  
詠み替えて 夜も更けてパソコンで聞く虫時雨
 ◇ 22番  盆過ぎの暮れの色風の音
                  
詠み替えて 盆過ぎて五感に響く季の移り
 ◇ 24番  河砂漠警護ものかわ雷雨待つ  
  
意味が不明い。           
 ◇ 26番  敬老日へそくりの場所忘れおり  
  
(敬老日)大歳時記には無いが電子辞書には入っている秋の季語

                    詠み替えて へそくりの場所を忘れし敬老日
 ◇ 28番  スイスイと水に群れ飛ぶ赤とんぼ
                  
詠み替えて すいすいと水面に群れる蜻蛉かな
   先月の句について

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   以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
皆さんに紹介します。

 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。

第 141 回 披 講
番 号 特 選 5 句 俳 号
11
秋刀魚焼く隣も同じ夕餉かな 投票 7 票 哲 朗
30 別れ行く愛車にお神酒今朝の秋    投票 6 票 べいこう
青空に似合うが如く桔梗咲く    投票 5 票 哲 朗
12 盆踊り一人向き替え苦笑い    投票 5 票 べいこう
26 敬老日へそくりの場所忘れおり    投票 5 票 哲 朗
番 号 入 選 15 句 俳 号
其処此処に小さい秋の転がりて 媛 香
23 颱風や避難勧告父母を連れ 石の花
暮れなずむ出窓の外の虫の声   
台風過全て流した土石流 石の花
秋祭り竿灯支える力瘤 べいこう
漣の小(ち)さき湖沼や萩の花 高 越
10 夫看取り車窓開ければ虫すだく 媛 香
13 菊の香や白寿を前に世の無常 高 越
14 颱風過呆然として田畑無く 石の花
15 朝の窓開けてひんやり秋が来た そらまめ
17 新米を一粒毎にかみにけり
18 空高く日々健闘のパラピック 菜の花
20 散歩道かりんのいびつ色づきぬ 浩 風
27 新米を丁寧に磨ぎ塩にぎり 媛 香
29 だんだんと祭り太鼓に勇み肌 峰 生
最終更新日時 H.28.08.27 PM12:00
 紫 陽 花 の コメント
    立秋の声聞いても尚暑さが厳しい日が続いております。
    北日本では、台風・豪雨と被害が多発しております。
    お見舞申し上げます。
       室内といえども、よく水分を取って健康維持に努め
       ましょう。
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今回からは、夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな読みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。、ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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