番 号            特 選 5 句 俳 号
10 近隣は爺婆ばかり燕の子 投票 4 票 高 越
南無阿弥陀霊峰目指す山開き 投票 4 票
24 丹精のトマトの熟れて両の手に 投票 4 票 l浩 風
海の日や洋を回帰の被災ごみ 投票 3 票 高 越
16 孫を待ち買いしくわがた宵祭り 投票 3 票 はなぶさ
第 175 回 披 講
平成 31年 7月 1日~令和 元年 7月20日 投句分
番 号 入 選 10 句        俳 号
17 笹百合や一年振りの皿が嶺 高 越
21 久し振り暑中見舞い届きいて
22 川瀬闇ほたるの乱舞シンフォニー はなぶさ
夏野菜日照り不足で又値上げ 菜の花
14 初めての黄色のトマト収穫す 浩 風
18 花氷留守に一人で読書する 石の花
雨上がり小鳥の声の晴れやかに 浩 風
13 夕立や駆けだしてゆく子ひとり 石の花
12 夏服の児童の姿軽ろやかに
水槽に萍咲きし法の庭 媛 香
蔓を上に向上心の凌霄花 べいこう
浜風や青田を揺らし波を打つ 石の花
凌霄花絡みつくとも嫌味なく べいこう
11 蓮咲きし大寺の庭白ピンク 媛 香
15 川縁のひまわり元気天仰ぎ 菜の花
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若草句会 掲示板
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 1- 7-27 石の花 感 想 オリンピックもあと1年になりました。
梅雨も明けて暑い日が続きます。お体に気をつけて・・・・・
                      
◇ 1番 南無阿弥陀仏霊峰目指す山開き
 1- 7-27 紫陽花 コメント 六根清浄ろっこんしょうじょう?季語には送り仮名不要
詠み替えて 六根清浄霊峰目指す山開
  
◇ 2番 水槽に萍咲きし法の庭
 1- 7-27 紫陽花 コメント 季語「萍(うきくさ)難しい季語を使いましたね」
詠み替えて 萍や古刹の池の鯉隠し
 
◇ 3番 海の日や洋を回帰の被災ごみ
 1- 7-27 紫陽花 コメント 被災ごみだけでなく海を汚す塵は今問題ですね。
   詠み替えて 海の日に海洋汚染ごみ数多
◇ 4番 蔓を上に向上心の凌霄花
 1- 7-27 紫陽花 コメント 「向上心」の比喩が上手く対応しているか?
詠み替えて
  
◇ 5番 夏野菜日照り不足で又値上げ
 1- 7-27 紫陽花 コメント 新聞ニュースの見出しの様なので、順番を入れ替えて
詠み替えて 日照不足続き値上げの夏野菜
  
◇ 6番 雨上がり小鳥の声の晴れやかに
 1- 7-27 紫陽花 コメント
詠み替えて
 
◇ 7番 毛虫いて騒いで避ける子供いて
 1- 7-27 紫陽花 コメント 説明的。動詞は一つでいい。句に締まりを付ける為、切れ字を使う。
詠み替えて 毛虫見て高き悲鳴の子供かな
  
◇ 8番 凌霄花絡みつくとも嫌味なく
 1- 7-27 紫陽花 コメント 意味しんな言葉での比喩の句。川柳としても可?
詠み替えて 凌ぜん花伸(の)んで絡みし付着根  
  
◇ 9番 アマリリス心にやさし六月の朝
 1- 7-27 紫陽花 コメント 季重なり。アマリリス(夏)、六月(夏)
詠み替えて アマリリス心に優し今朝の庭 / 目に優し心にやさしアマリリス
  
◇10番 近隣は爺婆ばかり燕の子
 1- 7-27 紫陽花 コメント 子供が居るのは燕だけですか?侘しい年頃になりました
詠み替えて 高齢化爺婆ばかり燕の子
◇11番 蓮咲きし大寺の庭白ピンク
 1- 7-27 紫陽花 コメント 下5の「白ピンク」が字数合わせした結果詰まってしまった。
詠み替えて 本山に白とピンjクの蓮の花 / 白とピンクの蓮咲く郷の古刹かな
  
◇12番 夏服の児童の姿軽ろやかに
 1- 7-27 紫陽花 コメント このままでも良い。衣更えをさせると
詠み替えて 夏服に替えし児童の軽やかに
  
◇13番 夕立や駆けだしてゆく子ひとり
 1- 7-27 紫陽花 コメント
詠み替えて 夕立や駆けだしてゆく子供達
 
◇14番 初めての黄色のトマト収穫す
 1- 7-27 紫陽花 コメント 散文的である。季語は漢字で
詠み替えて 田畑や丹精の父蕃茄もぐ
 
◇15番 川縁のひまわり元気天仰ぎ
 1- 7-27 紫陽花 コメント 特に仮名にする意味が無ければ、季語は漢字で
詠み替えて 向日葵に元氣貰いしひと日かな (下五を)散歩かな/川辺かな
  
