番 号 | 入 選 10 句 | 俳 号 |
10 | 七草や一家団欒息災に | 石の花 |
1 | 年齢忘れ新年会の楽しきや | 菜の花 |
3 | 大寒や中華店から湯気出ずる | 石の花 |
5 | 寒椿咲けば母の忌近づけり | 媛 香 |
6 | 初詣かき分けてゆき鈴鳴らす | 石の花 |
7 | 百の石段老いに鞭打ち初詣 | 高 越 |
14 | 門松にしらさぎ天舞吉しらせ | はなぶさ |
9 | 山郷の露天湯浸り今年も暮 | はなぶさ |
18 | 初日の出今年も元気祈願かけ | 菜の花 |
4 | 人日の待合室の病院に | 扇 |
番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
12 | 寒すずめさえづる場所を猿がとり | 投票 4 票 | べいこう |
13 | 初日記末尾に今日の一句添へ | 投票 4 票 | 高 越 |
17 | 成人式よそゆき顔の揃ひたり | 投票 4 票 | 扇 |
20 | 古木とて影の息づく冬晴れ間 | 投票 4 票 | べいこう |
2 | 雑煮食ふ我が家は阿波の合せ味噌 | 投票 3 票 | 高 越 |
紫 陽 花 の コメント | |
平成最後の新年を向へ心温まる想いです。 | |
俳句も、当地松山を拝しますます盛んになって参りました。![]() |
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なつきさんの功績もふまへ我々も楽しく発句をして行きたいと思います。 | |
特に健康には気をつけながらこの年度替わりを過ごすことを願います。 | |
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた | |
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句 | |
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して | |
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 | |
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた | |
ときに鑑賞して下さい。 | |
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ことばについて 01 (オノマトペ)について | |
ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について | |
「俳句の形と切れ」について再考 | |
「俳句の字あまり」について再考 | |
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の | |
後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。 | |
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皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。 (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。 |
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従って以前のように入選句として啓上することに致します。 | |
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1 月 の コ メ ン ト 解 説 | |
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①[季語は主役に]俳句の基本 | |
②[説明の言葉]を避ける | |
③[言葉の無駄遣い]をしない | |
④ 情景をしっかり[映像化]する | |
⑤ ありふれた表現は避ける。 | |
⑥ 17音には1つのポイントにする | |
⑦ 中七は字余りにしない | |
⑧ 情景を鮮やかに | |
⑨ 助詞一つでオリジナリティー | |
⑩ 「も」は重ねて使うと効果的。 | |
⑪ 説明的な表現を避ける | |
⑫ 語順を効果的に | |
⑬ 表現は、具体的に | |
⑭ 理屈より映像を | |
⑮ 語順だけで味が変わる | |
⑯ 原因から結果の表現は避ける | |
⑰ 季語を比喩に使うのは効果が薄れる | |
⑱ 切れを有効的に使用する。 | |
⑲ 言葉のイメージは時代により変化する。 | |
⑳ 虚構には映像を補足する。 | |
夏井いつき の 俳句プレバトより | |
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NEW | |
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。 | |
