番 号 | 特 選 5 句 | 俳 号 | |
10 | 土筆摘む思い出深し郷の土手 | 投票 7 票 | 石の花 |
4 | 春雷や夜中に目覚めまた眠る | 投票 3 票 | 石の花 |
8 | 春の海バウンドイルカ群遊す | 投票 3 票 | 扇 |
17 | 春寒に妻に肩掛け車椅子 | 投票 3 票 | 石の花 |
21 | るすがちの庭にうぐいす鳴きにけり | 投票 3 票 | 浩 風 |
番 号 | 入 選 15 句 | 俳 号 |
24 | 黄水仙花一斉の忌日なる | 浩 風 |
13 | 満開の金のなる木にからかわれ | 菜の花 |
1 | 卒業式ポケットチーフすみれ色 | 媛 香 |
3 | 緩む春花や蝶やと君の言う | はなぶさ |
6 | ホワイトデー試食コーナー賑わえり | べいこう |
7 | 梅林の咲き残る色愛でにけり | 浩 風 |
11 | 春はやて琴の音ひびく二の丸や | はなぶさ |
12 | 草の芽の一雨ごとに伸び放題 | 媛 香 |
20 | 手作りの雛玄関に飾りたる | 媛 香 |
22 | 沈丁花甘い香に頬そっと寄せ | 菜の花 |
23 | 花菜風ふと母の句を口ずさみ | べいこう |
19 | 老いた母名草の芽炊く囲炉裏かな | はなぶさ |
5 | 小魚の群れ居る春の小川かな | 高 越 |
15 | 花ミモザ黄金の下を一両車 | べいこう |
16 | 廃屋は更地となりし花すみれ | 高 越 |
紫 陽 花 の コメント | |
新元号の発表は4月1日。どんな元号か知るよしもないですが | |
楽しみにしています。![]() |
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この句会も皆さん高齢化の波にさらされて会員も少なくなりました。 | |
新しい会員が増えることを念願に皆さん俳句を楽しみましょう。 | |
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた | |
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句 | |
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して | |
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 | |
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた | |
ときに鑑賞して下さい。 | |
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ことばについて 01 (オノマトペ)について | |
ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について | |
「俳句の形と切れ」について再考 | |
「俳句の字あまり」について再考 | |
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の | |
後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。 | |
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皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。 (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。 |
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従って以前のように入選句として啓上することに致します。 | |
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3 月 の コ メ ン ト 解 説 | |
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①[季語は主役に]俳句の基本 | |
②[説明の言葉]を避ける | |
③[言葉の無駄遣い]をしない | |
④ 情景をしっかり[映像化]する | |
⑤ ありふれた表現は避ける。 | |
⑥ 17音には1つのポイントにする | |
⑦ 中七は字余りにしない | |
⑧ 情景を鮮やかに | |
⑨ 助詞一つでオリジナリティー | |
⑩ 「も」は重ねて使うと効果的。 | |
⑪ 説明的な表現を避ける | |
⑫ 語順を効果的に | |
⑬ 表現は、具体的に | |
⑭ 理屈より映像を | |
⑮ 語順だけで味が変わる | |
⑯ 原因から結果の表現は避ける | |
⑰ 季語を比喩に使うのは効果が薄れる | |
⑱ 切れを有効的に使用する。 | |
⑲ 言葉のイメージは時代により変化する。 | |
⑳ 虚構には映像を補足する。 | |
夏井いつき の 俳句プレバトより | |
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NEW | |