◇16番 孫を待ち買いしくわがた宵祭り
 1- 7-27 紫陽花 コメント 季重り 「鍬形」「宵祭り」共に夏の季語です  
「お孫さんが来るのを待って宵祭りに行き鍬形を買った」と読みました。
詠み替えて 孫連れて鍬形虫(くわがた)買いし虫売り場
  
◇17番 笹百合や一年振りの皿が嶺
 1- 7-27 紫陽花 コメント 足腰弱り頂上まで大変でしたが清楚な百合に癒されました
詠み替えて
 
◇18番 花氷留守に一人で読書する
 1- 7-27 紫陽花 コメント いい句ですね。 読書と言えば「する」は不要かも
詠み替えて 花氷ひとり留守居の読書かな
 
◇19番 水田に月とネオンのコラボなり 
 1- 7-27 紫陽花 コメント 「コラボ」省略語は避ける。月+ネオン=コラボ  「月」は(秋)
詠み替えて 水田に駅のネオンと夏の月
 
◇20番 たたら踏む決めのポーズに雷逃げる
 1- 7-27 紫陽花 コメント 句の意味を教えて下さい
詠み替えて
 
◇21番 久し振り暑中見舞い届きいて
 1- 7-27 紫陽花 コメント 中七が六文字。  「届きいて」の「いて」?
詠み替えて 久々に暑中見舞の届きけり / 久々に友より届く夏見舞い
 
◇22番 川瀬闇ほたるの乱舞シンフォニー
 1- 7-27 紫陽花 コメント ポスティングとはプロ野球の移籍制度の一つと理解しますが句意が解りません。
詠み替えて
 
◇23番 青鷺の塒は水路飛び立ちぬ
 1- 7-27 紫陽花 コメント 説明的。(青鷺の塒(ねぐら)は水路です。飛び立ちます)
詠み替えて 青鷺の塒飛び立つ石手川
 
◇24番 丹精のトマトの熟れて両の手に
 1- 7-27 紫陽花 コメント 句中の「の」多用。字数合わせの感がします
詠み替えて 丹精の完熟トマト手に抱きて /  下五~竹籠に
  
 
   以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
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互 選 句
 紫 陽 花 の コメント
   漸く梅雨明けになりました。毎日暑い日が続いております。
   体調を崩さないように、水分補給をまめに熱中症に気をつけましょう。
     オリンピックもあと年になりました。よくもま~生きてこられたものと・・・・・
   この句会も皆さん高齢化の波にさらされて会員も少なくなりました。
     新しい会員が増えることを念願に皆さん俳句を楽しみましょう。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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7 月 の コ メ ン ト 解 説
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     [季語は主役に]俳句の基本
    説明の言葉]を避ける
     言葉の無駄遣い]をしない 
     ④ 情景をしっかり[映像化]する
      ありふれた表現は避ける。
     17音には1つのポイントにする
      中七は字余りにしない 
      情景を鮮やかに
      助詞一つでオリジナリティー
      「も」は重ねて使うと効果的。
      説明的な表現を避ける
      語順を効果的に
      表現は、具体的に
      理屈より映像を
       語順だけで味が変わる 
       原因から結果の表現は避ける 
       季語を比喩に使うのは効果が薄れる 
      切れを有効的に使用する。
      言葉のイメージは時代により変化する。
      虚構には映像を補足する。
夏井いつき の 俳句プレバトより   
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       NEW  ちょっと感じたままに
  
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。
◆ 季語と一般的な言葉では送り仮名が異なるので注意(季語は送りかなが付かない場合が多い)。
◆ NHK俳句さくさくでよく言われているのが文語体と「切れ字」。切れ字は強調され句が引きしまる。
◆ 季重なりは無くなったが、五七五のリズムが今一。
◆ 何を言いたいか的を絞って簡潔に書く。 省略を徹底
◆ 何度も読み返して事の説明になっていないか見直す。(特に助詞の使い方)
  ◆ 一句の中で表現が文語と口語が混在するのは良くない。俳句大会等では一般的
  に文語が使われる。口語でも可能。NHK俳句作さくでは文語体を勧めている。
◆ 心(淋しい、悲しい、うれしい、美しいなど)は言わないで別の表現で分からせる。
紫陽花