| 10 月 の コ メ ン ト 解 説 | |
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| ①[季語は主役に]俳句の基本 | |
| ②[説明の言葉]を避ける | |
| ③[言葉の無駄遣い]をしない | |
| ④ 情景をしっかり[映像化]する | |
| ⑤ ありふれた表現は避ける。 | |
| ⑥ 17音には1つのポイントにする | |
| ⑦ 中七は字余りにしない | |
| ⑧ 情景を鮮やかに | |
| ⑨ 助詞一つでオリジナリティー | |
| ⑩ 「も」は重ねて使うと効果的。 | |
| ⑪ 説明的な表現を避ける | |
| ⑫ 語順を効果的に | |
| ⑬ 表現は、具体的に | |
| ⑭ 理屈より映像を | |
| ⑮ 語順だけで味が変わる | |
| ⑯ 原因から結果の表現は避ける | |
| ⑰ 季語を比喩に使うのは効果が薄れる | |
| ⑱ 切れを有効的に使用する。 | |
| ⑲ 言葉のイメージは時代により変化する。 | |
| ⑳ 虚構には映像を補足する。 | |
| 夏井いつき の 俳句プレバトより | |
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| 注 1 上五の切れ字「や」の使用時に中七・下五で上五のことを説明または近 い言葉で詠まない |
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| (切れが弱くなり切れ字を使う意味がなくなる) | |
| 注 2 三段切れ、又は説明文にならないように気をつけましょう。 | |
| ◇◇◇投句前にもう一度歳時記で確認をしましょう◇◇◇ | |
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| ◇ 1番 | 暮れ急ぐ浜の夕べやちちろ鳴く 季重なり 「暮れ」冬 「ちちろ」秋 三段切れ 読替えて ちちろ鳴く浜の夕べに日は落ちる |
| ◇ 2番 | ひつじ田やそこら一面黄緑に コメント 中七下五が季語を説明になっています。上五を「や」で切るときは、 それの説明や近いことを詠まないと言われています。 |
| ◇ 3番 | 俳優の名前出てこぬ霜の夜 コメント 季語の霜は冬だから「そぞろ寒」などどうでしょうか? 読替えて 俳優の名前出てこぬそぞろ寒 |
| ◇ 4番 | 駅前に少女箱持ち赤い羽根 コメント 駅前で赤い羽根といえば「箱もち」は要らないのでは? 読替えて 駅前に子等が声かけ赤い羽根 |
| ◇ 5番 | 渋柿ぞ親子鳥ぞや向きもせず コメント 「ぞ」「ぞや」が気になります。 読替えて 親子鳥待ちぬ渋柿熟す迄 |
| ◇ 6番 | マンドリン聞こゆるホテル秋気澄む コメント 聞こゆる? 「聞こえる」は文語で「聞こゆ」(広辞苑) 。 読替えて 秋気澄むマンドリンの音ロビーより |
| ◇ 7番 | 太鼓祭り練り歩く度房踊る コメント 無季「太鼓祭り」は季語ではない 読替えて 太鼓台祭りで房を揺らし行く |
| ◇ 8番 | 秋茜夕日に透けて羽根光る コメント 下五の表現がちょっと 読替えて 秋茜夕日に透けて群れて飛ぶ |
| ◇ 9番 | 萩の花川面に映し踊りおる コメント 下五の表現がちょっと 読替えて 枝垂れて川面に揺らぐ萩の花 |
| ◇10番 | 沿道にはためくのぼり秋まつり コメント 季重なり 「のぼり(幟)」は夏 「秋祭り」は秋 読替えて 秋まつり親子そろって賑やかに |
| ◇11番 | 房揺らし豪華絢爛太鼓台 コメント 無季「太鼓台」は季語ではない 読替えて 秋まつり房揺らし行く太鼓台 |
| ◇12番 | 小鳥らのイチジク求め逍遥す 季重なり 「小鳥」秋 「いちじく」秋 読替えて 小鳥たち餌を求めて逍遥す |
| ◇13番 | トランジスタラヂオで朝の体操秋高し コメント リズムを整えて 読替えて カセットラジオで朝の体操秋高し |
| ◇14番 | 秋麗ら妻の傍ら慰める コメント「秋麗ら」季語に送り仮名を使わない よく確かめてから使いましょう 読替えて 秋うらら妻の傍ら慰める |
| ◇15番 | 親も子も袋一杯神輿後 コメント「神輿」は夏の季語です。 |
| ◇16番 | 黄緑の絨毯敷くや実る秋 コメント「実る秋」は季語ではない 上五、中七が切れ字「や」の下五を説明しているのでは? 読替えて 遠き目に絨毯の如稲の秋 |
| ◇17番 | 銀杏(ぎんなん)降る天満宮の箒目に コメント 降るは必要ない 読替えて 銀杏(ぎんなん)は天満宮の箒目に |
| ◇18番 | 中彼岸おはぎ二つやおもてなし コメント 「中彼岸」この言葉彼岸の中日のことか? 読替えて お彼岸におはぎ二つやおもてなし |
| ◇19番 | 母眠る手には和みの吾亦紅 |
| ◇20番 | 妻病むや日にち薬といふて秋 コメント 下五を「いふて秋」を直して 読替えて 病む妻の日にち薬や冬近し |
| ◇21番 | 桜紅葉や園に詠むひと写す人 コメント 「や」で切ると季語と中七下五が近すぎ。「や」を「の」にして 読替えて 桜紅葉の園に詠むひと写す人 |
| ◇22番 | そこはかな曼珠沙華に京の人 コメント 句意がちょっと分かりにくい 読替えて 京の人そぞろ歩きや曼珠沙華 |
