1- 6-27 |
石の花 |
感 想 |
新元号令和に なって、光陰矢の如しと言いますが、早一月が過ぎました。 |
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心も新らたに発句を楽しんで行きたいと思います。 |
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◇ 1番 |
父の日や一人五分のマッサージ |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
マッサージ師が何人かにマッサージをしている様ですかね |
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コメント |
季語と中七下五が関連ある為、「や」切りをやめて一物仕立てに |
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詠み替えて |
「や」を「の」に置き換えて 父の日の一人五分のマッサージ |
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◇ 2番 |
浜風や青田を揺らし波を打つ |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
季語以外は季語「青田風」で言い表せるので、海辺の棚田を想像し |
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詠み替えて |
潮騒や棚田下り来る青田風 |
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◇ 3番 |
校章の残る自転車花は葉に |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
卒業生の自転車がどこかにあるのですかね。 |
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コメント |
大学進学か就職で行ったのか、今だに残っている校章付きの自転車 |
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詠み替えて |
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◇ 4番 |
雷雨やみ庭の紫陽花鮮やかに |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
「雷雨やみ」=「雨後」とすれば、別の言葉が追加出来る |
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詠み替えて |
瑞々しく雨後の紫陽花鮮やかに |
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◇ 5番 |
アジサイを見るに坂道ヨタヨタと |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
カタカナでなく紫陽花。「ヨタヨタ」も「よたよた」又は別の言葉で |
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詠み替えて |
紫陽花に見とれ坂道よろけたり |
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◇ 6番 |
父の日の持参の酒をくみかわし |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
中七下五が散文的(通常の文章となった)。漢字は酌み交わし。 |
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詠み替えて |
父の日の子の手料理で宴発つ (「宴発つ」は宴が始まるの意) |
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◇ 7番 |
山道を登り一息大暑かな |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
「山道を登る」が「山登り」(夏)に似て季語となるかどうか?季重なり? |
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石の花 |
コメント |
「山道を登る」が やはり季語でしょうね? |
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詠み替えて |
山道の蔭に一息大暑かな |
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◇ 8番 |
新緑の遠くの山も近く見え |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
景がよく見えます。このままでも良いし、新緑を強調するなら「や」で |
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詠み替えて |
新緑や遠くの山も近く見え |
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◇ 9番 |
恋猫に苛立ち威嚇鴉二羽 |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
鴉が恋猫にやきもち焼いているかの様にも見えます |
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詠み替えて |
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◇10番 |
新茶絵の懐かしき師の便りきて |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
絵の中の物「新茶絵」が季語になるかどうか? 誰か教えて下さい。 |
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「新茶絵」 |
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詠み替えて |
季語にならないなら ~ 恩師より茶畑描く夏便り |
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◇11番 |
そら豆の旬の味わい酒うまし |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
豆もお酒もおいしそうです。 さらにりフレインを使うと |
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詠み替えて |
酒うまし旬のそら豆なお旨し |
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◇12番 |
リビングに亡夫の好みの紫陽花を |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
「亡夫」と書いて「つま」と読みます。下五の「を」やめ名詞止にするなら |
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詠み替えて |
リビングに亡夫の好みし濃あぢさゐ / 又は下五に「額の花」 |
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◇13番 |
朝顔や朝ごみ出しに花愛でる |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
ご苦労様です。朝顔は秋の季語。朝顔だから朝塵の朝は不要かも |
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詠み替えて |
朝顔や塵出し夫(つま)の務めなり / 又は下五 ~務めとす |
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◇14番 |
堰越えの水ちょろちょろと余苗 |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
用水よりの水入れ口近くに補植用に置いた苗が「余苗」(夏)です |
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詠み替えて |
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◇15番 |
脚気なる病失せたる令和なり |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
「脚気」は夏の季語。 令和になりやっと治ったのだと感歎! |
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詠み替えて |
長患いの脚気治癒せし令和かな (7-7-5) 字余りは上五で |
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◇16番 |
うぐいすの声すぐそこに畑作業 |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
鶯は(春)の季語。夏のうぐいすは「老鶯」です |
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詠み替えて |
老鶯の声すぐそこに畑作業 / 老鶯の声を聞きつつ畑仕事 |
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◇17番 |
気若く万緑に山かけ登る |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
万緑、山登りは共に夏の季語。「山かけ登る」が季語なら季重なり? |
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質 問 |
「かけ登る」は複合動詞だからどうなるのか?どなたか教えて下さい |
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詠み替えて |
若者に負けず登頂緑濃し / 気若く元気いっぱい山登る |
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石の花 |
コメント |
「山かけ登る」は「山登る」の同義語なので季語として・・・・・ |
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◇18番 |
五月晴れ我先に行く道の駅 |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
晴れた休日の開店待ちの道の駅の景。我先に行くから慌ただしさを。 |
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詠み替えて |
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◇19番 |
草取りの後につきくるセキレイよ |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
季重なり「草取り」(夏)「セキレイ」(秋)。「鶺鴒」または「せきれい」で |
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詠み替えて |
草取りの後追う小鳥せわしげに |
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◇20番 |
石手川どこまで伸びる樹木たち |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
季語がありません。 「樹木たち」=「木々」で言い換え可能 |
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詠み替えて |
川べりに繁る数多(あまた)の夏木立 |
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◇21番 |
神苑の樹木深しん濃あぢさゐ |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
川内の金毘羅さんには杉、樫、楠他が生い茂り庭には紫陽花が。 |
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詠み替えて |
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◇22番 |
髪切って汗もいとわずポスティング |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
ポスティングとはプロ野球の移籍制度の一つと理解しますが句意が解りません。 |
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詠み替えて |
髪切って汗もいとわずスクワット |
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◇23番 |
車庫抜ける青田を揺らし何処までも |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
言ってる事は季語「青田風」で想像出来そうです |
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詠み替えて |
軽快車を連ね土手行く青田風 / 車窓開け止める脇道青田風 |
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◇24番 |
出窓より老鶯の姿見つけたり |
1- 6-27 |
紫陽花 |
コメント |
中八で字余りです。リズムが少し悪くなります。 |
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詠み替えて |
老鶯を見つけ出窓へ妻を呼び / 老鶯を見つけカーテンそっと開け |
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以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
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