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若草句会 掲示板 |
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◇ 1番 |
台風の去って被害の無かりけり |
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紫陽花 |
コメント |
口語(去って)と文語(無かり)が混在。どちらかに統一を。 |
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読替えて |
台風去り伊予に被害の無かりけり / 台風一過被害少なく安堵せり |
◇ 2番 |
バードコール人がまづくる夏木立 |
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紫陽花 |
コメント |
「まずくる」の意味? |
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読替えて |
※ |
◇ 3番 |
この一病生涯の友サルスベリ |
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紫陽花 |
コメント |
三段切れ? この季語は平仮名(さるすべり)か漢字(百日紅)で。 |
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読替えて |
一病は一期(ゴ)の友よ百日紅 / 百日紅一病一期の友とせむ |
◇ 4番 |
石鎚に台風の声盆の空 |
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紫陽花 |
コメント |
台風、盆はともに秋の季語。石鎚、台風、盆と項目が多いので |
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読替えて |
石鎚連邦伊予に台風盾となり |
◇ 5番 |
一夜鮨提げて訪ねる病む妻へ |
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紫陽花 |
コメント |
複合動詞?[提げて訪ねる」はどちらか一方でもいいかも |
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読替えて |
病む妻を見舞う手作り一夜鮨 / 病む妻へ男の作る一夜鮨 |
◇ 6番 |
甲子園汗と涙で砂詰める |
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紫陽花 |
コメント |
TVで毎回見る風景だが、TVネタはカメラマンの主観内に留まる恐れありと。 |
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読替えて |
「灼くる土涙で詰めるベンチ前」これもTVの実況中継と言われました。 |
◇ 7番 |
曼茶羅華新盆迎え母へ経 |
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紫陽花 |
コメント |
曼荼羅華は天上に咲くと言われる花。 |
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読替えて |
曼荼羅華新盆の妣(はは)へ経唱ふ |
◇ 8番 |
外灯の虫も暑かろ半夏生 |
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紫陽花 |
コメント |
虫、暑い、半夏生全て季語。句意と異なるが、街灯に集まる虫を詠む |
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読替えて |
街灯下に死んだ素振りの黄金虫 |
◇ 9番 |
梅雨明けや被災の地域復興す |
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紫陽花 |
コメント |
※ |
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読替えて |
梅雨明けて復興工事再開す |
◇10番 |
外来種の白百合あまた阿波路入る |
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紫陽花 |
コメント |
高速道の法面には白い百合の花が沢山咲いています |
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読替えて |
老老運転高速道に百合の花 |
◇11番 |
苧殻焚き静かに送り天仰ぐ |
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紫陽花l |
コメント |
「苧殻(おがら)焚き」は迎火、送火の事。秋の季語 |
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読替えて |
魂送視線は暗き空の果て |
◇12番 |
サルスベリ風にあわせてフラダンス |
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紫陽花 |
コメント |
風に揺れる百日紅をフラの踊りに比喩。「さるすべり」は平仮名で |
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読替えて |
さるすべり(又は「百日紅」)風にあわせてフラダンス |
◇13番 |
清流の流しそうめん風すがし |
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紫陽花 |
コメント |
季語無し。「すがし」は「涼し」の間違いでは? |
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読替えて |
清流の流しそうめん風涼し / 清流を吹き来る風や冷素麺 |
◇14番 |
法師ゼミ季節の移ろいヒシヒシと |
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紫陽花 |
コメント |
つくつく法師の鳴き声で秋の訪れに気付いた。 「セミ」は「せみ、蝉」 |
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読替えて |
法師蝉に季の移ろいを教えられ |
◇15番 |
星月夜渚に白き泡の跡 |
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紫陽花 |
コメント |
静寂な浜辺の風景。 「泡」は白い。泡が消えて行く様子に替えて |
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読替えて |
星月夜渚に消える泡の音 |
◇16番 |
墓参りサービスエリアに踊り唄 |
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紫陽花 |
コメント |
墓参、踊唄はともに秋の季語。 墓参り、踊り唄の「り」は不要 |
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読替えて |
阿波路行く道の駅にも踊唄 |
◇17番 |
直撃の台風情報知る被害 |
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紫陽花 |
コメント |
伊予に直撃の台風だが被害は僅かで遠く離れた場所に被害が。 |
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読替えて |
※ |
◇18番 |
台風や日本全土を脅かし |
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紫陽花 |
コメント |
17番に同じ |
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読替えて |
※ |
◇19番 |
窓際にきて一斉高き蝉の声 |
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紫陽花 |
コメント |
窓際に来て突如鳴く蝉に驚き |
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読替えて |
窓際に止まりし蝉の高き声 |
◇20番 |
青田のごとく波浪に消えし戦艦陸奥 |
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紫陽花 |
コメント |
比喩の句は難しい。詠む人により100点か0点と言われる |
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読替えて |
終戦記念日今だ目覚めぬ海底の陸奥 |
◇21番 |
若竹の勢い増して空が鳴る |
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紫陽花 |
コメント |
「空が鳴る」? 「風が鳴る」でリフレイン 字余りで破調だ・・・・・ |
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読替えて |
若竹の勢い風が鳴る空が鳴る |
◇22番 |
菩提寺に家族揃いぬ初盆会 |
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紫陽花 |
コメント |
菩提寺では初盆の家毎に本堂で盆供養を行いました。 |
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読替えて |
菩提寺に家族の揃う初盆会 |
◇23番 |
雨戸しめ台風を待つ二人かな |
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紫陽花 |
コメント |
台風を待つのでなく通過を待つとしました |
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読替えて |
雨戸閉じ台風通過を待つ二人 / ~を待ちにけり |
◇24番 |
迎火や嵐の中を着きたるか |
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紫陽花 |
コメント |
盆の最中に台風。全国の交通も大混乱。魂もも無事帰り着くか心配 |
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読替えて |
天仰ぎ嵐の中の魂迎 |
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以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
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