| ◇23番 | 遙かより祭り太鼓の音のして コメント 季語「祭り」は夏の季語。歳時記には送り仮名はない 読替えて 秋祭遙か太鼓の音聞こゆ |
| ◇24番 | 秋祭り太鼓の房の大揺れに コメント 季語「祭り」歳時記には送り仮名はない 読替えて 秋祭練れば房揺る太鼓台 |
| 以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・ ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して 皆さんに紹介します。 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。秋祭練れば房揺る太鼓台 |
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| 番 号 | 入 選 15 句 | 俳 号 |
| 6 | マンドリン聞こゆるホテル秋気澄む | べいこう |
| 3 | 俳優の名前出てこぬ霜の夜 | 扇 |
| 5 | 渋柿ぞ親子鳥ぞや向きもせず | はなぶさ |
| 7 | 太鼓祭り練り歩く度房踊る | 媛 香 |
| 8 | 秋茜夕日に透けて羽根光る | 石の花 |
| 10 | 沿道にはためくのぼり秋まつり | 浩 風 |
| 12 | トランジスタラヂオで朝の体操秋高し | 高 越 |
| 14 | 秋麗ら妻の傍ら慰める | 石の花 |
| 15 | 親も子も袋一杯神輿後 | 扇 |
| 20 | 妻病むや日にち薬といふて秋 | 浩 風 |
| 2 | ひつじ田やそこら一面黄緑に | 菜の花 |
| 4 | 駅前に少女箱持ち赤い羽根 | 石の花 |
| 9 | 萩の花川面に映し踊りおる | 菜の花 |
| 22 | そこはかな曼珠沙華に京の人 | はなぶさ |
| 19 | 母眠る手には和みの吾亦紅 | べいこう |
| 番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
| 11 | 房揺らし豪華絢爛太鼓台 | 投票 5 票 | 菜の花 |
| 17 | 銀杏(ぎんなん)降る天満宮の箒目に | 投票 5 票 | 高 越 |
| 24 | 秋祭り太鼓の房の大揺れに | 投票 4 票 | 媛 香 |
| 1 | 暮れ急ぐ浜の夕べやちちろ鳴く | 投票 3 票 | べいこう |
| 12 | 桜紅葉や園に詠むひと写す人 | 投票 3 票 | 高 越 |
| 紫 陽 花 の コメント | |
| 初冬に入りました。朝夕は暖房がほしいようです。でもまだ日中は | |
| 汗ばむこともあります。 |
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| 気候の変わり目、体を壊さないように気をつけましょう。。 | |
| 俳句も大分世間で騒がれるように、夏井先生のお陰ではないでしょうか。 | |
| 楽しいものです。おおいに発句を楽しみましょう。 | |
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| 夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた | |
| ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句 | |
| の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して | |
| の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 | |
| 従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた | |
| ときに鑑賞して下さい。 | |
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| ことばについて 01 (オノマトペ)について | |
| ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について | |
| 「俳句の形と切れ」について再考 | |
| 「俳句の字あまり」について再考 | |
| 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の | |
| 後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。 | |
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| 皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。 (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。 |
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| 従って以前のように入選句として啓上することに致します。 | |
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