番 号 入 選 10 句        俳 号
13 谷紅葉心安らぐ大瀬路に はなぶさ
霜月や卓球励み歳をとる 石の花
初冠雪四国山脈澄み渡り 媛 香
12 御厨人窟(みくろど)の燭明揺るる寒怒濤 高 越
ネズミ年コロナコロナで暮れんとす 菜の花
11 定年の職場勤労感謝の日 石の花
15 錦秋に感涙二度の市長賞 はなぶさ
10 冬鴎兄弟喧嘩は古代より 石の花
14 小春日や昭和のままの回覧板 べいこう
おでん屋にマイ箸のある指定席 高 越
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令和 2年12月 1日~令和 2年12月20日 投句分
紫陽花
第 192 回 披 講
番 号            特 選 5 句 俳 号
18 煤払昔も今も笹持つて 投票 5 票 高 越
峠茶家蒸し饅頭や冬隣 投票 5 票 媛 香
16 朝寒やポスト覗けば休刊日 投票 5 票 媛 香
21 平穏の日々願い寒流星 投票 4 票
17 10億を夢見て並ぶ師走街 投票 4 票 菜の花
最終更新日時 R 2.12.27 PM 12. 0
 紫 陽 花 の コメント
   「コロナウィルス」の蔓延が三度猛威を振るってきました。残念なことですね。
    経済とGOTOの制限と両立中々困難ですね。あらゆる接触を避け感染に注意しましょう。
    とにかく予防に気をつけて、頑張って来年も俳句を楽しみましょう。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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若草句会 掲示板
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◇◇◇高 越 の つぶやき◇◇◇ 
 

コロナウィルス対策で、家に籠る日が多くなっていますが、句会の皆様お変わりありませんか?

私は毎日時間を持て余しておりますが、ふと気が付いて

奥の野原の「過去の俳句」に掲載されている句を再読してはと思い、最近始めています。

彰子先生がお元気な頃で、一句ごとに丁寧に選評と添削をして下さっています。

色々な句会に参加しても、人数や場所の時間制限等で中々これ程の選評・添削は

受けられないのでないかと、改めて、彰子先生に感謝したいと思います。

じっくり読み始めると懐かしいのと、とても勉強になります。

句会の皆様もちょっと前の昔を思い出して再読されては如何でしょうか?

メッセージ交換のコーナーを有効に使って、感じた事や聞きたい事、言いたい事など

使用して、コロナに関係なくインターネット句会の特典を生かしましょう

気候不順のをり、皆様のご健勝と御精吟をお祈りします。

 
◆ 一般的に季語の選択では現在又は少し先の季語を使うようにしたい。過去の作句は季語を置き換える。
◆ 季語は、正確に書きましょう、また季語には送り仮名は不要です。
   句の内容はいいのですが、季語は歳時記の表現に合わせた方がいいので「祭り」の「り」をのぞく除く。
 