◆ 季語と一般的な言葉では送り仮名が異なるので注意(季語は送りかなが付かない場合が多い)。 | |
◆ NHK俳句さくさくでよく言われているのが文語体と「切れ字」。切れ字は強調され句が引きしまる。 | |
◆ 季重なりは無くなったが、五七五のリズムが今一。 | |
◆ 何を言いたいか的を絞って簡潔に書く。 省略を徹底 | |
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◇ 1番 | 年齢忘れ新年会の楽しきや コメント 年齢=>歳 楽しきや=>楽しさよ でも良い。 詠み替えて 新年会歳も忘れて興じけり |
◇ 2番 | 雑煮食ふ我が家は阿波の合せ味噌 コメント 地方により味噌汁、醤油、餅も餡なしや餡入りなどある様です。 詠み替えて 雑煮膳我が家は阿波の合せ味噌 |
◇ 3番 | 大寒や中華店から湯気出ずる コメント 出て来る湯気にあるいい匂いを感じます 詠み替えて 大寒や中華店より湯気出ずる |
◇ 4番 | 人日の待合室の病院に コメント 1月7日の事。 今年は9連休明け。 詠み替えて 人日の患者ひしめく待合所 |
◇ 5番 | 寒椿咲けば母の忌近づけり コメント 「咲けば」は仮定なので下五と合わないとおもいます。 「寒椿咲きぬ母の忌近づけり」と詠めば一見、いい様に 見えるのですが、母の忌「近づけり」の「けり」の使い方が 如何かと思います 接続します。 鳴らしけり など~暮れにけり / ~落ちにけり / 鳴りに けり などから考えると「近づきけり」でもまずいし「近づきに けり」がいい 余り難しい事は止めましょうか 句意は「寒椿が咲く頃になるとああ母の忌が近づいたのだ~」と近づいた 事を「けり」で強調したいのではないかと思います。 後は読む人の想像に任せる(買い物の準備、法事の連絡などを色々 考えたが、最終的に私なら 詠み替えて 椿咲き母の忌近くなりにけり |
◇ 6番 | 初詣かき分けてゆき鈴鳴らす コメント 参拝所の混雑振りが解ります。が、表現が説明的になった。 詠み替えて 人分けてつかむ鈴紐初詣 |
◇ 7番 | 百の石段老いに鞭打ち初詣 コメント 百段と言えば石段と分かるので 7*7*5=>5*7*5のリズムに 詠み替えて 百段を老いに鞭打ち初詣 |
◇ 8番 | あふれしむ小春にゆれる母の部屋 コメント 小春の日差しが溢れている母親の部屋が見えます。ゆれる」は不要かも?。 詠み替えて 小春日のあふれり母の休む部屋 |
◇ 9番 | 山郷の露天湯浸り今年も暮 コメント 「露天湯」の言葉広辞苑に無し。季語が不明「暮」は季語にならない。 「年の暮」? 詠み替えて 山郷の露天風呂にて去年今年 年の夜の孤独味わう露天風呂 |
◇10番 | 七草や一家団欒息災に コメント 季語には下12語の意味が多少有る様に思うが? 詠み替えて 七草粥食うて孫子は郷を立つ (元気をつけ都会の仕事に戻る様子) |
◇11番 | 天気良く孫に手ひかれ初詣 コメント 説明文に?晴天の元、孫と行く初詣の微笑ましい風景 詠み替えて 孫に手ひかれ晴天の初詣 |
◇12番 | 寒すずめさえづる場所を猿がとり コメント 笑える風景。猿も木の下で団子になれば温いのに、 詠み替えて 止まり木を猿に譲りし寒すずめ |
◇13番 | 初日記末尾に今日の一句添え コメント 今年から、今日一日の印象に残った事を5-7-5で表現してみようと、、 詠み替えて |
◇14番 | 門松にしらさぎ天舞吉しらせ コメント 季重なりです。「門松」(新年)、しらさぎ(夏)の季語 詠み替えて 門松や天舞う鷺の良き知らせ |
◇15番 | 山茶花の垣根繕う6日かな コメント 季重なりです。「山茶花」(冬)、6(六)日(新年)の季語 詠み替えて 生垣の手入れ終りし六日かな 山茶花の垣根繕う翁かな |
◇16番 | 冬晴れや移動図書館親子連れ コメント 冬晴や/移動図書館/親子連れ/ 三段切れ 詠み替えて 冬晴の移動図書館子ら集い |
◇17番 | 成人式よそゆき顔の揃ひたり コメント よそゆき顔の<=>よそ行きの顔に 詠み替えて 成人式によそゆきの顔揃ひたり |
◇18番 | 初日の出今年も元気祈願かけ コメント 祈願=願かけ ること 詠み替えて 初日の出健康祈りウォーキング |
◇19番 | 聖夜便カサブランカに降りたちぬ コメント 「聖夜便」季語ではありません。 詠み替えて 降誕祭カサブランカの灯はともる |
◇20番 | 古木とて影の息づく冬晴れ間 コメント 繊細な感覚。「冬晴れ」=>「冬晴」 「~とて」は理屈っぽいかも 詠み替えて 冬晴の影の息づく古木かな |
◇21番 | 歳は初め深夜に走る消防車 コメント 季語は?上五を直し「年始め」と 詠み替えて 年始め深夜に走る消防車 歳旦の深夜騒がす消防車 |
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・ ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して 皆さんに紹介します。 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。 |