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。 | |
◆ 季語と一般的な言葉では送り仮名が異なるので注意(季語は送りかなが付かない場合が多い)。 | |
◆ NHK俳句さくさくでよく言われているのが文語体と「切れ字」。切れ字は強調され句が引きしまる。 | |
◆ 季重なりは無くなったが、五七五のリズムが今一。 | |
◆ 何を言いたいか的を絞って簡潔に書く。 省略を徹底 | |
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◇ 1番 | 卒業式ポケットチーフすみれ色 コメント 三段切れ・季重ね「卒業式」春「すみれ」春だが比喩として。 詠み替えて 卒業生胸のチーフのすみれ色 すみれ色のチーフポッケに卒園児 |
◇ 2番 | 庭の隅ピンクの椿咲き誇り コメント 切字を使う。 詠み替えて 庭隅にピンクの椿咲きにけり ピンク色の椿咲きたる庭の隅 |
◇ 3番 | 緩む春花や蝶やと君の言う コメント 季重り、このままでは春・花・蝶・が全て季語になるため 「花や蝶や」と言う一連の言葉とし 詠み替えて 春めくや「花や蝶や」と唄う君 「花や蝶や」と唄う鼻歌春きざす |
◇ 4番 | 春雷や夜中に目覚めまた眠る コメント 中七、下五が散文的表現なので。 詠み替えて 春雷に目覚め再び床の中 春雷や駅に貸し傘二三本 |
◇ 5番 | 小魚の群れ居る春の小川かな コメント 春の小川の景がよく見えます。 詠み替えて 小魚のすいすい泳ぐ春の川 |
◇ 6番 | ホワイトデー試食コーナー賑わえり コメント 季無し「ホワイトデー」は季語ではない・・・・・ 詠み替えて チョコ売り場男賑わう弥生かな 三月や男賑わうチョコ売り場 |
◇ 7番 | 梅林の咲き残る色愛でにけり コメント 「愛でにけりが」ちょっと 詠み替えて 咲き残る梅林の中一人行く 咲き残る梅林求め峡の村 |
◇ 8番 | 春の海バウンドイルカ群遊す コメント 海豚(いるか)の群れ成している春の海。広く大きな景色が見えます。 詠み替えて |
◇ 9番 | 子雀の会話始まる軒の樋 コメント 自宅の前の家の樋には朝から雀の子が数匹並び会話する。 詠み替えて 子雀の会話始まる朝の樋 |
◇10番 | 土筆摘む思い出深し郷の土手 コメント ・・・・・ 詠み替えて 土筆摘む思い出深き郷の土手 |
◇11番 | 春はやて琴の音ひびく二の丸や コメント 琴の音が聞こえる雰囲気に季語「春疾風」が似合わない。実景は そうだったかも知れないが、下五の「や」を使う意味が? 二の丸を強調? 字数を整えるなら別の助詞を 詠み替えて 春風や琴の音聞きぬ二の丸に 二の丸に琴の音運ぶ春の風 |
◇12番 | 草の芽の一雨ごとに伸び放題 コメント 下五が字余り。一雨ごとに草が伸び放題ですが切れ字で表現を変えて。 詠み替えて 草の芽のひと雨ごとに伸びにけり |
◇13番 | 満開の金のなる木にからかわれ コメント 季語が無い。句意が分からない。 詠み替えて |
◇14番 | 失せ物のさくら花びら下にあり コメント 「はなびら下にあり」の表現を変えて。 詠み替えて 失せ物を見事に隠す落花かな |
◇15番 | 花ミモザ黄金の下を一両車 コメント 「花ミモザと黄金の」が近すぎる感がするので。 詠み替えて 花ミモザ揺らし真昼の一両車 |
◇16番 | 廃屋は更地となりし花すみれ コメント ・・・・・。 詠み替えて 廃屋や更地の隅に花すみれ |
◇17番 | 春寒に妻に肩掛け車椅子 コメント 季重り、「春寒」春「肩掛」冬。奥様にお優しいですね。 詠み替えて 車椅子の妻に膝掛け寒き春 春寒や膝掛け添えし椅子の妻 |
◇18番 | 子に送るミカン送料値上また コメント 詩情が見えません? 川柳? 詠み替えて |
◇19番 | 老いた母名草の芽炊く囲炉裏かな コメント 季重なり 「名草の芽」春、「囲炉裏」冬 詠み替えて 老婆摘みし名草の芽炊く厨かな 湯気立ちて老婆の摘みし名草の芽 |
◇20番 | 手作りの雛玄関に飾りたる コメント 下五の「たる」を切れ字「けり」に 詠み替えて 手作りの雛玄関に飾りけり 玄関に飾る自作の雛(ひいな)かな |
◇21番 | るすがちの庭にうぐいす鳴きにけり コメント ・・・・・ 詠み替えて 留守勝ち我が家に今朝の初音かな |
◇22番 | 沈丁花甘い香に頬そっと寄せ コメント 「そっと」は「寄せる」事だから 詠み替えて 沈丁花甘い香りに頬を寄せ |
◇23番 | 花菜風ふと母の句を口ずさみ コメント 若い頃の母の句なのか、遺句なのか(失礼しました) 詠み替えて 母の句のふと口ずさむ花菜風 |
◇24番 | 黄水仙花一斉の忌日なる コメント 句意がよく分かりません 詠み替えて |
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・ ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して 皆さんに紹介します。 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。 |