      俳句を詠む時に気を付ける事の一つに

  ● テレビのプレバトでの夏井いつきさんや句会の指導者もよく言う事は

      俳句は「全部を言ってしまわないで、読み手に想像させる」

      別の色々な読み方がされるほど面白く楽しい俳句になると思いますが、、、

  ● 季重なり」については

      媛香さんのおっしゃるとおりと思います

      1句に1季語に越したことはないが、どうしても適当な語句が出て来ない

      場合はやむ得ませんよね。

      テレビの選者や句会の指導者が言うのは

      俳句は文字しかないので、季語を二つも使うのはもたいないし、どちらの季語に

      託すか句の焦点が曖昧になり、季語の持つ意味、役目が弱くなる。

      止むを得ない場合は、二つの季語が主と従の関係、強弱になる様に選べば問題ないと言われます。

      「俳句は短い詩なので省略が大切、省略して後は季語に託す」、そして「読み手に任せる」と。

      「熟練者は別として、なるべく1句に1季語とし句の焦点を絞る。」と

      ついでに「1句に1動詞、また助詞の使い方に注意して句が季語の説明文にならない様に」と

      入門書にありました。

       でもやはり一句一季語でやりましょう。ついでに一句一動詞で作りましょう。

    番 号       俳句 及び コメント・詠替え等
    ◇ 1番 おでん屋にマイ箸のある指定席
コメント ※「My箸」:嘗て流行した、店に自分専用の箸を置く。
 「マイ箸」が今から先で通じるかどうか?
詠替えて ※おでん屋にMy箸並ぶ指定席
    ◇ 2番 峠茶家蒸し饅頭や冬隣
コメント ※[冬隣](秋の季語)でもいいが今の季節に合わすと
詠替えて ※峠茶屋の蒸し饅頭や息白し(着膨れて/冬休 等)
    ◇ 3番 頬張りて湯だめうどんに柿パフェ
コメント ※下五が4字。「柿パフェ」は季語?別の冬の季語で
詠替えて ※寒稽古終へて熱々うどんかな
   ◇ 4番 ネズミ年コロナコロナで暮れんとす
コメント ※「コロナ」がウィルスだとは先では通じないかも。正し
 くは「新型コロナウィルス」。詩情が無く俳句に不向き
詠替えて ※数え日やコロナウィルス治まらず
 コロナウィルス蔓延(はびこ)るままに年暮るる
   ◇ 5番 冬の夜の断簡語りかけてくる
コメント ※「断簡」?:きれぎれになった書き物とか(広辞苑)
詠替えて ※?
   ◇ 6番 霜月や卓球励み歳をとる
コメント ※句の内容に対し季語が効いているかどうか?
 作者の意とする事と合わないかも知れないが
詠替えて ※歳なりの卓球励み年暮るる
   ◇ 7番 初冠雪四国山脈澄み渡り
コメント ※歳時記に「初雪」はあるが「初冠雪」が見当たらず
詠替えて ※初冠雪の催ひ四国へ山眠る
   ◇ 8番 葱きざむ母の手白く厨にて
コメント ※「葱刻む」のは厨だから「厨にて」は説明し過ぎ
詠替えて ※葱きざむ白き母の手リズミカル
 菜切り持つ白き母の手白き葱(菜切り=菜切り包丁)
   ◇ 9番 感染が止まらぬマスク大都会
コメント ※それぞれの言葉がバラバラになった
詠替えて ※感染の止まらぬ都会冬ざるる
 国挙げて感染止めよマスクして(標語みたいが)
   ◇10番 冬鴎兄弟喧嘩は古代より
コメント ※中八文字
詠替えて ※ 
    ◇11番 定年の職場勤労感謝の日
コメント ※定年の近い職場なのか、既に定年した職場か?
詠替えて ※この職場最後の勤労感謝の日
    ◇12番 御厨人窟(みくろど)の燭明揺るる寒怒濤
コメント ※「御厨人窟」:室戸岬の札所近くの海辺にあり、弘
 法が修行した洞窟。空海の名前が生まれた所とある
詠替えて ※御厨人窟の燭明揺らす寒怒濤
    ◇13番 谷紅葉心安らぐ大瀬路に
コメント ※「大瀬」は地名? 前後入れ替えて。 谿(たに)
詠替えて ※大瀬路の心ときめく谿紅葉
    ◇14番 小春日や昭和のままの回覧板
コメント
詠替えて
   ◇15番 錦秋に感涙二度の市長賞
コメント ※何の賞か具体名を入れると読者に分かりやすい
詠替えて ※?
   ◇16番 朝寒やポスト覗けば休刊日
コメント ※~すれば(覗けば)~は説明の言葉
詠替えて ※休刊日気付かず寒空のポスト (破調の句)
   ◇17番 10億を夢見て並ぶ師走街
コメント ※「10億円」と正確に。上五は字余り可。切れ字を。
詠替えて ※10億円夢見て並ぶ師走かな
  行く年や10億円の宝くじ
   ◇18番 煤払昔も今も笹持つて
コメント ※「笹持って」(ああそうですか)で終。夏井いつき流
 煤払いの場所や人の状況を。TVからでは不可能
詠替えて ※煤払終へざぶーんと道後の湯
   ◇19番 卓球十歳秋高し舞う笑顔
コメント ※句の意味は??
詠替えて
   ◇20番 どの山も黄葉景で覆ふなり
コメント ※この景を「山粧ふ」と言う季語一つでぴったりです。
 この景を見てどの様に感じたかを詠めばいいのでは
詠替えて
   ◇21番 平穏の日々願い寒流星
コメント ※中七が字足らず。「寒星」は季語、「寒流星」は?
詠替えて ※平穏な日々をと冬の流れ星
 
  
       ◆作者の句意と異なるコメントもあるので作者の意見を是非メールして下さ
    
    
    
    
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
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